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【ヴェローナ戦 前日会見】デ・ロッシ監督「このクラブは俺が世界で一番よく知っているチーム」

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就任後4日で初陣となるダニエレ・デ・ロッシ監督。まだダニエレを監督と呼ぶことに慣れないぼくですが、今夜の試合は彼の為にも全力応援したい。


あなたが求めるローマは?またはこれまで見てきたローマはどのようなローマでしたか?

デ・ロッシ監督「(笑)俺が笑ったのは質問のせいじゃなくて、思いがけず馴染みのある顔や、思いもよらなかった顔ぶれだったからだよ。ええと、見てきたローマね。そうだな、監督が変わると最初の数回のトレーニングは、みんな全力でやってくれるよな。偉大な監督でも、一般的な監督でも、それは変わらない。そういうものだからね。でも、最初の数回である程度の事は判る。最初に選手が見せたインテンシティが実際にどのくらい維持できるのかを見極めたい。ボーイズは本当に頑張ってくれている。ハードワークしているし意欲的だ。俺が取り入れた2.3の新しいコンセプトを受け入れている。選手たちはまるでスポンジのように俺の考えを吸収している」

フランチェスコ・トッティから連絡はありましたか?

デ・ロッシ監督「ああ、話したよ。俺に幸運を祈るとメッセージを送ってくれた。とても喜んでいるし、とても驚いているとも言ってたな。まあ、俺だって驚いたんだからな。ここ数日、何回か話をしたし、今度会う約束もした。俺の記憶が間違ってなきゃ今アイツは中国にいるはずだ。でもすぐに会うだろうし、俺たちはローマや仕事関係なくいつもこんな感じなんだ」

今シーズンの目標は?

デ・ロッシ監督「シーズン終了後に4位に入っていれば嬉しいね。それが俺たちの目標だ。簡単じゃないけど可能性はある。ただ、監督交代には多くの問題が起こる。俺も1年前にSPALで体験した。あのときだって問題があるとは思わなかったがそうじゃなかった。今のローマも同じことが言えると思う」

改善点は何だと考えますか?

デ・ロッシ監督「数日間ですべてを分析することはできないが、何が上手くいかないのか見極める必要はある。その点、俺は有利だ。なぜなら、ロマニスタとしてローマの試合はすべて観ているからな。他のクラブだったらゼロからすべての映像をチェックしなきゃいけないが、このクラブは俺が世界で一番よく知っているチームなんだ。だから少しだけ勉強時間を減らせたんじゃないかな」

今がローマに戻るタイミングだったのでしょうか?

デ・ロッシ監督「じゃ聞くが、ローマが危機に陥っている今、俺が就任を断るタイミングだったと思うか?」

いいえ、思いません。

デ・ロッシ監督「そうだね。冗談で聞いただけだよ(笑)俺がローマを断ることはない。数年前、ピルロがユヴェントスを指揮したのと同じさ。物事を断る男もいれば、身を投じる男もいる。でも、俺はただローマの服を着るために戻ってきたんじゃない。忠誠心や懐かしさからでもない。俺が監督要請を断るときは、ざっと分析して、チームが平均以下か悪い状態の場合だ。その基準では、ローマは素晴らしいチームだと思っている」

あなたは以前、「俺のサッカー」という言葉が好きではないと話しました。今のダニエレ・デ・ロッシのサッカーをサッカーファンにはどのように記憶して欲しいですか?

デ・ロッシ監督「俺には恐れ多い。俺の敬愛する監督たちが使う言葉だからね。グアルディオラが「俺のサッカー」と言えば、俺たちはみんな彼の話に耳を傾けるだろ?デ・ゼルビ、シメオネ、コンテも同じだ。彼らは皆、「俺のサッカー」で世界を変えてきた。それに比べて俺はまだ彼らのレベルにはない。彼らのようなトレードマークが俺にあるかもわからない。優れた監督は、そのチームのプレーで判るものだ。俺もそれになりたい。シーズンの終わりに誰がローマのプレーを観てもその違いが判るような、そんなローマにできたらそれで満足だ。チームを良いプレーで勝たせた人物、そう記憶させるなら俺はそれだけでいいんだ」

契約延長の条項にヨーロッパリーグの順位は関係していますか?もっと長く指揮して欲しいという話は?

デ・ロッシ監督「ダン・フリードキン会長と、副会長のライアンは私の契約と任期について明確だった。俺が言ったのは「オーケー、判りました」それだけさ。そのとき契約書はなかったからサインこそしなかったが、彼らの提示額が何ユーロであれ、俺はサインしたはずさ。もちろんそんなことキャリアでいつもやることじゃない。俺には自動更新はない、継続条件もない、シンプルな半年契約だ。俺はそれでいいと言った。自分の手持ちのカードで勝負したかった。元ローマのレジェンドとしてではなく、監督として扱って欲しいだけだ。ロモロ(※ローマのマスコットキャラクター)や子供たちとピッチを歩く必要はない。フリードキンズは俺がローマで監督を続けるために死に物狂いで戦うことを知っている。以前ローマにいたことを利用せず、クリーンな仕事を続けようとする監督でありたい。ピッチの上で結果を出そうとする監督でありたい」

<了>


正直デ・ロッシがこんなに早くローマに戻るとは思っていなかったし、就任発表とモウリーニョ監督解任が同日だったこともあり、悲しみと喜びの衝撃がぶつかって中和されて、むしろ無の感情だったのですが、翌日の就任後初めてのインタビューを読んで思わず泣いてしまった。

ずっとローマしか観てこなかったので、サッカー選手って全員帰属意識が高いと思っていたけど、実際自分がサッカークラブで働くと、選手のモチベーションが帰属意識ではないことに気がつきました。家族、生活、サッカーへの情熱、そういったものが選手を走らせているわけで、ぼくが当たり前だと思っていたエンブレムへの忠誠心は、また別の感情なんですね。

つまり、トッティやデ・ロッシが特別だったわけです。でもそれが当たり前だとして、ロマニスタは、レアルやマンチェスターシティに行かずに低賃金でローマに残れと言っていた。とんでもない話だと今更反省しています。

ただ、デ・ロッシが特別とは書いたけど、帰属意識、忠誠心をピッチで表現した場合、それは自己犠牲精神に他ならないわけで、それは別に生え抜きでなくともサッカーで重要なメンタリティです。今のローマで自己犠牲精神を持ってプレーする選手が何人いるか。ペッレグリーニ、クリスタンテ、ボーヴェ・・・実はそんなに多くはない。

デ・ロッシ監督は選手たちへの挨拶で、「このユニフォームのために戦ってくれ」と話しましたが、それは最もシンプルで最も難しく、最も美しいオーダーです。

ピッチサイドのダニエレを見てどんな感情になるかまったく読めないけど、今度こそぼくはダニエレと一緒につまらん夜をやめようと思っています。

コメント

  1. shin より:

    如月さん
    ほぼはじめましてに近いぐらい久しぶりにコメントさせていただきました

    わたしもローマ以外に目移りすることなどこの人生でもないんですけどトッティダニエレがいた頃のように如月さんのページに訪れる頻度も落ちたし、月曜の朝の仕事が気になってリアルタイムで試合をみることも減りました
    モウリーニョが嫌いなわけではありませんでした
    けどここ数年のローマは脱皮を試みて背伸びしようとしたあげく遠回りしたように思いました
    ディバラルカク 
    昔の中学生が携帯手に入れて無敵感にひたったような感覚でしたが結局悲しいかなつまらん夜を脱したとも思えませんでした

    ダニエレが優秀な指揮官とは思えないものの、これが覚悟 これがローマの辿る道だと確信してます
    私も泣きはしませんでしたが公式動画拝見して潤んでここのページに飛んできました

    何の根拠もないですがこの決断はローマがローマに帰る機会になると確信してます
    私も如月さんほどではないですがここ数年1番の祈りを捧げて今夜を過ごそうと思います

    素敵な更新ありがとうございました

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