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【トリノ戦後のコメント】モウリーニョ監督「5-0で勝つよりも今夜の勝利の方が好きだ」

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前半、切れ味鋭い速攻からの虎の子の一点を守り切ったローマ。かなりの消耗戦となったが、これがイタリアである。セリエAにようこそ。マッチレビューはこちらから。

自陣に引いてからのカウンターがこの試合のメイン戦術ということでしょうか?

モウリーニョ監督「というわけでもないが、いつもよりもラインを低く設定した。相手のセンターバックが深く守る傾向にあったのでうちのフォワード2枚がプレッシングするのは(裏にスペースを生むために)簡単ではなかったので、常にペレスとミキタリアンのカバーを待つ必要があった。あと1点取れば風向きが変わるのは判っていたが、向こうも守備が堅かった。しかし、私はこういう形での勝利がとても好きだ。試合が終わってからロッカールームで選手たちに5-0で勝つよりも今夜の勝利の方が良いと伝えた。なぜならば、このような勝利は努力、集中、そしてチームによる勝利だからだ。クリスタンテとヴェレトゥはいなかったが、ディアワラはバランサーとして上手くプレーしたし、ミキはとてつもなく素晴らしかった。また、本来のポジションではないペレスも信じられないようなプレーをした。うちの子たち全員に満足している。これはグループの勝利だ」

後半ペレスはもう少し高い位置取りで4-2-3-1のように見えました。

モウリーニョ監督「ポゼッション時はそうかもしれない。マンマークしてくる相手に対して機動力を出せなければ向こうは楽にプレーすることになる。ザニオーロが下がり、ミキとペレスが入れ替わり、時にザニオーロがウイングに入る。そうすることで、相手は複数の選択肢を考慮する。あのやり方ならば遅かれ早かれ誰かがミスするものだと考えていた。あと1点で息の根を止められると思っていた。繰り返すが、それでも私はこのような勝利が好きだ。ジェノアとゾリャでは試合を支配したが、今日はそうではない。それだけに私たちにとって重要な試合でもあった」

ザニオーロとエイブラハムの連携についてどう思いますか?

モウリーニョ監督「彼らの連携はピッチの外から始まっている。ローマにはレイノルズやカルスドルプがいつも一緒にいる若手グループがある。そのグループでニコロが英語を学ぶのも良いかもしれないな。しかし、ニコロとタミーの話をして、マジョラル、ショム、フェリックスの話をしない手はない。彼らは今日プレーしなかったが、全員素晴らしい選手で攻撃面で多くの解決策を提示できる。ただ現在、ローマが困っているのは中盤だ。ペッレグリーニは数週間の離脱になるだろう。それでも私たちは強力なグループに違いないが」

スモーリングも復帰しました。

モウリーニョ監督「彼は経験豊富なトッププレイヤーだ。ただ大きな怪我を続けて負っている。私たちは彼の管理をうまくやらねばならない。マンチーニとイバニェスも安定している。カルスドルプがこれほどまでに活躍したシーズンはかつてあっただろうか?エルシャーラウィは当初の印象通り試合を変える選手だ。この勝利は私を幸せにしてくれる。なぜならば、出番のなかったディアワラ、プレー時間の短いペレス、そしてメディアに殺されていたミキタリアン、彼らの勝利でもあるからだ。私たちの前にも後ろにはトップクラブがいるが、とにかく前に進もう。水曜日のボローニャでは友人のミハイロヴィッチに会えるのを楽しみにしている。しかし、試合はタフなものになるだろうがね」

一週間後はいよいよインテル戦です。

モウリーニョ監督「そんなことは考えずにボローニャ戦についてだけ考えていたい。その後心の準備をしたい。インテルに私の歴史があることは忘れよう。今の私はローマにしか興味がないのだから」

<了>


この勝利でローマはカンファレンスリーグを含む公式戦3連勝となった。セリエA順位は28ptのアタランタに次ぐ25ptで、後続の引き離しにも成功している。次節ボローニャは順位表の左に名を残してはいるものの失点の多さが目に付く。失点期待値を実失点が大きく上回っていて、その理由はビッグクラブにことごとく大量失点しているからだ。格上には勝てないが同格以下にはキッチリ勝ち点を積む。これはフォンセカのローマのようにも見えた。余裕ぶっこいて撃沈したヴェネツィアの例もあるので、次も油断せずに次もノックアウトのつもりで戦ってほしい。forza roma!

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