AS Roma | Thursday, 14. December 2023 | FC Sheriff |
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3:0
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goals | |
1 : 0 | Romelu Lukaku 11. (Nicola Zalewski) |
2 : 0 | Andrea Belotti 32. / header |
3 : 0 | Niccolò Pisilli 90.+3 (Romelu Lukaku) |
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ウクライナとルーマニアに挟まれた東欧の小国モルドバ王者、シェリフ・ティラスポリをオリンピコに迎えるヨーロッパリーグGS最終節。2021-22シーズンのチャンピオンズリーグで予選から勝ち上がり、サンチャゴ・ベルナベウででレアル・マドリーを破ったダークホースだ。
しかし、快進撃を支えてきたイタリア人監督、ロベルト・ボルティンがこの試合の前に解任になり、現在はそこまでの勢いを維持してはいない。試合内容はほとんど公開トレーニングマッチの様相で、開始11分にザレフスキのクロスに中央のルカクが合わせて早々に先制する。32分にはレナト・サンチェスの浮き球のパスに抜け出したザレフスキが、右のアウトフロントで優しく放物線を描くシュートを蹴る。ボールはGKの手に触れるが、詰めてきたベロッティがヘディングで体ごとネットにねじ込み、2-0で後半に折り返す。
後半もローマは攻め続けた。高い位置でビルドアップを支えたのはレナト・サンチェスだろう。前日会見でモウリーニョ監督はこのようにレナトを評した。
レナトは怪我の再発を恐れてすこしセーブしている。明日は彼がインテンシティを高められることを願っている。個人的観点からも、明日はレナトにとって重要な試合だ。自分が先発すると知っている。そのため、ある種の個別のトレーニングをしてきた。メンタリティも向上している
細かく首を振り、メッセージ性の強いプレーを選択していたのが印象に残った。この試合に限らないが、試合勘の無さであったり、周囲とのイメージが共有できていない部分は目立っていた。しかし、レナトのパスを感じることができれば、これは相当面白いチームになるのではないかという期待感はすでにある。この試合においては、特に前半ジョレンテも司令塔のような頼もしいプレーを見せていた。ローマの勢いやオリンピコのムードに気圧されたところもあるだろうが、すでに敗退の決まっているシェリフは、時間の経過とともに集中力散漫な空気がまん延していった。
後半アディショナルタイムには、この試合がELデビューとなったプリマっ子、ニコロ・ピジッリがルカクのアシストパスからゴールを決めて3-0で勝利した。しかし、同時刻開催のスラヴィアが勝利したため、ローマのプレーオフは確定。2年連続でチャンピオンズリーグからやってきたチームと戦うことになってしまった。
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