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【EL決勝後のコメント】モウリーニョ監督「選手のために私はこれからも戦わなくてはならない」

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まさに死闘だった。150分を戦い抜きローマは敗れた。2年連続のヨーロッパタイトルを賭けて、モウリーニョ監督は多くの犠牲をチームに強いてきた。それが全て水泡に帰す結果となったのだから、今はチームだけではなく、ぼくたちの喪失感も計り知れない。それではモウリーニョ監督の試合後のインタビューをご紹介したい。


SKYSPORTSのマイク

モウリーニョ監督「これがサッカーだと選手たちに伝えた。私たちは肉体的にも精神的にも今、疲れ果てて死んでいる。結果は不公平だが、自分たちを誇りに思っている。試合に負けることはあっても、尊厳やプロ意識を失うことは絶対にない。私はこれまでヨーロッパの決勝を5回戦い、5回勝利した。今夜は敗れたが、うちの子たちはすべてを捧げてくれた。だから胸を張ってローマに戻る」

ディバラは泣いていました。 誰もがこのクラブを愛しているのだと判る瞬間です。

モウリーニョ監督「誰もがこのマッリャ(ユニフォーム)に愛着を持っている。物事に真剣に取り組み、常にすべてを捧げている。ディバラは泣いたが、それは人それぞれで泣いていない選手もいる。でも間違いなく全員が悲しんでいる。それが事実だ。不公平だと感じているからこそ疲弊して家に帰るんだ。私たちは素晴らしい試合をした。英国人の主審はまるでスペイン人のような笛を吹いたが、我々は雄々しく戦い、すべてを出し尽くした。しかしこちらにはイエロー、イエロー、またイエローが出て、ラメラには2枚目のイエローは出なかった。その後PKを蹴るのだから不当だ」

誰もがあなたの今後について知りたがっています。もしも残留するのであれば、それはこの悲しい瞬間にこの上ないニュースになると思いますが教えて頂けますか?

モウリーニョ監督「今後について?月曜から休暇に入るよ。月曜日までならローマと話し合う時間はあるが、それ以降なら休暇の後になる。ただこれだけは言っておく。私は今夜戦ったこの子たちのために戦わなければならない。戦わなければならないが、それが残留するという意味ではない」

では近々クラブと交渉をするのでしょうか?

モウリーニョ監督「私は自分を誠実な人間だと思っている。数か月前にフリードキン会長に、もしも他のクラブと接触することがあれば、一番最初に知らせると伝えた。私は秘密裏に交渉をするつもりはない。常にオープンでありたいんだよ。12月にポルトガル代表監督のオファーを受けた際もすぐにクラブに話をした。現在はどこのクラブとも話をしていないし、ローマとはもう1年契約をしている。客観的に見てそういう状況なんだ」

DAZNのマイク

モウリーニョ監督「試合前に選手たちにはこう話した。「今夜、私たちはトロフィーを持って帰るか、死んで帰るかどちらかだ」と。そして私たちは死んで帰る。選手も私も死ぬほど疲れた。肉体も精神的にもタフな決勝だった。このような審判には慣れているが、まさかそれがヨーロッパリーグの決勝だとは思いもしなかった」

ローマでリスタートするのでしょうか?

モウリーニョ監督「月曜日には家に帰りたいが、日曜日に試合にも出たい。ただし、最終節に出られないのでオリンピコには行けないんだ。とにかく今は疲れた。休暇が必要だ」

ローマに残留する条件はあるのでしょうか?

モウリーニョ監督「もちろん。月曜までは確実にローマに残る」

公式会見のマイク

モウリーニョ監督「この数週間、トロフィーか死かと言い続けてきたが、今は肉体も精神も死んでいる。ハイレベルで高いインテンシティのタフな試合だった。しかし、ヨーロッパリーグ決勝でこのようなレフェリングが行われると本当に打つ手はない。私はうちの子たちに常々、試合には負けても、プライドを無くすなと話している。事実、私はこれまで5度の欧州制覇を成し遂げたが、今夜ほど誇らしく帰路につくことはない。なぜならば私たちはすべてを出し切ったからだ。PK戦のときも懸命に働いた。PKは一人で蹴るのではなく、全員で蹴るものだ。セビージャにはおめでとうと言いたい。そして、私の息子たちにも拍手を送りたい。私はローマに残りたいと思っている。選手たちには今以上の価値があり、私にも今以上の価値がある。これからもここで戦いたいが、誰かのせいで勝利を奪われたと言うのに疲れ切った。だからある条件を満たしたうえで来年もローマに残りたい。来季のCLは逃したが、私たちの陣容はチャンピオンズリーグ仕様ではないのだからそれは丁度良い。次のヨーロッパリーグに出場するために日曜日に勝利しなくてはならない。ヨーロッパの大会に戻りたいんだよ」


これらの発言から、モウリーニョ監督はあと1年ローマに残り、選手たちと戦いたいが、自分の価値という物差しで考えた時、今の状況で次のシーズンに突入することはできないと考えている。その価値とは、ひとつは契約延長、そしてもうひとつが自身の能力に見合う戦力強化だろう。これはFFPで縛られているローマにとってとても高いハードルだ。そのどちらもできないのであれば、オファーを検討していくことになるだろう。

個人的にはヨーロッパの大会に出ないローマが、カンピオナートでどのように戦うかを見たい気持ちもある。と同時に今のローマが一発勝負向けにチューニングされたチームであることも事実。ELを落としたことでリーグ7試合未勝利という問題だけが残った。負の戦績を断ち切り、最終節を有終の美で終えたい。

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