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【セリエA第3節】サッスオーロ(H) レビュー&インタビュー

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AS Roma Sunday, 12. September 2021 Sassuolo Calcio
2:1
goals
1 : 0 Bryan Cristante 37. / left-footed shot  (Lorenzo Pellegrini)
1 : 1 Filip Đuričić 57. / right-footed shot  (Domenico Berardi)
2 : 1 Stephan El Shaarawy 90. / right-footed shot  (Eldor Shomurodov)

カンファレンスリーグプレーオフ2連勝、セリエA3連勝で単独首位。公式戦5連勝である。ものすごい化け物クラスのストライカーがいるわけでも、ゴールマウスにドンナルンマがいるわけでもないが、ローマは全員で一歩ずつ階段を上っている。チームであることがこのグループの強みだと誰かが話した。それを証明する全員で勝ち取った3ポイント。その全員にもちろんぼくたち世界中のロマニスタが加わってもいいはず。

しかし、試合そのものは全く簡単ではなく、ともすれば負けていた可能性すらあった。スタッツはほぼほぼイーブンで、ポゼッションはローマ49%に対してサッスオーロ51%と、両チーム共引かずに押すことで高い強度を追求していた。クリスタンテ、ミキタリアンは数日前に90分試合をして、マティアス・ヴィニャは、モウリーニョの前日会見の1時間前に長い空の旅から首都に戻ってきた。代表帰りの多いローマにとって、セリエAぶっちぎりのハイポゼッション、ハイインテンシティチームと戦うためになにをすべきか?そこでモウリーニョはチーム練度を選び、これまでと全く同じメンツをスターターに選んだ。


試合が動いたのは36分。左サイドでボールをキープして前を向いたエイブラハムをキリケシュが倒してローマはFKを得る。蹴るのはペッレグリーニ。ここで未来のカピターノは、タミー・エイブラハムに向けて「お前を狙うぞ」と指を指すと、タミーも手を挙げて反応した。2台の中継カメラに映されるサインプレーなどあるはずがない。これはペッレグリーニの下手な芝居だったが、本当のサインは人混みに紛れたクリスタンテに通っていた。しかし、壁のニアに入ったベラルディとラスパドーリはこの挙動に振り返り、屈強な英国人の位置を確認してしまった。しかし実際には、この2人の合間をダイアゴナルに侵入したクリスタンテが、グラウンダーのパスを受けてキーパーとの1対1を決める。この抜け目ないゴールでローマ先制。

secondo tempo
ベラルディがエミリアルーレットでヴィニャを剥がすと、ボックス中央に入ってきたジュリチッチがベラルディからのパスをダイレクトで決めて同点に追いつく。ジュリチッチは今季開幕から調子がよく、今のサッスオーロで最もフリーにさせたくない選手の一人だった。ローマは代表組を休ませる必要があり、74分にはヴェレトゥ、ミキ、ザニオーロを交代させて、ショムロドフを投入。おそらく4-4-2に変更したはずだが、そこでディオニージ監督はすかさずデフレル、ハメド・トラオレといった強い選手を投入して火力を上げてきた。

しかし、最後はローマの逆転弾が決まる。自陣からのロングフィードをショムロドフが優しく落とすと、それをエルシャーラウィが、上手く抑えた右のインサイドでゴール右角に蹴った。ボールはポストを叩き内側に転がり、一瞬、ほんの一瞬スタジアムから音が失われた。そして直後の大歓声。エルシャーラウィはクルヴァに走り、そしてもう一人、クルヴァに走る我らがミステルの姿をカメラは捉えた。

試合後にミステルはこの歓喜の理由を語った。


モウリーニョ「この1週間、私は皆に嘘をついていた。この試合(の記録)は重要ではないと言っていたんだ。多分そう話す事で、自分自身を言いくるめていたんだと思う。だが、実際には特別な意味を持っていた。この記念すべきマイルストーンを私はこれからも永遠に忘れないだろう。だからこそ、私はこの試合で負けて、その記憶が一生残る事を恐れていたんだ。だから、周りに嘘をついていたのかもしれないな。こんなの重要じゃないってね。でも本当は特別な気持ちだった。今夜は6-6、7-7で終わっていたかもしれないし、むしろ1-2でサッスオーロが勝利していた可能性もあった。終盤にはルイ・パトリシオの素晴らしい2、3のセーヴはあったが、同時に2、3のゴールも逃してしまった。中立の立場から見てもとても素晴らしい試合で、多くの感情が入り交じった並外れた試合に違いない。ゴールが決まった瞬間、私は58歳ではなく、10歳とか、12歳や14歳でサッカー選手を夢見ていた頃の子供みたいにサイドラインを駆けた。はしゃぎ過ぎた事はディオニージ監督に謝罪したよ。彼と彼の選手たちにも祝福を送った。今夜は私たちが勝利したが、もしサッスオーロが勝利していても、私は何一つ不満を持たなかっただろうね」

この1000試合の他に、就任5連勝はあなたのキャリアで初めての快挙でもあります。

モウリーニョ「1000試合も誰かに言われるまで気が付かなかった。私が求めているのは数字ではない。勝点と選手たちのメンタリティには満足しているが、ディオニージ監督について考えないわけにはいかない。サッスオーロは強いインテンシティとメンタリティを持つチームで、それは彼らを研究し始めてすぐに分かったよ。でも今夜は、私の1000試合目をネガティヴにしない様に神様が決めたのかもしれないね」


決勝点を決めたファラオーネDAZNのマイク

今のお気持ちは?

エルシャーラウィ「こんな感動を味わったのは久しぶりだね。勝ち越しゴールが決まって、クルヴァまでファンのところまで走る。感動的で素晴らしい気持ちさ。こんな日があるからぼくたちは日々練習をする価値がある。まるで魔法のような雰囲気で、ローマには多くの熱意がある。でもあんなゴールを決めたとしても、ぼくたちはそれをすぐに忘れて次の準備を始める。それこそが必要なメンタリティだと思っているからね」


そして全てが終わり、順位表のトップにローマの名前がある。日付が変わり、主要全国紙お抱えの一流ジャーナリストはこぞってこの試合について筆を執った。レプッブリカのパオロ・コンドは、連勝を続ける3クラブをトランプに例えた。

『ミランがクラブで戦い、ナポリはスペードを演じる。しかしローマは胸(ハート)を打った』

もちろんあと35試合も残っていて、誰もこれでローマの強さが本物だとは思っていないし、ロマニスタだって思っていないはずだ。しかし、久しぶりの首位奪還を喜んではいけない法はない。こんな夜の為にぼくはロマニスタになった。もうトッティもデ・ロッシもいないけど、ローマは今でもぼくの胸を打ち、そしてぼくはロマニスタのままなのだ。

 

コメント

  1. tatti より:

    如月さん

    最後の締めの文章素敵ですね!
    この試合はバルセロナ戦以来の興奮でした!

    • kisaragi より:

      tattiさん
      ありがとうございます!
      久しぶりにハートで戦った試合だなと思います。それこそバルセロナ戦のときのような覚悟が見えましたね。

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