US Salernitana 1919 | Monday, 29. January 2024 | AS Roma |
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1:2
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goals | |
0 : 1 | Paulo Dybala 51. / penalty |
0 : 2 | Lorenzo Pellegrini 66. (Rick Karsdorp) |
1 : 2 | Grigoris Kastanos 70. / header (Loum Tchaouna) |
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21節終了時点で2勝6分13敗、勝点12で最下位に沈むサレルニターナとの一戦。一方でローマもここまで勝点32と、CLとELの境界線ぎりぎりを低空飛行し続けている状態だ。
primo tempo
今節、フィオレンティーナが敗れ、ナポリとラツィオが引き分けたために、ローマは今夜勝利で5位浮上が確定している。どちらも勝利が必要という状況で、より攻撃的な姿勢を見せてきたのはサレルニターナだ。ポゼッションするローマに対して、重心を低く構えて守り、奪ってからの攻撃に淀みがない。選手が前を向くたびに、またはパスを奪うって前を向くたびにスタジアムでひと際大きくなる声援が、そのやり方で正解だと教えていた。
一方ローマはミドルサードでボールを持たされる展開が続く。ルカクがサイドに流れて起点になろうとするが中央が厚く、縦パスも常に狙われていた。その中で44分、クリスタンテが倒されて絶好の位置でFKを得る。残念ながらペッレグリーニの蹴ったボールは落ちずにクロスバーを超えたが、このファウルで最終ラインの右に入っているピエロッツィにカードが出たことは大きいように思えた。
secondo tempo
後半もローマにとってタフな展開を予想していたが、あっさりと均衡は破られた。51分、ボックス内でマッジョーレにハンドがあったとしてローマにリゴーレが与えられた。蹴るのは名手パウロ・ディバラ。ゴール左へ速いボールを蹴り、GKオチョアの逆を突いて決めて先制に成功。
64分、エンジンのかかってきたディバラの浮き球のパスに抜け出したエルシャーラウィがシュートを打つもこれは惜しくもオフサイド。それにもかかわらずエルシャーラウィに対して「パス出せよ」と言うルカクのお馴染みのシーンを経て更なる歓喜はやってきた。
追加点は65分。カルスドルプのファーへのクロスにペッレグリーニが合わせて決めた。エルシャーラウィが派手にボールを動かす後ろで、相手から消えるオフ・ザ・ボールの動きが最高だった。これで2点差にリードしたローマだったが、今夜のサレルノはこのままでは終われない。カスタノス、マッジョーレと繋ぎ、左から上げたクロスを再びカスタノスが頭で合わせてネットを揺らし、1点差に追い上げる。
その後もホームチームのターンが続く。ボックス内でカンドレーヴァが倒されるが、これはシュミレーションでリゴーレ無し、抗議したピッポにカルテリーノジャッロ、隣のテクニカルスタッフにロッソが出された。スタジアムはかなり過敏になっていて、直後イクウエメシが倒されるシーンでも抗議の大きなブーイングが聞こえてきた。
しかし、戦局は動かぬままアディショナルタイムに突入。5分をどうにかやり過ごして終了の笛が吹かれた。ローマはDDR体制で2連勝、もちろんフィオレンティーナ、ボローニャ、ラツィオをまくって5位に浮上だ。
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