いよいよ今年最後の大一番、ユヴェントス戦を明日に控えたモウリーニョ監督の前日会見をご紹介します。
この重要な試合に向けてチームの調子はどうでしょうか?マンチーニ、ディバラは間に合いますか?
モウリーニョ監督「ディバラが先発するかは答えられないが、出場できるという感触はある。この前日会見をトレーニング前に行っているのは、まだ彼がスターターでプレーできるか、ベンチ入りか、言いたくないという理由の他に、まだ最終的に何も決めていないからだ。この後のトレーニングが終わってから本人と話をしてコンディションを確認する。マンチーニは先週と同様で、チームトレーニングには加わらなかったが、明日は間違いなくプレーするだろう。ジョレンテ、エンディカもプレーする。マンチーニは自分がこのチームでどれだけ重要かを知っている」
アッレグリのユヴェントスをどう評価しますか?
モウリーニョ監督「リゾルタティスタ(結果主義)のチームや監督を語るこの言葉は時に否定的な意味合いがあると一部の人は考えている。しかし、私は結果を出すことがサッカーで最も重要だと思っている。ユヴェントスは1週間休んでいるのではなく、我々がヨーロッパの大会に出場している間も、戦術的な準備などピッチで戦うための準備期間を多く得ている。守備は固く、セットプレーからも得点が多い。彼らはインテルとスクデットを争っているチームだ」
移籍の話をお聞かせください。
モウリーニョ監督「移籍市場が開くのは1月だ」
それは判っていますが、選手を増やしたいというお気持ちは?
モウリーニョ監督「願望としてはある」
エンディカがアフリカネーションズカップに出場して、その代役としてボヌッチが来ると言う話もあります。また、レナト・サンチェスがこの冬にチームを去るとも噂されています。その可能性あるのでしょうか?
モウリーニョ監督「レナトについてはローマの選手なので話せるが、ボヌッチはウニオンベルリンの選手であり、私が去就について言及するのは気が引ける。敬意を払うならば他のクラブの選手については話さないほうが良いだろう」
レナト・サンチェスは・・・
モウリーニョ監督「彼が退団するかどうかは、正直まだ私には何の情報もきていない。本人からも、代理人からも、という意味だ。レナトと私は代理人が同じだが、まだ何の話もなければ、状況についての説明もない。チアゴ・ピントGMからもまだ何も言われていない。逆に彼が残留するかどうかも情報はない。ただ、彼が困難な時期を過ごしているのは事実で、それは私やチームにとっても難しい問題ではあるが、具体的な話はないという状況だ」
ローマがユヴェントスから勝点を奪うために必要なものは何でしょうか?
モウリーニョ監督「個性だ。もちろんフィジカル面や戦術面で押さえるべきポイントはあるが、この試合では本当に個性が求められる。明日はタフな試合になる。4万人のユヴェントスサポーターに対して、ロマニスタたちは2千人だ。それに彼らの方が常勝チームで、トロフィーを集め慣れている。一筋縄ではいかない相手だよ。だからこそローマは選手の個性と勇気を示し、ナポリ戦と同じレベルで戦う必要があるんだ。あの試合で私たちは引き分けに甘んじることはしなかった。明日も同じことができると信じている」
あなたはペッレグリーニを常に賞賛しますが、最近の彼は完全に集中しているとは言い難い。それにつては、どのような問題があるとお考えでしょうか?
モウリーニョ監督「私の意見では、ロレンツォは良くなってきている。他の選手たちの中には、その週にハードワークできないケースもあるが、彼はどんな時も常に集中してハードワークしている。一時期パフォーマンスが少し低下して、私の知る高いレベルに達していなかったというならば、それはあなたの言う通りかもしれない。でも、1月は7,8試合あり、ロレンツォのようなトップレベルの選手が必要になる」
メルカートの話に戻りますが、ディフェンダーを獲得した場合、チームに馴染む時間をどのくらいだと想定しますか?
モウリーニョ監督「エンディカがネーションズカップに行くのは半年前から判っていた。クンブラが1月にプレーできないのも半年前から判っていた。スモーリングが1月にプレーできないのも知っていた。2月上旬までこのような状況になることは、半年前からあらかじめ判っていたんだ。そして今、マンチーニとクリスタンテが警告リーチであることも判っている。ある試合で本職のセンターバックが一人という状況は想像に難くない。しかし、このことは何か月も前から判っていたことだ。どんな状況でも、私は自分の持てる力をすべて出し切るつもりだ」
<了>
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