ドゥバン・サパタはローマのメインターゲットだ。このコロンビア人を首都に呼び寄せるための交渉は直前でストップしている。ガスペリーニ監督はローマを助けるつもりはなく、サパタを開幕戦で起用して、昨日ヴィラ・スチュワートで予定されていたメディカルチェックも止めさせた。
ローマは即金で500万ユーロ、ボーナスで追加の500万ユーロを支払うつもりで、これはすでにアタランタとクラブ間で合意に至っていたが、この交渉の一時ストップにより、22日の夜にサパタはアタランタ首脳陣と会い、再度移籍を願い出た。
一方、ジャッロロッシはプランBを検討している。それが元インテルおロメル・ルカクで、彼はチェルシーで構想外となり、移籍濃厚と言われていたユヴェントスの可能性も消滅した。
チェルシーがルカクにつけた値札は3~4,000万ユーロで、レンタル移籍は考慮していない。これはローマでは購入不可能な金額だが、チアゴ・ピントGMは、サパタ獲りが失敗した場合、メルカート最終日にチェルシーに改めてレンタルでのオファーを出して、一時的な解決方法としてのローマ入りを提案するつもりだ。その際は1200万ユーロ以上の移籍コストがかかると言われている。
スタッツで比較すると、ルカクよりはゴール方向にドリブルを施行するサパタの方がモウリーニョ監督向きではある。とはいえ、どちらが加入しても当面はパーク・ザ・バスを学ばねばならないので、必要なのはフィジカルや技術よりも戦術適応力かなと思う。
コメント