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【冬のメルカート総括会見】チアゴ・ピントGM「ローマは何よりも尊重されるべきもの」

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拗れていたザニオーロ問題もガラタサライ移籍で幕を閉じた。昨シーズン根気強く使い続けたモウリーニョ監督だったが、今季はディバラが加入したことでその庇護が外れた。23歳になり、優遇されなくなって、甘やかされなくなったことで、本当のプロの闘争の世界に放りだされたザニオーロは、自身の待遇やロマニスタたちの批判を不平等だと考え始めた。

彼はローマでゴールを目指さず、新しく甘えさせてくれる居場所を探し、その結果ローマを去ることになったのだから、この移籍はローマにキャピタルゲインを生み出さなかったものの、精神衛生上お互いにとって良かったはずだ・・・少なくともそう考えるしかない。これでローマのメルカートも無事閉幕。ということでピントGM恒例の総括会見をご紹介しよう。


ザニオーロの移籍ミッションは満足していますか?

ピントGM「なかなか順調な滑り出しだな(笑)ザニオーロについては、自分の責任を隠すことは出来ないだろう。事実1週間前にはより大きなオファーが届き、 実現していればローマは前線の補強に乗り出していたからだ」

獲得はモウリーニョの理解を得られているのでしょうか?

ピントGM「まず申し上げたいのは、人々が私と監督の対立を噂していることだが、事実として私たちは毎日一緒にランチを食べて、毎日ローマの為に働いているということだ。カンピオナートは28試合あり、ミッドウィークにも試合があるから、全日程を戦うのはとても困難で、その中で私は選手たちのコンセンサスを得られるような環境作りを目指しているし、それには監督やスカウトチームと連携を取ることが不可欠だ。それでも上手くいかない選手がいるならば、その責任は私が負う。ヴィーニャやショムロドフが完全にフィットしなかったのは私の責任だ」

冬のメルカートには満足していますか?

ピントGM「満足はしていない。これまでの会見では、チームが強くなったと話してきたが、この冬はそうではない。新たな補強としてワイナルドゥムの復帰を待っている。満足できない理由としてザニオーロを挙げることができるだろう。彼のコントロールが困難になり、誰もが満足いく解決策を探していたが上手くいかなかった。また、ソルバッケンも、ファイナンシャルフェアプレーの和解協定によりUEFAリストに加えることが出来なかったが、これが今後私たちの経験となることを願うばかりだ。ボーンマスが私たちに提示した金額で、ローマは必要な補強が可能になるはずだった。でも実際にそいはならなかったのだから、市場は満足いくものではない」

ではボーンマス移籍が実現していたら新加入があったということですね。

ピントGM「そうだ。ザニオーロを引き取ってくれたクラブに敬意を示すために明言は避けるが、彼が移籍を願いでたとき、まだ市場は15日の余裕があったからね。ただ、今日の会見でザニオーロついてだけ話すのはあまり気分の良いものでは無いね。誰もが彼の話をするということは、彼はそれだけ愛されていたということだ。そんな彼がローマで練習をしたくないと言うのだから、その点にメルカートで対処できたのは良かったと思う。クラブの歴史は選手と監督が創るものだ。しかし、今回の一件でクラブも私もみんながザニオーロに失望した。彼はとても愛されていた。だが、ローマのユニフォームを拒否するならば、それはどんな議論をも超えてしまう。ローマの物語はこれからも続く。それはザニオーロや私たちのことよりもはるかに重要なものだ」

スモーリングとエルシャーラウィの状況は?

ピントGM「2つの異なる状況だ。スモーリングは5月までに彼が決めて、エルシャーラウィは私たちと一緒に決める」

モウリーニョ監督はメルカートの諸問題を理解しているのでしょうか?

ピントGM「むしろ、モウリーニョ監督は、そういった物事に最初に配慮してくれる人なんだよ。ザニオーロの話に戻りたくないが、彼がボーンマスを拒否したことで、我々の状況は困難に陥った。彼が移籍を受け入れていれば、チームは目標達成に近づいていただろう」

モウリーニョ監督がチャンピオンズリーグを指揮せずにローマを去る恐れはありますか?

ピントGM「モウリーニョ監督が自身の進退について相談してきたことは一度もないし、そもそもチャンピオンズリーグを持ち出してまで、私たちに過度なプレッシャーを掛ける必要はない」

これからのローマはどのような成長戦略を持っているのでしょうか?

ピントGM「この質問に答えるには10分必要だ。スポーツディレクターとして、選手獲得の話をするのは簡単だが、資金や制約について語るのは困難だ。ただし、3.4年後のローマが今よりも強くなっているのは間違いない。FFPについて自分を正当化するつもりはないが、今はこの道を進むしかないし、私がこのクラブを去る時、最高の形で引き継ぎたいと思っている」

<了>

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