UEFA私立チャンピオンズリーグ学園『きみはスーパーラジカル』

サンプドリア「キョロキョロ」

ローマ「あ、サンプくんだ」

サンプドリア「・・・なんてこった、ちきしょう見つかんねぇよ。キョロキョロ」

インテル「こっちに全然気がつかんな」

ミラン「よお、サンプドリア」

サンプドリア「ん？ああ、いま俺は忙しいんだ。用がないなら放っておいてくれ」

ミラン「いや、君が何か探してるみたいだからね。お役に立てるかなと思ったのさ」

ローマ「そうだよ、ミランくんはここ数年で色んな経験した猛者だからね。なんでも聞くといいよ」

サンプドリア「見つかんねぇんだよ」

ミラン「だから何がさ？」

サンプドリア「監督を無くしちゃったんだよぉ」

インテル「アイヤ~」

ローマ「よく探したの？」

サンプドリア「死ぬ気で探したさ。180万ユーロもしたんだぜ」

ミラン「キミは本当に色々無くすよな」

インテル「ジャンパオロ失くしたお前が言うな」

ミラン「は？ちょっとくらい上位だからって偉そうに」

インテル「お前こそ迷走してセリエBに行ったりするなよな。うちのティフォージたちは毎年2回お前らがボコられるの楽しみにしてんだからよ」

ミラン「調子ノリ過ぎてサン・シーロの行き方忘れるなよな」

インテル「シーロちゃうわ、メアッツァじゃ、ボケが」

ローマ「はわわわ、ケンカは止めてよ」

インテル「外資は黙っとけ！」

ローマ「ひいいいい」

サッスオーロ「ここにいるのほとんど外資系クラブだけどな」

ミラン「こっちはな、新監督にピオリ呼んでんだよ。次はお前ら血祭りにしてやるからな！」

インテル「むしろピオリこの２年俺たちに1度も勝ってないけどな」

……きこえますか…サンプドリアよ、イアキーニです……今… あなたの…心に…直接… 呼びかけています… イアキーニです…私を召還するのです…

サンプドリア「ん？」

ローマ「あれ？いま何か聞こえなかった？」

サッスオーロ「フリーの監督が脳に直接語り掛けてくるな！(笑)」

サンプドリア「あれ？なんか俺、ディフランチェスコどうでもよくなってきたかも。だってイアキーニがいるし・・・」

全員「せ、洗脳されてる！？」

ということで、ミランとサンプドリアが監督更迭です。EDFは7戦6敗のノーアリバイ状態ですけど、ミランはジャンパオロ＋若い選手たちという忍耐が必要なチームを4ヵ月で放棄した、やや損切りに近い解任。

怒ったミランウルトラスグループは「若い選手たちとチーム作るって言うから我慢もしたし、エッチだってしたのにふざけんなよ！」という指原莉乃的な声明を発表していて、これはTwitterのピオリアウト運動にまで発展しています。

ピオリは大変だと思いますが、期待されていない分自由にやれるんじゃないかなーという楽観的な感じは勝手にしてますね。ルックスからは既に巨匠感が漂っていて、あとは結果だけ。なんだかんだ上位に食い入る戦力も揃ってるんですよ。

ただ、ベルルスコーニの頃の華々しい過去に囚われた亡霊がフロントにいる時点で同じ過ちを繰り返しそうな危険性もある。

サンプドリアはどうなんでしょうね。フェレーロ会長が自ら「クラブ売却と順位は関係ない」と発言しているので、まあやはりそこは関係あるのでしょう。

サンプ、ミランというエンタメ性のあるクラブが地味に勝ちを拾うクラブに順位を譲るというのがセリエAの難しさだと改めて感じています。そこで同じくエンタメ系クラブであるローマがどう立ち回るかは注目して行きたい。地元出身の生え抜きがリーダーになるという伝統(エンタメ)をアイデンティティとしているゆえに、ただ強くなるだけでは全員が納得はしないんですよ。

ローマは離脱者多くて、スッキリ勝てる試合がまだ少ないけど、ユヴェントスにも故障が多いとなると、この過密日程を乗り切る方程式はまだどこのビッグクラブも確立していない。怪我人のアウトならまだしも、フォンセカアウトとならないように、好い人だったけど結果出なかったねと言わなくて済むように頑張って欲しいです。