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【セリエA第8節】インテル対ローマ マッチレビュー&選手インタビュー

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Inter Saturday, 1. October 2022 AS Roma
1:2
goals
1 : 0 Federico Dimarco 30. / right-footed shot  (Nicolò Barella)
1 : 1 Paulo Dybala 39. / left-footed shot  (Leonardo Spinazzola)
1 : 2 Chris Smalling 75. / header  (Lorenzo Pellegrini)

primo tempo
戦前の予想に反して、エイブラハムをベンチに置き、前線をザニオーロ、ペッレグリーニ、ディバラのトリデンテ(三又)で臨むローマ。試合は序盤からインテルがポゼッションして侵攻する展開で、ローマは最終ラインに吸収されうような水際守備を続ける。

そして、前半10分にはボックス内をフリーで抜け出したジェコにシュートを打たれて失点。早々に敵地で追う展開になってしまった…と思いきや、これはVAR審議の後にオフサイドの判定。しかし、このイマジナリー失点でスイッチの入ったローマはようやく試合に参加しはじめた。

一方のインテルはこちらがギアを上げようが、ビルドアップにせよ、リカバリーにせよ、ホームの余裕から来る落ち着きがあり、イマジナリー失点の効果が薄らいだ30分に、ぬるっと抜け出したフェデリコ・ディマルコがラウタロを囮に先制弾を決めた。

このままでは終われないローマは37分、波状攻撃で相手ゴールに迫る。するとその1分後には、スピナッツォーラの左からのクロスに対して、ダイレクトで合わせるディバラのスーパーシュートがネットに突き刺さる。これで肩の力が抜けたローマは、ようやくボールを動かしながらスペースを空ける本来のスタイルに戻り、アディショナルタイムには、その伸び伸びとした雰囲気を象徴するかのようなクリスタンテのシュートで後半に折り返す。

secondo tempo
腰が引けたインテルに対して、マッチアップで『あと一歩』が出るようになったローマが、攻守に於いて優位な試合運びをする。57分にディバラOUT、エイブラハムIN。復帰間もないディバラを休ませると、最も危険な男がいなくなったことでインテルが息を吹き返す。62分マンチーニのファウルで絶好の位置でFKを得ると、キッカーのチャルハノールがファーをまいて狙うが、ボールはバーに当たってしまう。

そうこうするうちに歓喜の瞬間は訪れた。
ジェコがマンチーニを倒してやや遠目のポイントでFKのチャンス。蹴るのはカピターノ、ペッレグリーニ。ゴールマウスから逃げた弾道に、密集地帯を抜け出したスモーリングが芝を叩くヘディングでネットを揺らした。75分、ローマ逆転に成功。

80分にペッレグリーニOUT,カマラIN。カマラは豊富な運動量のBOX TO BOXの選手で、タフネス、試合の読み、狡猾さなどはナインゴランにも通ずる。こういった状況では攻守に効くはずだ。

徐々に主審がナイーヴな笛を避けると、選手たちの疲労もあり、ややオープン気味の展開になり始める。

後半アディショナルタイムに入り、カマラがラウタロとの接触で派手に痛み時計の針を進める。これがカルチョのスカラ座、スタディオ・ジュゼッペメアッツアで最優秀演技賞を射止めると、残り数分のインテルの猛攻を耐え切り、ぼくたちのローマは重要過ぎる勝利を手にしたのである。

この勝利でローマはカンピオナート5勝2敗1分となり暫定的に5位に浮上した。しかし、リーグがマラソンであるならば、ここでは順位を上げることよりも、先頭集団に遅れを取らなかったことを評価すべきだろう。


最後にスモーリングとマンチーニの試合後のインタビューをご紹介しよう。

スモーリング、DAZNのマイク

ローマは敵地で苦戦を強いられながらの勝利でした。

スモーリング「勝利できたのは本当に嬉しい。この試合は、木曜日にも試合が控える俺たちにとって、あまりにも重要過ぎるビッグマッチだった。この調子で続けていきたい」

こういった大一番でチームのフィジカル、技術、メンタリティに成長を感じましたか?

スモーリング「チームスピリットを感じたね。全員が最後まで戦い、走り切った。俺たちは11人で戦っているわけじゃない。今季、大きな目標の為に、非常に強力なスクアドラが作られた」

マンチーニ、DAZNのマイク

この勝利はあなたに何を与えましたか?

マンチーニ「アタランタ戦では今季最高のパフォーマンスをしたのに負けてしまった。ミラノには戦うためにやってきた。ジェコのオフサイドの後でも俺たちの方が相手よりも強いと理解していたし、その気持ちをピッチで表現できた。苦しみながらも団結して、すべての局面でファイトした。そんなときはこういう結果になるものだ」

今日のスターターにセンターフォワードはいませんでした。

マンチーニ「今週の俺たちは代表招集組抜きで仕事をしていた。監督は俺たちを動揺させまいと、今日のフォーメーションをスタジアムに向かう前に発表したんだけど、まあ俺たちはむちゃくちゃ凄いストライカーがチームにいることを理解してたから、ごく自然に受け入れたよ。先発した選手も良くやってくれたし、エイブラハムが投入されたときは、今日の起用に手ごたえも感じた。目標を達成するには、ベンチにいても全力を尽くせる選手が必要なんだ」

<了>

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