・Pau Lopze 6
危ないシーンはほぼなかった。いつもより正確性を欠いていた気がする。
・Florenzi 7
激しい上下運動とSBとは思えない(SBではないが)独創的な展開で魅了してくれた。スタメンを自力で取り返したし、移籍話も霧散した。ボールを持ったらまずペッレグリーニを見ていたのがすごくよかった。
・Mancini 6.5
割と広いエリアに出没したスモーリングのカバーリングをしていた印象。判断がシンプルかつ速くて良いです。
・Smalling 7
この安定感の違いよ。85分にはマノラーダッシュも見せた。
・Kolarov 7
世の中の全ての曲線の中で最もエクスタシーだった。
・Diawara 7
もはやディアワラなしの中盤は考えられない。緊急事態にボランチ&3バックセンターの2タスクをこなしたマンチーニの役割を、さらに高い次元で処理し続けている。デ・ロッシの後継者はもう確定したと言っていいのでは?
・Veretout 6
いつでも懸命なプレイをしていて重要なディフェンスや水を運ぶようなドリブルはあるんだけど、同等以上に軽いパスミスが多かった。
・Pellegrini 7.5
もはやアシストしない日がないし、シュートもアシストライクで完全に濡れ場でした。来季10番を与えて永遠にロックしましょう。
・Zaniolo 7
我らロマニスタの共通の敵ことカセレスに絡まれ続けたけれど、4点目のゴールを奪って憂さを晴らした。でもあそこでパスをもらえなかったウンデルだけはあんまり喜んでなかったし、古巣相手に決めたザニオーロはめっちゃ無邪気に喜んでたね……。
・Perotti 6.5
今日のプレイも高水準で推移。
・Dzeko 7
息を吸うように得点を決める。アシストもポストプレイも全てがグッドです。
・Mhkitaryan (⇔Perotti) 5.5
特に印象がない。
・Under (⇔Pellegrini) 6.5
90分間際のアウトサイドの浮き玉スルーパスのみでこの採点にしました。ウンデルのためにもジェコには決めて欲しかった〜。
・Spinazzola (⇔Zaniolo) sv
・Fonseca 7.5
不調といえども強い個の集団である相手を、チームの調和をもって勝利に導いた手腕は見事。で、あのハンチング帽は一体何・・・。
総評
みんなが望んでいた年内連勝で終えることができました!めでたいぜ!
局面局面だけを切り取ると今の順位ほど実力差は開いているようには思えなかったけれど、するすると得点を重ね結果4-1となりました。手前味噌の採点ではありますが、突出して確変したプレイヤーがいるわけではなく、質の高いチームプレイを全員で行っていたことが、この結果に繋がったと思いますね。
スモーリングとマンチーニが帰ってきた最終ラインは、少し背後に怪しさがありつつもローマに安定をもたらしたし、先発したフロレンツィも、彼にしか出せないサイドバックを演出していてとてもよかった。スタメン選出にフェアネスを大いに感じるので、フォンセカ監督も好印象です。攻撃陣はいつも通り良い、という表現をするのが的確でしょう。スタメンとベンチメンバーに差が出ていることは引き続き気にはなるけれど、同じメンバーで戦うことで間違いなくコンビネーションは成熟しているので、いまはこれが正しいのかもしれない。
ちなみにフィオレンティーナですが、決して悪いサッカーをしているわけではなかったのにズルズルと失点を重ねて糸が切れてしまった姿に不調時のローマを重ねてしまいましたね……。モンテッラ然りEDF然り、理想の高いサッカーはいかにリスクが伴うかということを、途中解任という形で奇しくも体現してしまっていますよね。そういう意味でも、ロマンを追いつつも現実路線を見極めるフォンセカ監督の手腕は希少です。ローマに来てくれてありがとうだよ。
文、構成●text by mosh
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