バイエルンミュンヘンに対するバルセロナの敗退は多くのサッカーファンに衝撃を与えたが、遡ること2シーズン前にもバルサは同じ過ちをしている。それがオリンピコの奇跡と呼ばれる、1stレグで4-1で勝ちながらも、リターンレグを3-0で落としてアウェイゴールの差で敗退した我々ロマニスタにとっては永遠に語り継がれるであろう試合だ。SKYSPORTSは当時を振り返るために、オリンピコの奇跡の主人公の一人であるファン・ジェズスにインタビューをしている。
ジェズス「8-2は不思議な結果だね。でもバイエルンが素晴らしい試合をしたということかな」
2年前のローマ対バルセロナはロマニスタにとって伝説の一戦です。
ジェズス「あれは忘れられない試合だよ。ぼくたちはあれを『闘い』だと思いながら準備した。試合までの3回のトレーニングでぼくたちは手ごたえを感じていた。メッシと一人で戦うことはできない。チームとしてのみバルサを倒せるのだと思った」
どうやってメッシを抑えたのでしょうか?
ジェズス「ぼくはナーバスになっていたけど、デ・ロッシ主将やマノラス、コラロフ兄さんたちチームメイトが励ましてくれたおかげで落ち着いてプレーすることができた」
バルサはリバプール相手に翌シーズンも同じミスをしました。
ジェズス「でもそれはサッカーでは起こり得る事。誰だってローマがバルサに逆転するなんて考えもしなかった」
バイエルン戦のメッシは・・・
ジェズス「これは一人の選手として言うけど、浮き足立ったり、慌ててしまえば、どんなに才能があっても難しいと思う。メッシは一人でプレーするわけじゃない。だから彼に責任を押し付けることはできないよ。メッシと共に試合を変えられる選手がいなければ難しい結果になってしまう」
もしもメッシがイタリアに来るならば、あなたは彼を止める方法を知っていますね。
ジェズス「彼の攻略法は虎の巻に書いてある。試合前に読み返すとするよ(笑)なんてね。でもメッシは世界最高の選手。たまたまオリンピコで上手く行っただけ」
次にサルデーニャ島で会えるかどうかはあえて聞きません。(カターニャ移籍が噂されている)
ジェズス「今年は異例のシーズンだった。夏休みが明けてなにが起こるか、全てが上手く行けばいいね」
今回はチャンピオンズリーグに関連して、ジェズスがインタビューを受けていましたが、そんな彼の生い立ちからこれまでを語ったロングインタビューをnoteで購読できます。ミスをすれば容赦なく叩かれるプロの世界ですが、誰しも人並みならぬ努力の末にピッチに立っています。ぜひジェズスの物語を読んで、もっと彼を知ってもらえたらなと思っています。
コメント