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ELノックアウトラウンド:ヘント(H)

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リーグでは不調だけど、他の大会ではのびのびやれてるというクラブは案外多い。しかし、ヨーロッパリーグでもセリエAと同じようなパフォーマンスでギリギリ勝ったローマには不安しか感じない。これはディフランチェスコ期に度々見られた戦術迷子な状態に近いのかなと思っていたけど、後で紹介するミステルのコメントでその点に言及していて、納得できるかはともかくその理由を知ることはできる。

AS Roma Thursday, 20. February 2020
20:00 Clock
KAA Gent
1:0
goals
1 : 0 Carles Pérez 13.  (Edin Džeko)

開始早々、前からはめていこうというヘントに対して、全く前進できないローマという不吉な立ち上がり。しかし先制はローマ12分。相手のバスミスを奪ってからのショートカウンター発動。裏抜けしたカルレス・ペレスが、出てきたキーパーとの決闘を制して対角線に決めた。しかし、これで波に乗るかと思いきや、後半はアウェイゴールワンチャン狙いのヘントにガンガンに攻められて、良い形を作れなかったのは悔やまれる。

ローマTV

フォンセカ監督「勝利も重要だが、同様に失点しないことも重要だった。この瞬間、私たちにとって簡単なことではなかったが、うちの子たちは、最大限に努力してくれたんだ。誰もがここから変わろうと思っていた。今日は勝利だけが重要だった。結果のみ満足かと訊かれたら、確かに今夜我々は良いプレーをしなかったが、ゴールを決め、失点しないことは、チームの信頼感の為にも重要だった。内容が伴えば、質も上がってくるだろう。今は適切なタイミングでゲームスピードを上げる為の自信を失っている。しかし、我々はこの勝利により、自分たちを改善していけると理解する必要があるんだ」

メディアセット
フォンセカ監督「ポゼッションが最善の方法だ。ボールを持っていれば守らなくても良いからだ。常にボールは保持したいが、その為には足元で受けたい選手が必要になる。現時点でそれができる状況でほない。だから、今夜我々はそのリスクを冒さない戦いを選んだ。キープではなく、パスコースを作る為にポゼッションしたいが、この試合ではそうはしなかった」

──リュディ・ガルシア監督は、耳をふさいで自分のアイデアを続けるようにアドバイスしました。

フォンセカ監督「読んだよ(笑) 同じ監督からそのような事を言ってもらえるのは本当に嬉しい。ガルシアさんにほいつも感謝しているよ」

──ペッレグリーニに対するブーイングについては?

フォンセカ監督「彼はローマを愛していて、今この瞬間、誰よりも大きな責任を感じている。私たちは、彼が今季なにをしてきたのか忘れてはならないね」

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総括

結果が必要というのはわかるけど、ここ数シーズンのローマは、勝ったとしても相手に勇気や期待感を与える勝ち方も多くて、ヘントにしても結局はシュート精度の低さでローマに差をつけられた部分はあれども、彼らがもう一度この試合を分析すれば、ローマの守備がちびっこサッカーよろしく、ボールめがけて全員で団子になっていることに気がつくはずだ。リターンレグでは当然そこを突いてくる。

ポゼッションでギャップを生み出さんとするチームが、カウンター喰らってスペースを開けてしまいかねないというこの状況は結果だけでは元のコースに戻れなさそうな危険をはらんでいそうで怖い。ミステルは試合後にこう言った。

1ヶ月前にあった信頼感がいまもあるかと訊かれたら、それは必ずしもそうではない。

あくまでこの信頼感とは、個々の人間関係ではなく、ピッチの上での話なんだけど、前線が点を獲るから後ろもリラックスできるだろうし、そういった意味で無失点は小さいけど大きな一歩なのかもしれない。

あとカルレス・ペレスはもう言うことないですね。挑発的なドリブル、クロス、頼もしいリトリートなど、最後の1ピース感に溢れていました。

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