コッパ・イタリアに先立って、ステファン・エルシャーラウィが MEDIASETのインタビューに答えている。今回はそれをご紹介しよう。早熟の天才が歳を重ねた姿は、今では頼もしさを感じる。おそらくスターターとして起用されるだろう。ぼくたちもこれを読んでモチベーションを上げてガンガンに応援したい。
いよいよコッパ・イタリアが始まります。あなたがキャリアをスタートさせたジェノアとの対戦です。
エルシャーラウィ「ジェノアはぼくがプロデビューしたクラブで、家族全員がジェノアのサポーターだ。ぼく自身下部組織からプレーしていたので特別なクラブだし、ローマとの対戦は本当に特別な気持ちになるよ」
コッパ・イタリアは今のローマにとって目標なのでしょうか?
エルシャーラウィ「チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグと比較すれば確かに劣るかもしれないけど、この大会を勝ち取ることが喜びであることをぼくたちは知っている。そのために、この一戦の為に全力で戦う必要があるのもね」
過去にコッパ・イタリアを軽視して失敗した経験があるとか?
エルシャーラウィ「いや、この大会も他と同様にとことんやり切る必要があると思っているだけ」
昨シーズンからチームが弱体化したという論調があります。
エルシャーラウィ「得点力という点では理解できるが、ミラン戦では、ぼくたちが諦めない奴らだってことをみんな見たはずだよ。それに、あのような終わり方は初めてじゃない。まだまだ改善すべきなのは間違いないけど、ぼくたちは強いチームだ。そして何より諦めないチームでもある。監督は常にぼくたちに諦めない気持ちを呼び起こしてくれる。タミーだってゴールした。これで足枷が外れて多くのゴールを決めると信じてる」
あなたは事ある毎にタミー・エイブラハムの心境に言及しますね。
エルシャーラウィ「昨シーズンのタミーに戻れると思うからだよ。昨シーズンだって徐々に得点を重ね、足枷が外れた彼の能力を知ることになった。守備でも貢献してくれた重要な存在で、その中でもストライカーとして最後のところで結果を出してくれたのさ。この後半戦でもそうであることを願うよ」
ローマのスクデットは4位で終わることなのでしょうか?
エルシャーラウィ「それはぼくたちの目標のひとつだよ。そのためには常に1試合1試合を考え、その結果として自分たちの居場所を見なければならない」
ところで早熟の青年だったあなたも、もう30歳になりました。自身の成熟を実感しますか?
エルシャーラウィ「確かに実感しているよ。そしてローマでは更にもっと良くなることが目標だ。契約更新は今のところ考えてないけど、もっと上手くなって、ローマに残留して、さらに多くのものをチームに与えたいというのがぼくの本心なんだ」
〈了〉
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