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今夜もナイトメア 第1話「暖かい…」の巻

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長澤茉里奈を見ていると、かわいいな、付き合いたいなというよりも「俺じゃ無理だよ、こんな天使みたいな子釣り合わないもん」といった感情が先行して、いつしか、長澤茉里奈の彼氏ってかっこよくて優しい奴なんだろうな、ホントまりちゅうには幸せになって欲しいよ、と会った事も無いのに一方的に幸せを願いつつ、もし現在既に幸せだった場合、幸せでないだろうという仮定に基づいた「幸せになって欲しい」という発言は実に失礼にあたる訳で、そうなると俺に彼女の為に考えてやれる事など、すっかりなにもなくなってしまったのである。
俺は自分の浅はかさに死んでしまいたかった。燃え尽きるくらいなら消え失せてしまいたかったと言い換えてもよい。単なるロマニスタが身の程知らずで、ただ幼稚にまりちゅうが好きというだけで、デ・ロッシがボカを辞めた理由同様、実際は彼女の何も理解していない。ドルオタが湿ったシャツを投げつけてくるような、そんな感覚に襲われ、俺はその場に立ちすくんだ。
でも、迷走気味のグラビアアイドルが、急に麻雀の番組出たり、パチンコの営業行ったり、ラーメン好きアイドルを名乗り始めるように、まりちゅうも最近節操ないというか、ストライクゾーンを広げようとしてるというか、実際彼女ラーメン食べたり、パチンコ店行ったりしてる。

君の本当にやりたい事はそんなんじゃないのかなとか勝手に思って苦しい。お金、あるのかな?とかも一応心配してる。5万くらいなら無利子で貸せる。いや、だってまりちゅうに貸せるってだけでもう利子貰ってるようなものじゃないですか。てなことを、ローマ速報の中の人である如月が考えているその頃、まりちゅうはパチンコメーカーの社長(ITベンチャーの社長の次くらいに女優抱いてそう)との接待の席にいた。パチンコメーカーの社長は、どうしてもまりちゅうを送りたいと申し出て譲らず、彼女の住む三鷹市のマンションまで黒塗りのセンチュリーを飛ばした。彼はこの手のグラドルがどの程度の部屋に住み、何を欲しがっているのか熟知していた。グラドルが欲しいのはステータスじゃない、金だ。だから私はモテるんだ。お前たちは俺の財力をしゃぶりつくせばいい、俺だってお前らにたっぷりしゃぶってもらうんだからな。

黒塗りのセンチュリーが到着すると、そこは三鷹市で唯一のハイタワーマンションだった。数年前、23区外にも関わらず木村拓哉家族が引っ越してくると噂されたほどの高級マンションで、その雄々しくそそり立つ建造物に社長の股間は萎えた。こんな場所に暮らすグラドルにはもうパトロンがいるに違いないと彼は直感した。黒塗りのセンチュリーはまりちゅうを降ろすと、よろめくように蛇行しながら大通りへと姿を消した。

まりちゅうは、お辞儀した頭を上げた後、マンションのエントランスに入り、ポケットから出したカードキーを、宅配ボックスエリアの脇にある幅80センチほどの扉にかざす。その先は清掃業者の待機室で、清掃員のおばさんが「あら長澤さん、今日シフトだっけ?」と声を掛けてきた。まりちゅうは「あ、いえ。あの、いつものやつです」と軽く会釈して待機室を通り抜ける。すると、そこはマンション裏の清掃員用のごみ集積スペースで、そこから裏通りへ抜けた先にある安普請なアパートが彼女の住居だったのである。

ハイタワーマンションは五月蠅い男たちを追い払う為のギミックで、このアパートこそ事務所が借りてくれた部屋だった。家に帰り、本当は嫌いなビールを訓練と思って飲んだ。麻雀を覚えるために哭きの竜を読み、プロのグラビアアイドルに天敵のラーメンもSUSURUTVを観て勉強した。ノートを閉じると既に日付は変わっていた。早朝には、1人で茅ヶ崎のパチンコ店へ営業に行く。茉里奈、負けるな。いつ叶うかわからない女優の夢を諦めない。尊敬する小松菜奈の写真を見ながら自分にそう言い聞かせると、フードにクマの耳がついた着ぐるみタイプのパジャマを着て、部屋で自撮りした画像をインスタにアップして布団に潜り込んだ。

そして「母ちゃんが買ってくれだこの熊っ子のパジャマが1番あったけ」と独り言をつぶやいてスマホの電源を落としたのだった。

その時の写真がこれ。

嘘です。

さて、ローマちゃんについて書いておこう。まず前節退席処分となったフォンセカ監督は、懲罰委員会から、攻撃的な態度と言葉を用いたとして、次節ベンチに入ることができません。副監督のカンポスさんは、昨シーズンのインタビューで「コーチ陣は監督と同じものを共有している。フォンセカがいないときの為の自分です」とその為のNERVです的発言をしました。この論拠は、以前note版に書いていますのでご興味あらばぜひ。

最後にローマらしい(?)ニュース。
サッスオーロ戦で、絶好のシュートチャンスにジェコにパスを出したペッレグリーニのイケメンQBK事件ですが、これが波紋を呼び、キレたファンが彼のインスタを襲撃しました。プロとして競技の批判は受け入れるべきものですが、そのバッシングが次に生まれるお腹のお子さんに及ぶと、さすがのロレンツォも黙っていられなくなり、インスタの更新で怒りをぶちまけたのです。

ペッレグリーニ「あんた達はおしゃべりを止めず、誰も彼もを侮辱するんだな。この負け犬め。ぼくたちは走り続け、このユニフォームの為に戦うよ。さあ行こうローマ!フォルッツァ、この偉大なチームよ」

だんだんトッティぽくなってきたじゃんという感じでしたが、如何せんこの『負け犬』という表現が良からぬということで(正しくは負け狼でしょう)、即座にイケメン謝罪する事態となりました。クラブは、フィエンガ社長の方から「本人が至らないのはもちろんだが、ペッレグリーニはローマの至宝、未来であり、我々は彼を支持する」との言葉がありました。うちのイケメン曰く「選手である前に1人の人間なんだよ」というのが怒りの理由だそうです。
このように、ローマ生まれの人間でも熱いロマニスタと折り合い付けるのはなかなか難しい。

近年では、コラロフが「サッカーファンはサッカーを知らない」と言って、ロマニスタとの関係が悪化していました。このロレンツォの騒動が今後ティフォージにどう受け止められるのか気になります。文字通りプレーで黙らせればいいとは思いますけどね。

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