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タミー・エイブラハム「モウリーニョは俺に化け物になれと言った」

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トッテナム時代のモウリーニョ監督は選手たちにピッチの上で”ろくでなし(bastard)“になるように求めた。これはサッカーで勝利するには、ある種の非情な気持ちが必要だという監督の考えを言語化したものである。この考えはローマでも変わっていない。鳴り物入りでトップリーグからやってきたロンドンボーイ、タミー・エイブラハムはイタリアで苦しんでいる。彼は数日前に掲載されたテレグラフのインタビューでこのように語った。

リエAがこれほどまでに難しいリーグだとは思わなかった

彼に奢りがあったとは思わない。能力が足りないのだとも。ただ、ローマ歴代最高額の移籍金は間違いなくオーディエンスの欲求を釣り上げた。その期待値の高さを超えることが出来ていないのは、ひとまず水か違うからということにしておきたい。どんなストライカーにとってもこのセリエAはタフなリーグなのだから。チェルシーで9番を背負っていた若者は今イタリアで適応に苦しんでいる。モウリーニョはタミーに『ろくでなし』になることを求めてはいないが、彼はまた別の表現で成長しろと告げた。

エイブラハム「モウリーニョ監督から言われたことのひとつはね、俺があまりに素直な選手過ぎるので、ストライカーとしてやっていくには歳を取る毎にもっと攻撃的になるべきだということだよ。ピッチの上で化け物になれって言われたんだ。ディフェンダーに脅威を与えるにはいいやつじゃいられないし、そのためには個性が必要になる。上手くなるために俺はそれを学びたいんだ」

かつての英国の偉大なストライカーたち、ジミー・グリーヴス、ルーサー・ブリセット、トレヴァー・フランシスは、今から40年以上前に英国で約束されている栄光を捨ててイタリアでの挑戦を選択した。大げさに書くならば、タミーはこの文脈の直線上に立っている。もちろん若さだけで異国に飛び込めるものではない。国の代表としてプレーするためにはサウスゲート監督の目の届くところにいる必要も感じていた。それにチェルシーにルカクが加入したことで、エースナンバーと出場機会が失われる焦りもあった。

エイブラハム「最初はもちろんそういう事が頭を過ぎったのは事実だよ。自分に問いかけた。本当に俺はプレミアを離れたいのか?最高のリーグなのに?誰もがここでプレーしたいと願う場所なのに?それでもセリエAに行くってのはどうだろう?ローマのようなビッグクラブでプレーしていれば、そこで活躍できればみんな俺を忘れたりしないかもな、それにガレス(サウスゲート)なら俺をチェックしてくれているはずだから」

そして、彼は人生の決断をした。この移籍は、チアゴ・ピントGMがわずか3日のロンドンの滞在期間でエイブラハムを獲得したことから後にピント電撃戦とメディアは呼んだ。インテル、ローマ、チェルシーの三角貿易の陰でアーセナルがちらつく難しい交渉だった。話し合いのテーブルには、仲介役としてルカクの代理人や、タミーの父親もいた。スポーツディレクターが本職ではないポルトガル人GMはロンドン滞在中にこう考えていた。

「エイブラハムを獲得できなければ…イタリアではなく、ポルトガル行きのチケットを買わなければならない」

この電撃戦についてはローマ速報で何度もお伝えしているので詳細は省くが、最終的にエイブラハムはルカクの控えではなく、ビッグクラブのメインストライカーになることを選択した。

エイブラハム「イタリア行きはルカクさんの控えじゃなくてエースストライカーになるチャンスだった。自分の見識を広げる為に来たのだから、早くいろんなスタイルのサッカーに慣れたい。俺はいつでも自分の味方で自分を信じている。サッカーではあらゆる事が起こり得る。俺はそのために準備をしていたい。不調になったり、怪我をしたり、そのときも準備をしなければならないし、もしも監督に呼ばれたら、そのときも準備が出来ていなければならない」

そして数ヶ月が過ぎて、セリエAがストライカーにとって過酷なリーグであることを告白している。

エイブラハム「セリエAがこんなにタフだとは予想外だった。ディフェンダーは抜け目がないからな。プレミアの攻撃!攻撃!攻撃!というサッカーに慣れていたから、得点するために相手を崩す方法を学ばなければならないね。でもこれは学習曲線のようなもので、イタリアでプレーしてプレミアに返ってきたルカクさんを見れば判るように俺にとって自分を成長させる為に必要なことなんだ」

<了>

【おまけ】エイブラハムがプレミア=攻撃と話している部分について現時点における各リーグ総得点をまとめてみた。

2021/11/17 総得点数 平均/クラブ 得点期待値
リーグアン 360 18 346
セリエA 352 17.9 327
ラ・リーガ 298 14.9 298
プレミア 291 14.5 299
ブンデス 288 16 297

5大リーグで最も総得点の多いのがリーグアンで、その次がセリエAとなっている。ここで見るべきは期待値との差数で、期待値よりも総得点が上回った場合、それだけ得点力のある選手がいる…とは断言出来ないけれど、僅かなチャンスを得点に結びつける選手がいる可能性が非情に高い。

リーガ、プレミア、ブンデスは期待値が低く、中でもプレミアとブンデスは実得点が下回っていて、これはクラブに攻撃力格差があるからだ。5リーグでプレミアだけが1桁得点のクラブが4つもあるので(次がブンデス)この仮説はあながち見当外れではない。ブンデスはそれに加えて18クラブ制なので、バイエルンミュンヘンのリーグ得点偏重傾向が際立っている。
タミーの言うプレミアの「攻撃!攻撃!攻撃!」とは、攻撃のリーグだからゴールシーンが多いというわけではなく、トランジションが目まぐるしく切り替わる派手なサッカーを指していると思われる。ただし、ぼくはプレミアを一切観ないのでこれについては仮説の域を出ない。

なんにせよ、老獪なイタリアのシステムを一人で打開できないタミー・エイブラハムにとって、現状ショムロドフのような相棒はとても重要なのは間違いないだろう。

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