7月4日、トリゴリアのプレスセンターでネマニャ・マティッチの入団会見が行われた。プレミアリーグでブレイクしたミッドフィルダーをチアゴ・ピントGMはメディアに紹介した。
ピントGM「これまで公式戦600試合、プレミアで300試合、チャンピオンズリーグも50試合以上をプレー、9つのタイトルを獲得した選手について、私から説明することはないと思う。ただ、GMとしていくつか話をしておきたい。まずこれだけの輝かしい経歴の選手であれば、色んなクラブを選ぶことが可能だが、その中でローマを選んでくれたことを誇りに思っている。チームとは、個人と集団の資質だけでなく、メンタリティ、個性、野心によって築かれるものだとすれば、これだけのキャリアを歩んできたマティッチがローマを強く望んでくれたという想いは誇りに繋がる。彼の存在はピッチの内外だけでなく、勝者のメンタリティ構築に於いても我々を助けてくれるだろう。それでは質問をお願いします」
イタリア語、それとも英語で話しますか?
マティッチ「3か月後にはイタリア語で頼むよ(笑)」
あなたはジョゼ・モウリーニョ監督のチームで多くプレーしています。その記録は118試合で、これを超えるのはフランク・ランパードだけです。
マティッチ「モウリーニョ監督と再会できるのもローマを選んだ理由のひとつなんだ。もちろんローマは素晴らしいクラブで、どんな選手にとっても魅力的だし、その一員になれてうれしいよ。モウリーニョと最も多くプレーしたのがランパード?
オーケー、ローマでその記録を破ろう(笑)まあ冗談はさておき、ジョゼとの再会、さらにはローマの未来とも言える才能あふれる若者がいるローマの一員になれて幸せなんだ。トレーニング初日が待ちきれないよ」
マンチェスター・ユナイテッドから多くの選手が去っています。あなたもその一人ですが、いったい何が起きているのでしょうか?なぜあなたはプレミアリーグを去ることにしたのですか?
マティッチ「マンチェスターユナイテッドで8年過ごして、新しい挑戦の時期だと感じたんだ。今のローマは誰にとっても大きな魅力を感じるクラブだと思う。それにセリエAも面白い。このリーグで私に何ができるのか、それがマンチェスターユナイテッドを辞めた理由なんだ。プレミアでプレーする選択肢もあったけど、イタリアは年々面白くなってきたし、新しい経験を選んだってわけだよ。もちろん加入して、ここからが本番だけど、この選択が間違いじゃないと信じている。マンチェスターユナイテッドに何が起こっているか?彼らはここ最近タイトルから遠ざかっているが、素晴らしいクラブには変わりはない。これからもっと改善されていくだろうし、成功を願っている。私はユナイテッドで幸せだった。そして最高のクラブの一員であることに誇りを感じていたよ」
移籍交渉は短期間で合意に至ったとのことですが、モウリーニョ監督の存在以外で、カンファレンスリーグの優勝がその選択に影響したのでしょうか?
マティッチ「ピントGMが仰られたように、クラブビジョンが私の考えと同じだったので交渉は迅速に行われた。カンファレンスリーグの結果は関係なかったよ。決断はとても簡単であり、私が一度こうだと決めたら、それを変えるのはとても難しいのさ」
ランパードとペッレグリーニに類似性を感じますか?また他にローマの選手を知っていますか?
マティッチ「ローマの選手はほとんど知っているよ。試合も何度か見ているからね。その中でもペッレグリーニは最高の選手の一人だと思う。偉大な選手で、ピッチの上で分かり合えると確信しているよ」
<了>
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