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【4位浮上マッチレビュー】セリエA第14節 サッスオーロ 1-2 ローマ

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Sassuolo Calcio Sunday, 3. December 2023 AS Roma
1:2
goals
1 : 0 Matheus Henrique 25.  (Domenico Berardi)
1 : 1 Paulo Dybala 76. / penalty
1 : 2 Rasmus Kristensen 82.  (Paulo Dybala)

 

47 Andrea Consigli
5 Martin Erlić yellow 90′ +3
17 Matías Viña 90′
22 Jeremy Toljan
44 Ruan
7 Matheus Henrique yellow 83′
24 Daniel Boloca red 63′
42 Kristian Thorstvedt yellow 55′ 81′
9 Andrea Pinamonti 81′
10 Domenico Berardi yellow 69′ 89′
45 Armand Laurienté 65′
Substitutes
3 Marcus Pedersen 90′
6 Uroš Račić 65′
11 Nedim Bajrami 81′
20 Samu Castillejo 89′
92 Grégoire Defrel 81′
25 Gianluca Pegolo
28 Alessio Cragno
13 Gian Marco Ferrari
23 Cristian Volpato
8 Samuele Mulattieri
15 Emil Ceide
1 Rui Patrício
2 Rick Karsdorp 46′
5 Evan Ndicka
14 Llorente
23 Gianluca Mancini 68′
37 Leonardo Spinazzola 68′
4 Bryan Cristante
16 Leandro Paredes
52 Edoardo Bove 46′
21 Paulo Dybala 87′
90 Romelu Lukaku
Substitutes
19 Zeki Çelik 87′
43 Rasmus Kristensen yellow 78′ 46′
7 Lorenzo Pellegrini 68′
17 Sardar Azmoun 46′
92 Stephan El Shaarawy 68′
63 Pietro Boer
99 Mile Svilar
20 Renato Sanches
22 Houssem Aouar
59 Nicola Zalewski
11 Andrea Belotti

この試合の注目ポイントはふたつ。ひとつはレオナルド・スピナッツォーラだ。木曜日のELで、モウリーニョ監督が試合後に『うわべだけのプレーをした選手がいる』と発言したことから、メディアはその選手をスピナッツォーラだと報道した。それを受けてか、モウリーニョ監督は今夜のスタメンにスピナッツォーラを選んだ。汚名は自分で雪ぐしかないというわけだ。

また、サッスオーロのドメニコ・ベラルディにも注目が集まっている。前日会見でモウリーニョ監督は、相手チームのバンディエラを名指して『ダーティーなプレーをする選手』だと話した。これをFIGCは問題発言だとして調査開始したが、自身への制裁の可能性と引き換えに、モウリーニョ監督は主審への注意喚起とベラルディのマリーシアを封じることに成功した。ミステルの試合は前日から始まっていたのである。

primo tempo
サッスオーロは前から嵌めていくアグレッシブなスタイルで、それに対してローマは、基本中盤の寄せをワンタッチで剥がしていこうという明確な狙いがあった。ローマがボールを持ち、プレースピードを上げながら相手のゴールを狙う展開が続いていたが、一瞬の隙を突かれてホームのサッスオーロに先制を許す。26分、ボックス右のベラルディからの速いパスをマテウス・エンリケが合わせて押し込んだ。空いていたニアのシュートコースを狙わずに、窮屈なファーサイドのエンリケにパスを通すベラルディの独創性は、前日のモウリーニョ監督への返答となった。

secondo tempo
HTにローマは、ボーヴェとカルスドルプに代えて、クリスタンテ、アズムンを投入する。ボーヴェは連戦の疲労からか完全にピッチから消えていた。
53分には高速カウンターからルカクがフリーでシュートを打つが、これはGKコンシーリに抑えられる。直後、マンチーニのフィードを、ボックス内で受けたアズムンがシュートを放つも枠を外した。なかなか決定機もモノにできない中、62分にボロカが、自分が失ったボールを追い、パレデスを削って退場処分になると、数的不利になったことで、サッスオーロに荒いプレーが目立ち始める。

その荒さのツケを払うことになったのが74分。ボックス内でカットインしたクリステンセンが倒されてローマがリゴーレを得ると、蹴るのは名手、パウロ・ディバラ。コースは読まれていたが、球速が勝り、右に飛んだコンシーリの手を掠めてネットに突き刺さった。

そしていよいよ歓喜の時間は訪れる。81分、ディバラのマイナスの折り返しを受けたクリステンセンがボックス右から低めの強いシュートを打つと、これがDFトレソルディの足に当たり、大きな弧を描いてゴールに吸い込まれた。久しぶりにサッカーの神様が我々にほほ笑んだ美しい瞬間だった。

こうして逆転に成功したローマは攻撃しながら時間を使う。そして、アディショナルタイムの猛攻を耐えて終了の笛が吹かれると、ベンチから飛び出したディバラは大きくガッツポーズをして、感極まったクリステンセンは顔をユニフォームで覆った。3ポイント以上のものを賭けた、まさに漢の戦いだった。


この試合のターニングポイントは間違いなくクリステンセンの投入で、随所でいぶし銀のプレーを見せていた。これで右サイドの序列は変わったはずだ。また、ルカクの献身的なプレーにも拍手を送りたい。加入するまではもっとエゴイスティックな選手だと思っていたが、アディショナルタイムにマルティン・エルリッチを引きずりながらゴールへ向かうプレーなど、チームの為に最後まで走る姿は感動的だった。

木曜日のEL戦後、モウリーニョ監督は一部の選手たちを非難したが、その結果、敵地で勝利のために集中するチームを見ることができたと思っている。これはモウリーニョ監督のマネジメント術のひとつで、我々ロマニスタはそこまでシリアスに捉えるべきではないだろう。

ただ、スタメンのチャンスを与えられてもなお精彩を欠いていたスピナッツォーラは重症だ。確か数ヵ月前に、スパレッティ監督が今後スピナッツォーラを招集しないことに決めたという記事を読んだ記憶があるので、ヨーロッパサッカーに対するモチベーションの低下があるのかもしれない。彼には1月の中東移籍が囁かれている。

この勝利でローマは4位ナポリとポイントで並ぶものの、得失点差で5位のまま。次節はホーム、オリンピコにフィオレンティーナを迎える激アツ展開。絶対に負けることはできない。次も勝とう!つまらん夜はもうやめだ!

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