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選手採点 セリエA第12節:パルマ(A)

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・Pau Lopez 7
彼がいなければ強制キャンプ突入だっただろう。

・Spinazzola sv
結果論として怪我開けの強行出場が仇になってしまった。

・Smalling 6.5
個人としては完ぺきなパフォーマンスだったが、2失点に責任がないとは言えない。

・Fazio 6
黒い包帯姿がめっちゃオサレ。ファッションマンとして見てみると意外と顔が小さくてモデル体型だなーって。一方プレイ面ではディフェンスは硬かったが、純粋な4バックで戦ったため、フィードに苦労していた印象。

・Kolarov 5
惜しいフリーキック以外はほぼ見せ場なし。絶好機のシュートは大きくミスしたし、対人も弱かった。すべては疲れのせい。

・Mancini 5
パルマの攻撃の多くがサイドチェンジかロングボールでマンチーニの頭の上を通過していた、基本的にスピードに翻弄され続けていた。マンチーニにポジションの自由を与えるフォンセカ大作戦を見事に逆手に取られていた。

・Veretout 7
両チーム合わせた今日のマンオブザマッチ。最終ラインまで戻りボールを刈り取り、そのまま展開する姿は完全にデ・ロッシが憑依していた。

・Pastore 5.5
ご多分に漏れずパストーレもお疲れ期に突入していたし、そもそも、ボールにあまり触れなかった。

・Zaniolo 5.5
フィジカルコンディションは良かったが、相手10番、33番の二人に精神的に削られて躍動を殺されてしまった。

・Kluivert 5
信長の野望で言うなら、武力99 政治力1の前田慶次である。こんなに脅威になっていてあれだけ役に立たないプレイヤーはなかなか見受けられない。君はあれか?中学の体育授業がサッカーだった時の空気読めないサッカー部員、もしくはインテル時代のサラテか?と思いました。

・Dzeko 4.5
ワンタッチ目のトラップが流れた時に、「あ、今日は負けるかも」と思いました。すべてのゲージが30%オフだった。

・Santon (⇔Spinazzola) 4.5
少なくとも今日のサントンはセリエAレベルになく、試合を停滞させた張本人になってしまった。

・Under (⇔Pastore) 5.5
誰しもの心にあった一縷の望みこと強烈なウンデル砲が防がれ、実質試合が決まってしまった。判断が1.5テンポくらい遅れてたから、早々に試合感を取り戻す必要がある。

・Diawara (⇔Fazio) 5.5
交代出場後に多少流れが良くなった一方、(ゲームの行方はほぼ決まってたとは言え)最後のミスが失点に繋がってしまった。

・Fonseca 4.5
すべては怪我人が悪いのだが、すべての策を完全に封じられてしまい二の矢、三の矢を用意できず見事に完敗。交代策も悪手だった。

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番外編

・Gervinho 5
立派なカピターノになっていることは嬉しい限り。スモーリングとのマッチアップはエンタメでした(スモーリングが勝ったし)。筋肉トラブルで交代してしまったのは残念。どうせ負けるならジェルビーニョにやられたかったよ……。

総評

スコア以上の気持ちの良いほどの負けっぷりでした。前節のナポリはこういう気持ちだったんだろうな……。
パルマのローマ潰しは見事だったけど、僕は正直好きじゃないですね。審判のファウル判定ラインのギリギリを狙った、ダーティなプレイの連続。最初、かつ最大の被害者は、荒い気性と若さとミックスされている完全非童貞・ザニ君。まずザニオーロがピンポイントで狙われ、イエローを出されプレイを萎縮させられた。その後のスピナッツォーラの怪我による途中交代で、右サイドが完全に死んでしまった(これがローマにとっての大不幸だった)。ジェコは疲れの絶不調、パストーレにもボールが収まらず、クライファートはキレッキレにサッカーではない別競技の”何か“をしていて、これでは点が取れるわけもなく。そしてパルマの速くて荒いサッカーにやられてしまった。当事者だから腹立つけれど、客観的に見たらパルマは見事なカルチョを行ったとしか言いようがない。
フォンセカはパルマの3トップを警戒し、マンチーニの偽ボランチシステムを解き一般的な4バックを敷いたのだと思うけれど、これが見事に躍動感を減退させたし、守備重視で入れたサントンが人智を超えた大ブレーキになり試合が終わってしまった。結果論ですが、フロレンツィだったら違う結果もあり得た可能性は高いでしょう。

ちなみにパルマの44番クルゼフスキはすごくいい選手ですね。テレビゲームのようなロングパスの連続は、思わず見入ってしまいました。

なんとか勝ち点を稼ぎながら怪我人なく乗り越え、インターナショナルマッチウィークに入りたいという甘い思惑は霧散し、勝ち点0、スピナが負傷、新システムも早くも対策されるという三重苦という結果になってしまった。フォンセカ監督もイタリアリーグの一段上の難しさを経験できたことだし、まず選手をリフレッシュさせながら、ブレイク中は精一杯働いて次の道を作ってもらいたいと思います。

しかし悔しいですね。

文、構成●text by mosh

Parma 2-0 Roma | Late Goal by Cornelius Seals the win for Parma! | Serie A

コメント

  1. tatti より:

    クライファートは全くコメントの通り。何かが変われば、マンCのスターリング並みのワールドクラスになると思います。
    ヴェレトゥの時折見せる効果的なドリブルがたまらなく魅力的です。

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      tattiさん
      ローマ速報では紹介していませんが、最近クライフェルトは新しいシュート練習、ポジショニングに取り組み、それがここ数節のシュートの質の変化であり、トップ下の位置に入る動きになっているので、もう少し長い目で見てください。今ローマに必要なのは彼のように空気を読めずに自由にやれる選手のような気もしています。

    • モッシュ より:

      今シーズン、そしてここ数試合のクライファートの個人能力の向上っぷりは目を見張るものがあるので、それだけに惜しい部分が余計に目に付いてしまうんですよね。
      期待に押し潰されるようなヤワなタイプではとても無さそうなのでw、周りのアドバイスに耳を傾けながら健やかに成長してもらいたいですね!

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