Hellas Verona | Sunday, 19. September 2021 | AS Roma |
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3:2
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goals | |
0 : 1 | Lorenzo Pellegrini 36. (Rick Karsdorp) |
1 : 1 | Antonín Barák 49. |
2 : 1 | Gianluca Caprari 54. (Ivan Ilić) |
2 : 2 | Ivan Ilić 58. / own goal (Lorenzo Pellegrini) |
3 : 2 | Davide Faraoni 63. (Giovanni Simeone) |
95分ただの一度もリズムを作ることのできなかったローマ。相手のハイプレスはミステルが前日会見で予見した通りではあったが、これに対してローマは腰が引けてしまいラインを下げ過ぎていた。理由は幾つもあるが、中盤で適切なプレスを掛けられず、フィルターの効かない状態は常に危険で、後半に入り、ほぼノーガードでシュートまで持っていかれると、この状況に怒り心頭のミステルは芝を蹴り上げた。これまで機能していた攻撃にも疑問が残った。ローマは擬似カウンターとまでは言わないが、ある程度攻撃を受けて、前線のギャップを生み出す。そこをロングボールで突いて行くのだが、これがここまで嘘みたいにハマっていたが、この試合では、その手法に固執してポゼッションを失った。ルイ・パトリシオが守備陣から組み立てをしなかったのもここら辺に理由はありそうだ。
ローマの逆転後もヴェローナが攻撃姿勢を見せたことも計算外だった。同会見で3バックで戦う予定を訊かれたスペシャルワンは「有り得る」と可能性はゼロではない程度に話をしていたが、まさかアタッカーを大量投入するために、早くもその発言の翌日に3バックにするとは本人も予想しなかったはずだ。本当にひどい試合だった。ヴェローナには腸が煮えくり返るが、それ以上にローマが終始セカンドボールを拾えずに、ビルドアップもままならない状況にはフラストレーションを覚えた。何もかも受け入れ難い。
試合後のモウリーニョ。DAZNのマイク。
モウリーニョ監督「監督が交代する前から、彼らの資質は理解していたが、変化があった場合、精神的なレベルでもリアクションが生まれるものだ。難しい相手に対して良いプレーができなかった。ヴェローナは勝利の為に努力をした。私たちのこの試合のアティチュードについて、チームに言うことはない。私たちはうまく戦えず、リアクションも取れず、個々のデュエルとセカンドボールで負け、相手の方がよりアグレッシブだった。詳細を知るためには後ほど試合を見返す必要があるだろう。カルスドルプが下がった際にプレッシングしなければならないのはザニオーロだったが、私のインプレッションでは、ボールを持っているのにロングボールでプレーし過ぎていた。確かに彼らはマンディフェンスやデュエルに強い選手が揃っているが、その為にダイレクトなプレーを狙いすぎてクオリティを欠いてしまった」
とにかく今はまだ4節であり、これが改善のための大きな材料になる事をポジティブに期待していたい。
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