ローマの選手として18年間プレーした後、デ・ロッシは愛するクラブに帰ってきた。別れの夜にオリンピコの陸上トラックに口づけた男が、ラツィアーレからアゴスティーノ・ディバルトロメイ以来のバンディエラと認められた男が、監督としてスタディオ・オリンピコで行われるヴェローナとの試合で初陣に臨む。
このバンディエラの帰還についてローマは下記の声明を発表した。
私たちは、ダニエレ・デ・ロッシにローマを指揮を引き継ぐことを嬉しく思います。彼のリーダーシップが、今シーズンの終わりまでチームの目標達成に貢献できると信じてます。ダニエレとクラブとの間には、強い結びつきがあり、彼が今後数ヶ月間のこの挑戦を即座に受け入れた熱意は、ダニエレこそが選手たちをけん引して、このクラブの真価を表現する人物であると確信しました。おかえりなさい、DDR！
ローマで生まれ、ローマの下部組織で育ったデ・ロッシは、2001年にトップチームデビューを果たすと、2018年の退団まで、616試合に出場、全公式戦で63ゴールを挙げた。
就任の喜びをダニエレはこのように語る。
俺をローマの監督として呼び戻してくれたフリードキン・ファミリーに感謝したい。ローマのベンチに座ることへのの感動は筆舌に尽くしがたい。ローマが俺にとってどんな場所なのかは誰もが知っている。競争力を持ち、目標のために戦い、それを達成しようとすることだけが、俺とスタッフに与えられた唯一の使命なんだ。
最後に、電撃就任が発表された昨日の歩みを時系列で追っていきたい。
1月17日
10:10
デ・ロッシがローマの監督になることが確認された。スタッフにはジャコマッツィ、ピンツィ、マンチーニが加わることも確認された。契約は6月30日までで、成績に応じて、来季以降の契約延長がある。
12:10
元ラツィオのジャンピエロ・ピンツィはダニエレにローマの仕事には参加できてないと告げた。
12:30
ダニエレ組の全容が明らかになる。ジャコマッツィとマンチーニに加えて、GKコーチにアントニオ・キメンティが加わる予定。過去にラニエリのアシスタントコーチも務めたことのあるカルロ・コルナッキア、そしてUEFAプロライセンスを受講したシモーネ・コントランもマッチアナリストとして加わる。
12:40
本日午後から始まるチームトレーニングから指揮することが決まる。
13:20
ダニエレがトリゴリアに到着。契約書にサインを行った。
13:28
ダニエレ・デ・ロッシがローマ61代目の監督に就任。
まだいろいろと気持ちの整理はつかないけれども、こうなったらバンディエラと一緒に走り出そう！お帰りダニエレ！
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