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ローマのクラブアンセムが罰せられる

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ローマのアンセムと言えばアントネッロ・ヴェンディッティの『Rroma Roma』で、この曲がオリンピコで流れ、それが相手チームを威圧すると同時に、ジャッロロッシと我々ロマニスタにどれほどの勇気を与えたのか、もはや言葉や文字で語ることの難しい名曲である。

Roma roma roma – Antonello Venditti – Con testo

問題になったのは、セリエA第5節。ウディネーゼの選手たちがピッチにいる状況でこのアンセムが流れていたことにある。レガ・セリエAでは、2015年からジョヴァンニ・アレヴィの『O GENEROSA!』をリーグアンセムとして、試合前にスタジアムで流す事になっている。そして、この曲の後にクラブアンセムを流してはいけないという規則になっているのだとか。レガはウディネ戦の事案を問題視して、チアゴ・ピントGMとマウリツィオ・ロンバルド事務局長を呼んだ。彼らは近い将来、検察部門のヒアリングを受ける予定だ。

これに対してローマは反発した。なぜならば先日のユヴェントス対ローマで、アレヴィのアンセムが流れた後に、スウェーデンのガレージバンド、ザ・ハイヴスの『Come on』が流れたからである。この申し立てについて、レガは状況を確認した結果、この曲は厳密な意味でアンセムとは言い難く、今回は容認するという回答をした。

セリエAアンセムを重視するのは、チャンピオンズリーグのように大会の統一感を出す事が主な理由だと思っていたので、仮にローマが罰金ならば、他のクラブも罰せられて然るべきではなかろうか。また、ザ・ハイヴスのようなハイテンションな曲は、特定の観戦者にとってアンセム同様に気持ちを高揚させる効果があるだろう。それでも問題ないのであればなんでもありな世界だ。

なお、ローマはこの件で罰金処分を受ける可能性が高い。

The Hives – Come On (enough length)

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