・Mirante 7.5
ミランテなしではフォンセカ監督の椅子はなかったかも知れない。もはや正GKであることに何の疑念もない。
・Mancini 6
エリア内での寄せが甘い箇所はあったけれど、全体的には及第点。
・Ibanéz 6.5
カバー範囲の広さとその速度、何より危機察知能力の高さには目を見張るモノがある。
・Cumbulla 6
オカカ相手に気性の強さを見せていた。ローマバック陣のカードコレクターの系譜は意外とクンブラなのかも?
・Veretout 6.5
ハイライトにはきっと映らない好プレイばかりでした。
・Pellegrini 6
徐々にこのポジションでフィットはしてきているように見える。前を向く機会も増えてきた。後半の自陣エリア内での相手へのナイスポストプレイは勘弁してくだしあ……。
・Spinazzola 6.5
ローマのチャンスメイクの多くは左サイドからで、そのほとんどはスピナから。何倍の界王拳を使ってる?
・Santon 5.5
良くも悪くも印象がない。
・Pedro 7
これがチャンピオン。優勝請負人。さっそく一つ勝たせてもらいました。
・Mkhitaryan 5.5
走れてはいるものの前節に引き続き精細を欠いている印象。母国が戦争状態に入り、精神的には試合どころではないと思う。
・Dzeko 5.5
もはやおなじみの、今日はジェコの日ではなかったってヤツ。ただ以前のように孤立することはなく、周囲との連動はあったから悪い印象も少ない。
・Carles Perez 5.5
身体は動けていたし、もっと長い時間で見たかった。
・Kluivert 6
おそらく移籍はほぼ決まっていた状況でも全力でボールを追ってくれた。グッドバイ、ジャスティン。
・Cristante sv
・Villar sv
・Fonseca 5.5
結果論として相手のミスとペドロのおかげで勝てたけれど、「作戦名:スピナとペドロ」以外の何かをキャッチできなかった。
総評
ローマ初勝利です。勝てばよいのです。ただ1番の勝者はローマでもペドロでもわフリードキン会長親子でもなく、3:45に起きてから今にも閉じそうになる目をこすりながら無音のまま90分の試合を見続けた我々日本のロマニスタ一同でしょう。もうローンチ年でもないんだし、DAZNさんは本当にお願いしますよ、、、。
勝ちはしましたが内容的にはさっぱりでした。ローマより試合間隔がなく、昇格組のスペツィアに完敗したウディネーゼにかなり押し込まれました。特に後半はシュートの槍を浴び続け、ミランテの好セーブがなかったら0勝2敗1分けという暗黒でしかない開幕となったわけで想像するとゾッとしますよね。その別の世界線の未来は実際にすぐ側にあったわけですし。
他のチームと比べて、ローマは明らかに追い越す動きが少ない、いや、この試合に限っては皆無と言ってよかった。だからマークのズレを起こせなくてスペースは実際より小さく感じるし、窮屈なプレイに終始していた。マークを剥がせないからシュートはことごとく敵DFに当たるし、何度も上がったスピナの良いクロスもゴールには至らなかった。きっとアタランタだったら走り込んできた誰かしらが3点くらい決めてただろうし、実際にスピナはアタランタ時代に名を上げたわけで。
ここで代表マッチウィークに入るので、新戦力と共にチームを再構築して欲しいところです。ただフォンセカ・ローマは、鬼畜スケジュールや怪我人続出した時の方が結果を出せて、じっくり練習できたブレイク明けはだいたい連敗という謎マンなので心配はこのまま続いてゆきますが、まずはスモーリング帰還を喜ぶだけの日々を過ごしていきましょう。
text・構成:モッシュ
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