実は知られていない選手?『ヴェレトゥ』
ロマニスタにとっては意外に感じるかも知れないが、現在28歳のジョルダン・ヴェレトゥは、8年前にフランス代表U-21でワールドカップを制したゴールデンエイジ世代だが、その後ナショナルチームから声が掛かったことはただの一度もない。それどころか、イタリアでは誰もがよく知るこのミッドフィルダーはフランスではほとんど誰からも認知されていないのだという。
フランスのサッカー誌『オンズ・モンディアル』は、そんな不思議な立ち位置のジョルダン・ヴェレトゥを8ページぶち抜きで特集した。同じフランス人ジャーナリストとの対話なので、忖度なく彼の認知度や性格について鋭く詰めていく生々しいインタビューとなっていて、ローマの公式サイトでは絶対に読めない貴重な内容だ。
ローマ系メディアでも、一部このインタビューをかいつまんで紹介しているが彼の『人間』を語るには十分ではない。ということで、note版ローマ速報では、このインタビューをほぼ全文紹介したい。
これを読んで、誰もがヴェレトゥの人間味、意志の強さ、ローマへの愛情がどこから由来しているのか気がつくだろう。
幼少期の記憶~ナントへ
ヴェレトゥ「2人の姉妹がいて、両親は俺たちのためにすべてを捧げてくれた。うちはスポーツ一家でね、お袋はバスケ、親父はサッカー好きだった。俺がサッカーを始めたのは親父の影響さ。俺の最初の監督なんだ。で、そこから全ては始まった。親父は印刷工場、お袋裁縫工場で働いていた。その他にもいろんな仕事をしていた。お世辞にも裕福な家庭って感じじゃなかったけど不自由を感じたことはないよ。両親のおかげでね」
少年時代のジョルダンはどんな子供でしたか?
ヴェレトゥ「内気で控えめな子供だった。学校で目立った子供じゃなかったけど、なんとかやってたよ(笑)卒業証書は全部手に入れたしさ。勉強もがんばったからな。ピッチでも判るように俺はファイターなんだ。全てに成功しようと思ってきた。そうすることで自分に上に行く手段を与えようと思ったんだ。確かに俺はそんなに高等な教育を受けたわけじゃない。でも学校で成し遂げようとしたことはすべて上手く行ったよ」
子供の頃の印象的な思い出はありますか?
この続きはnoteで購入できます。ヴェレトゥの6000字超えのロングインタビュー、これは後にも先にも今回限りだと思いますし、フランス人同士の忖度のない感じ、気兼ねないトークなども読めると思うので、すべてのロマニスタにオススメしたいインタビューです!ぜひ通勤、通学の合間や、コーヒーブレイクなのに読んでみて下さい。
コメント