サレルニターナを迎えて行われるセリエA開幕戦で、出場停止のモウリーニョ監督に代わり、ベンチに座るのはイタリアサッカー界のレジェンドであり、ローマの大バンディエラでもあるブルーノ・コンティだ。ホームスタジアムのチケットが34試合連続ソールドアウトという社会現象を巻き起こすローマで、誰もがモウリーニョ監督を観たがっている。この試合でモウリーニョ監督がどのようなメッセージでティフォージを沸かせるのかはまだわからないが、現在ジュニアユースでテクニカルコーディネーターとして働くコンティが、ローマの為にテクニカルエリアに立つ姿は、その代わりとしては申し分ないだろう。
コンティはこの申し出に迷いはなかったのだと言う。
まず最初に、このチャンスを与えてくれたジョゼに心から感謝したい。良い影響を与えられるよう全力を尽くすつもりだ。また、私を歓迎してくれたコーチ陣、スタッフ陣にも感謝したい。個人的には、このクラブをけん引するフリードキンズにもお礼を言いたい。ローマから電話がかかってきたら、出ないわけにはいかない。ローマから声がかかったら、答えないわけにはいかない。
「ジョゼ・モウリーニョはコンティの代役に満足している。
ブルーノが私の席に座ることは、私にとって名誉なことだ。初めて彼と話したとき、すぐに彼の熱意と情熱を感じたよ。日曜日はロマニスタと共に、彼がローマをさらに後押ししてくれると確信しているんだ。
モウリーニョ監督、副指揮官のサルヴァトーレ・フォティが資格停止処分であることから、コンティにお鉢が回ってきたが、これは形式的な意味合いも含まれており、実際にはアスレチックトレーナーのステファーノ・ラペッティが指揮を執るはずだ。その中でコンティがどのように満員のオリンピコの観客をまとめ上げるのか期待したい。
コメント