本日誕生日だったんですね。実は奇遇にもふとラニエリのラストゲームを思い出していた如月です。2018-19シーズンの最終節がラニエリにとっては、おそらく人生で最後のローマを指揮する試合でした。その前日に彼はローマへの愛を語りました。
ローマのベンチでいつだって私は感情的になってしまう。だからクラブアンセムを聴いた後にピッチサイドへ出ていくつもりだ。そうでなきゃ冷静な頭で指揮できないからね。パルマ戦は本当に私の最後の試合だ。
ローマとは私にとって全てを意味する。チームが本当に難しい時期に私は呼ばれた。本来、このような状況で仕事を引き受けたことは一度もない。そんな危険な橋を渡るタイプじゃないからね。想像して欲しい。ローマに戻り、その後もずっと負け続け、批判される監督としての自分を。私は何度も何度もそれについて考えた。
それでもローマへの愛は冷静な分析を超えてしまった。だから私はこの危険な申し出に同意したんだ。
そして、この試合が終わったら、明日からただのロマニスタに戻るのかと訊かれたラニエリはこう返します。
戻る?そもそも私がロマニスタでなかったことなんてないさ。明日からもロマニスタであり続けるよ。
最終節が始まったときにクルヴァスッドから掲げられたバナーを目にして泣いてしまったラニエリのこの写真がぼくはとても大好きです。
偉大なマエストロ。誕生日おめでとう!69歳でまだ第一線で監督を続けるその情熱と才能となによりローマ愛を最大級にリスペクトしています。ぼくもあなたのようなロマニスタにいつかなりたいです。サンプドリアで大成功を祈っています。本当に本当にこれからも長生きして、元気で監督を続けて下さい!
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