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【パジェッレ&レビュー】ラツィオ 0-0 ローマ

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【ローマダービー】セリエA第12節 ラツィオ 0-0 ローマ | ASローマ速報〜ROMANISMO (asromasokuhou.com)

・Rui Patricio 5.5

シュートストッパーとしては良かったと思うし、ポスト直撃のピンチも良く反応して飛べていたと思います。なので、あの謎のCKを与えたシーンさえ存在しなければ6.5点でしたが、余りに見ていて吐き気を催すグロシーンだったので、残念ながら-1点です。

“前半を除くと相手が彼を苦しめることはあまりなかった。最初のピンチはポストに守られたが、Romagnoliのヘディングシュートのシーンでは素晴らしい反射神経を見せた。” (by Il Romanista)

・Mancini 6.5

PedroとImmobileと言う厄介な相手と入れ替わり立ち代わり相手したが、イエロー1枚の代償で済んだのは大きい。身体の強さをエリア内でも示せた。

・Llorente 6.5

Immobileの決定機を防いだだけで十分な仕事ともいえるが、試合を通じて最終ラインを統率し続けた点を何より評価したい。

・N’Dicka 6.0

彼の所為だけとも言い難いが、サイドをぶち抜かれるシーンが多く少し冷や汗をかいた。もう少し攻撃時も前に出ていい気がするが、今節は仕方ないか。実は一番ボール触っておりました。

・Karsdorp 6.0

彼のRomaでのキャリア2得点目はならなかったが、彼がエリア内で何度もシュートを打つこと自体がレアなので、明確にプレー自体が変わっている感じ。でも、入れて欲しかったな…。

・Cristante 6.5

明確にオフサイドだったが、ポジショニングとしては良かったはず。戦術的に余り前に出なかったのだろうが、もっと攻撃面で存在感を見たくなってきている自分がいる。守備貢献は言わずもがな。

・Paredes 6.0

敵を外す動きは良かったが、周りの配置もあり横方向のパスが多かったのが勿体ない。乱闘乗り込み隊員としても機能したが、実際には乱闘は起きなかった。

・Spinazzola 6.0

ポイントポイントで彼の良さは出ているが、ひとつひとつのプレーから全盛期であれば…という印象が漂ってしまう。正対した時の選択肢や脅威が衰えている感が否めない。

・Bove 6.5

試合における存在感は1番合った選手なのでは。エリア内でボールを足下に収められていたら…と思うが、運動量も考えると無茶は言えない。Cataldiを見るというタスクが明確だったこともあり活きた試合だった。

・Dybala 5.5

瞬間瞬間では凄みは感じさせたものの、敵も人数をかけてクイックに対応してきたため決定的な仕事は出来なかった。取り合えずシュート打っちゃって欲しいみたいな瞬間はあった。

・Lukaku 5.5

彼の責任ではなく余りに彼にボールが届かなすぎる。逆に彼がボールを持った瞬間の単独突破は魅力だった。ならもうカウンターサッカーで良い説ありません…??

・Celik 6.0

もっとプレー時間を与えて欲しい。流石に優先順位が低すぎる。なんかおいたした?

・R.Sanches 6.0

そもそも今日のBoveの位置の交代枠で使う選手なのか?という所はある。持ち上がりが魅力なので、もっと後方からチームを押し上げる役目を与えたかったか。

・Kristensen 6.0

遂に左サイドを任させられるとは…。それほどに信頼されてるのか、逆に全くされてないのか…。

・Azmoun 6.0

プレー時間は短かったが必死さは見て取れた。ただまだ連携面での伸びしろはありそう

・Mourinho 6.0

ちょっと交代が遅すぎる気はしたが、多分そもそもが「負けない戦いをしながらあわよくば1点取って勝ってやろう」な試合設計だったと思うので、及第点かと。

“Derbyでは3試合連続無得点。Romaはいつ得点してもおかしくないように見えたが、最も美しい瞬間にブレーキがかかり、最後には失点しないように祈るより他なかった。交代策には納得感が無い。” (by Leggo)

総評

勝つ可能性だってあった気はするし、負ける可能性だって等しくあった。つまり引き分けるべくして引き分けになった試合。こう言った0-0の試合は、両チームの意図がハマりながらも均衡が崩れない試合が多い為、やはり見どころがある。
この試合は負けられないDerbyの中、Lukaku、Dybalaの2人のタレントが前線に局在するRomaが攻撃陣を活かし切れず守備的に立ち振る舞った試合だったと言えるのではないか。
実にRoma視点で敢えて批判的な大局観で言わせて貰えば”2Topの2人を除いた8人のRoma”対”2CBの2人を除いた8人のLazio”の戦い、つまりはLazioがポゼッションする攻撃のフェーズにおいては、RomaのWBの守備力を考えるとLazioの両サイドの攻撃力に分があることは結構明らかである。
この試合はRomaの3CBの両サイドが早い時間にイエローを貰ってしまったことも影響したのもあるが、敵の中盤と前線の左右はポジションを入れ替えながら簡単にRomaのサイドを突破する場面は多く、決定機になり得るだけの形まで持ち込まれる展開はいくつもあった。この場合Romaとしてはこう言った試合展開にさせず試合を支配するためには、両WBの位置を高くとり敵陣でプレーする時間を増やす必要があったと言えるが、敵のSBの巧妙なポジショニング等もあり思ったように高い位置でのプレーは増やせず、またRoma側には最終ラインから敵陣迄ボールを運ぶアイデアが無いにもかかわらず、この試合では敵からボールを奪うポイントも見つけられずで、結局自陣エリア付近までボールを運ばれてしまうパターンが多かった。
結果的にRomaが作った期待の持てるチャンスは余り計算されていたとは考えられない偶発的なショートカウンターが多かったのではなかろうか。
このRomaの抱えるタレントの偏在・局在を解消するのが後半何度か見られたDybalaがおりてくるプレーになるのだが、その時の選択肢が基本的に逆サイドのスペースをSpinazzolaで使うしか明確な選択肢が無かったのが口惜しい所で、敵陣の支配を目指すためにCristanteを一列上げることは基本しなかったあたりにもこの試合全体を通しての最後は5-3-2で守ることへの姿勢が見え隠れしていた。
確かにDybalaは1人で数的不利を覆す力があり、そこにLukakuも加わるとなれば、1回噛み合ってしまえば1点くらい取れてしまいそうなものの様に感じるところはMourinhoに同意してしまうが、実際問題CL圏内を争う直接争うライバルたちはそこまで甘くないというのが分かってきている中で今後攻撃をどうデザインしていくのか正直気になるところ。あと、この3CBの内1人がKumbullaでもこの守備は機能するのか…?は正直不安に感じた。そんな試合でした。
総論、負けるよりはいいけど勝ちたかったよね…。


採点者:くわしん
小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

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