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【直接対決直前SP】セリエA第17節:インテル戦・プレマッチレビュー

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皆さんこんにちは。ぼくも皆さんと同様に、1人のローマファンとしてインテル戦の勝利を願い、また、ぼくの力というか、ファンの存在で試合勝率を少しでも上げられないものかと平素より腐心しているわけです。昨シーズン、その想いが巡り巡って、如月がフラッグを掲げる動画がオリンピコで流れました。思えばあれもインテル戦でしたね。その時、万感の思いに浸りつつ、同時にふとこうも感じたのです。

いくらローマ速報で、やれ戦術だ、チームコンディションだ書き並べても、そんなものはピュアなファンの声援に比べて、ファッキン意味がないのかもしれない、と。であれば、ぼくはもっとチーム勝利の為に何かできまいか?そう考え、上白石萌音がグランドピアノに肘をついてうたた寝してるくらいピュアな感じで知恵を絞った末に、インテル必勝法を思いついたので、ここで皆さまにお伝えしたいと思います。

まずインテルのクラブ施設、蘇寧トレーニングセンターに忍び込みます。そして、ローマ戦の登録書類の選手名のLukakkuの部分をRokakuに修正します。その書類をレガカルチョが受理して、試合が行われます。ローマが勝てばそのままで問題ありませんが、仮に引き分けか負けた場合、この登録書類が活きてきます。「あれ?プレーしたのってLukakuだけど、登録書類に名前がないぞ。その代わりRokaku(六角精児)は登録されてるけど…」となる。レガカルチョがざわめく。その結果、書類の不備でインテルの勝点がはく奪されるのです。絶対にはく奪されます。なぜならば、ローマは!開幕で!ヴェローナに引き分けたのに!書類の書き間違いでッ!勝点はく奪!されたんだッ!(君が、泣くまで、殴るのをなんちゃら~みたいなイントネーションで読んで下さい)


ということで、ほぼ勝利は確定したかに見える(見えない)17節ですが、それはまあどうでもいい。シリアスなサッカーファンを8割方振り落としたところでそろそろ本題に入ろう。

勢いのある上位クラブに結果を残せない内弁慶と揶揄されるフォンセカ・ローマ。実はこの呪縛はフォンセカ以前、ディフランチェスコまで遡るが、モンチ期から掲げる4位フィニッシュ以上というクラブオーダーを目指すならば、この負け癖は修正しなければならない。しかし、フォンセカ体制でもこれはまだ改善できていない(ような気がする)。ぼくたちASローマ観測技術員としては、ここをぼんやり『気がする』で済ませておけないので、フォンセカ期上位対戦成績を検証していきたい。

なお、上位の定義は順位に依らず、一般的かつ総合的な判断で5クラブに絞った。また、昨シーズンカップ戦でユヴェントスと戦い1-3で負けているが、これはノックアウトラウンドの為、数字として考慮していない。

2019-2020シーズン
開催日 開催時間 H/A 対戦相手 スコア ローマ結果
5. Round 25/09/2019 18:00 H Atalanta 0-2 ×
9. Round 27/10/2019 17:00 H AC Milan 2-1
11. Round 02/11/2019 14:00 H SSC Napoli 2-1
15. Round 06/12/2019 19:45 A Inter 0-0
19. Round 12/01/2020 19:45 H Juventus 1-2 ×
24. Round 15/02/2020 19:45 A Atalanta 1-2 ×
28. Round 28/06/2020 16:15 A AC Milan 0-2 ×
30. Round 05/07/2020 20:45 A SSC Napoli 1-2 ×
34. Round 19/07/2020 20:45 H Inter 2-2
38. Round 01/08/2020 19:45 A Juventus 3-1
2020-2021シーズン(2021.1.5現在)
開催日 開催時間 H/A 対戦相手 スコア ローマ結果
2. Round 27/09/2020 19:45 H Juventus 2-2
5. Round 26/10/2020 19:45 A AC Milan 3-3
9. Round 29/11/2020 19:45 A SSC Napoli 0-4 ×
13. Round 20/12/2020 17:00 A Atalanta 1-4 ×
2シーズン・トータル戦績
team W D L total
Atalanta 0 0 3 3
AC Milan 1 1 1 3
SSC Napoli 1 0 2 3
Inter 0 2 0 2
Juventus 1 1 1 3
total 3 4 7 14
勝率 21% 29% 50%

過去14試合で3勝7敗4分であり、勝率で見てみると、実はそこまで毎回負けているわけではない。それでも上位陣に負けている印象が拭えないとしたら、これは引き分けの多さが原因だ。

フォンセカローマは、上位に負けてしまうチームというよりは、アタランタには歯が立たず、その他の上位クラブには勝ちきれないチームであることが数字から判る事実である。

フォンセカの信条はポゼッションサッカーであり、アタランタがその持ち味をかき消すマンマークに振り切っている事もこの結果の裏付けとなるだろう。さらに言うと、2020年6月28日のミラン戦の負けも、アタランタ同様にハイプレスを掛けられて起点が作れなくなったことに起因している。現在、どのクラブの前日会見でも、対戦チームの監督は、ローマの中盤を封じるために強いプレッシングを張ることを公言している。

フォンセカは、自身のポゼッション哲学を、ボールを持っていれば攻撃されないと説明するが、それは、ボールを持っているだけでは攻撃にはならないという勝ち切れなさの理由でもある。ポゼッションサッカーの難点は、度々遅攻気味になってしまうことだ。それでいてボールを回してスペースを探すというタスクは変わらないことから、自分たちでも気が付かないうちに『持たせられている』状況に陥り、さらに悪化すればラインが下がり、中盤に大きなスペースを生んでしまう。この潮目の変化をベンチやスタンドからは、選手に対してなかなか伝達できない。

しかし、フォンセカ2年目のサッカーで、ヴィジャール、イバニェスといった気流の変化を掴む、ポゼッションに長けた選手が増えてきている。このジレンマをシーズン中に改善できるかは判らないが、チームが目指すべき戦い方は既に過去の失敗から提示されている。

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コメント

  1. ダルシム より:

    SPに相応しい読み応えたっぷりな内容をありがとうございます!
    インテリスタの方にインタビューすることでローマを俯瞰して見ることが出来ますし、内容に深みが出ていると思います。
    他チームのサポーターの方に積極的にインタビューし上手くまとめるあたり、如月さんは聞き上手、引き出し上手なのだろうと想像します。

    今後もぜひよろしくお願いします!

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      ダルシムさん
      感想ありがとうございます!!!
      ぼく個人楽しみながら相手を学びながら更新作業ができるので、こういった特集は増やしたいなと思っています。これからもよろしくお願いします!

  2. iwaodappe より:

    あけましておめでとうございます。
    ローマの躍進心から願うばかり。
    ミキの契約更新を期待したい!
    ローマインテル中継無し⁉️

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      iwaodappeさん
      明けましておめでとうございます。
      インテル戦はフジテレビnextです。
      今月も連勝を続けて良い波に乗りたいですね!

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