ローマは今シーズンより、メインスポンサーとしてリヤドシーズンと総額2500万ユーロの2年間の契約を結んだ。リヤドシーズンはサウジアラビアのエンタテインメントフェスティバルで、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子を委員長とする委員会の主導の下、文化省、エンターテインメント総局、スポーツ総局など、複数のサウジ政府の組織が連携して、国内の様々な都市でイベントを開催している。2019年10月に開催された第1回目は延べ来場者数1000万人を超え、その後開催されたイベントでもいくつかのギネス記録を更新した。
第4回リヤドシーズンは今月末から来年3月まで続き、ローマはイベント開催時期に親善試合を2度行う。また、サウジアラビアにローマストアのオープンも予定されている。また、今季ユニフォーム全面にプリントされていたSPQRはなくなった。現時点で市内のローマストア、オンラインショップでSPQRロゴは選択できなくなっている。
こうして新しいスポンサーがローマを支えてくれるのは、収支の面でも有り難いが、なによりもクラブの価値を理解してくれているという面で喜ばしい。この2500万ユーロの契約は、カタール航空の3年で総額3000万ユーロの契約を超えて、ローマ史上最も高額なスポンサー契約となっている。この中東とのパイプが、将来的な人材流出に繋がるのではないか、という個人的な懸念もあるが、今回のパートナーシップでローマがさらに国際的な認知を得るのは間違いないだろう。
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