ローマはカンファレンスリーグに参加するイタリア最初のクラブとなる。この新設大会のタイトルはモウリーニョが望むものでもある。おそらくキャンプの間に3試合はテストマッチを行うはずだが、ジャッロロッシの公式戦は8月19日の同大会プレーオフになる。それまでにローマは現有戦力の見極めをしなければならない。
最も重要なのは、ヘンリク・ミキタリアンとの契約延長であることは、前回の更新に書いたが、この状況はほぼ白煙が上がると考えて良い。昨日ミノ・ライオラとミキはローマで将来について話し合った。単数年の自動更新から2年に変更する事でローマは放出を食い止めたい。5月31日、つまりあと6日でミキはフリー契約になるが、その間も、多くのクラブが獲得のために水面下でアタックしてくるだろう。ローマは果たしてそれらを防ぎ切ることができるのだろうか。
この契約の肝は年俸の増額だ。ライオラは300万ユーロ+ボーナスをリクエストしている。これを保証するならうちのヘンリクはローマでプレーさせますよ、ということである。しかし、この会談の終わりにミキはピントGMに結論を出すための48時間の猶予を求めた。
一方で、フリードキンズは32歳の選手に300万ユーロの年俸に難色を示している。フリードキンズはユーロ大会の前までにビッグネームの獲得を発表したいと考えており、その選手はアザールと言われているがさてどうなるか?彼は1500万ユーロとヨーロッパトップクラスの年俸を求めるが、レンタルで連れてきた場合、マドリーが一部を負担する事ができる。
また、ライオラはもうひとりのクライアント、ジャスティン・クライフェルトについても話をしたようだ。クライフェルトはおそらくライプツィヒが買取オプションを行使するだろう。
そしてもうひとり、同じ5月31日にPSGのアレッサンドロ・フロレンツィの買取期限が終わる。トリゴリアの復帰はより困難になりつつある。30歳で270万ユーロの年俸はローマのみならず、どのクラブにとっても負担が大きい。今や彼はエンゾンジ同様に夏に移籍先を探すために戻ってきた選手とみなされている。
またMLSのロサンゼルスギャラクシーと交渉中の噂もあるカピターノ、ジェコもモウリーニョとの話し合いを希望している。自分がローマで必要とされているのか、常に第一線でプレーを希望しているジェコとしては、アメリカに行く前にまだヨーロッパのトップリーグで才能を示すことができると信じている。
最後に元インテルのウェズレイ・スナイデルのコメントを紹介して終わりたい。
スナイデル「モウリーニョのローマ就任はイタリアにとっても、もちろんローマにとっても素晴らしい契約だが、ローマにはすぐにスクデットを獲れるだけの選手はいないね。監督はあくまで付加価値であって、クラブがメルカートでどのように立ち回るかが重要だ。少なくとも、ワールドクラスを2人連れてくる必要はあるだろう。モウのベストを願うし、テレビで観戦させてもらうよ」
コメント