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【ロマ速パジェッレ】ローマ 3-1 ウディネーゼ

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【祝・セリエA5位浮上】ローマ 3-1 ウディネーゼ | ASローマ速報〜ROMANISMO (asromasokuhou.com)

・Rui Patricio 5.5

前半に仕事が無かったが為か後半失点シーンは判断に明晰さが欠けていたのでは、結果的に1失点で勝ったので許された試合。

・Mancini 7.0

先制点のシーンの前にも惜しいヘディングシュートがあり、特にセットプレーで存在感を示した。彼の特徴である前線へのロングパスも出ていていいエッセンスとなった。無駄なイエロー貰わなくて良かった。

・Llorente 6.5

ビルドアップ時に両脇の選手の手綱がうまく引けていたのでは、何よりもエリア内での決定的なボールの掃き出しがあったのが大きく、まさに本職CBの仕事。

・N’Dicka 6.5

今節の様に高い位置でプレーする時間が長い時の方は調子がいい証。その分運動量も多くなったが戦い抜いてくれた。

・Karsdorp 6.0

そろそろ待望のゴールが生まれそうな気配はある。それ程今シーズンはエリア内への走り込みを熱心に行っている。El Shaarawy投入以降は体力面とバランス観点から重心を落とし、本来のプレーが出来ていなかったが甘めでの及第点。

・Cristante 6.5

SHからボランチまで1試合での中盤の役割をすべてこなせるのが本当に助かる。敵陣での冷静なパスが光、自らの惜しいヘディングシュートもあり守備だけでなく攻撃面でも存在感を見せた。

・Paredes 6.0

途中でピッチを降りたが、今節も大量にボール捌いた。どうしてもWGや3CBの両脇がパスの出し先になりがちなので、もう少し攻撃的に縦の速度があると嬉しいのだが…。

・Pellegrini 5.5

おかえりなさい。病み上がりが故に早めにピッチを去ったが、敵ボールエリアでのボールタッチも多く彼らしいプレーが見えたのは心強く、先制点のきっかけになった動きも実に良かった。順調に本調子を取り戻して欲しい。

“約2ヶ月程の欠場で未だベストの状態にはないが、彼はゴールが生まれたFK(とFerreiraのイエローカード)を獲得し、その直後にもSilvestriからのこぼれ球を直接狙った。相変わらずセットプレーでは不動の存在である。” (by Il Romanista)

・Spinazzola 5.5

攻守のどちらにも明確な仕事が出来なかった印象。失点時は疲れもあったろうが足が止まっていたのも印象は良くない。復活はいつになるのか。

・Dybala 7.5

暫くゴールから遠ざかっていたが今節は決定的なゴールで勝利に大きく貢献した。とにかく数的不利の密集でのボール保持能力が相変わらず卓越している。失点シーンは敵のプレッシャーもあり少しボールが収まらなかったが、十分なおつりがくる試合結果。

“ここ数試合の不透明なパフォーマンスから、彼には大きな期待が寄せられていたが、先制点のアシストに決勝点とその期待を裏切ることはない。その以外の時間も、観客や特にチームメイトを喜ばせるプレーを連発した。彼はいつでも宝石” (by Il Romanista)

・Lukaku 7.0

今節はゴールゲッターとしてではなくポストプレイヤーとしてのBigRomであった。前線での身体の貼り方がマジですごい。3点目時の喜び方からも自らの仕事の大きさを実感していることが分かって嬉しい。

“前半はサイドで素晴らしいプレーを見せ、仲間に素晴らしいボール供給した。他の選手の為のスペースを作り続け、最終的にDybalaとEl Shaarawyにゴールを決めさせる。キツイ支払いとなるエースのダブルだ。” (by Leggo)

・Zalewski 6.0

普段余り馴染みのないSH的なポジションも受け持ったがBoveとの対称性が気持ち良かった。

・Bove 6.5

途中からの出場にも関わらず決定機に何度も絡んだ。いつも沢山走っているので、短時間集中で頑張る時間も良い経験になっているか。得点の流れに組み込まれていてよき!

・Azmoun 6.5

彼が入るとLukakuの後ろのスペースへの意識が高いため縦の速度が上がるのがいい。短時間ながら決勝点に絡む活躍は素晴らしい。

・El Shaarawy 7.0

あまりに彼らしい確度からの余りに彼らしい巻き方のシュート。何度も見た景色の何度目かのデジャヴ。決定的な働きをする男はやはり違うなと。

・Kristensen 6.0

懸命に健気に時間稼ぎをする姿に涙した。失点に寄与しなかったからヨシ!

・Mourinho 6.5

敵の反撃に対するリアクションは少し相変わらずの遅さを感じたが、同点後の反撃に向けての交代は適切なものでチーム全体の仕上がりの良さを感じる。

総評

「これがいい」と言うには足りないが「これでいい」と言うには贅沢すぎる、そんな試合。居酒屋の肴で言うと梅水晶的な、要はめっちゃありがたいってこと。

我らがCpitano Pellegriniが帰ってきたことで、ある意味完全に今シーズンのフルメンバースタメンで挑んだほぼ初めての試合と言える(はず)。厳密にはUdinese対策であった可能性もあるので何とも言えないところもあるが、Pellegriniが加わった事で「こういう試合がしたかったのかも知れない…」と思わせられる意思を感じる試合であった。Romaは極端にいうと3-1-4-2的に試合を進めようとしていて、特に両WBと2CFの間のスペースをPellegriniが使い、エリア内に侵入する動きが多く見られた。確かにこれはBoveがこれまでも見せてきた動きではあるものの、Pellegriniの方がサイドに流れる動きなどが柔軟であるが故にスペースが生まれた際に虚を突いてエリアに侵入でき、この動きの意図がより感じられた。

前半、さほど熱心にハイプレスを仕掛けてこず中盤以降の競り合いで戦おうとするUdineseに対して、Romaが3CBの両サイドに敢えてボールを持たせ前を向かせることで中盤から敵を引き釣り出し、瞬間的に3-5-2が3-4-3になる瞬間のズレとして生まれるスペースを使う事を志した、先制シーンのFKのきっかけとなったファールもそのような形で敵のバイタルエリアに入り込んだ結果生まれたもの。
後半、何とか同点に持ち込もうとするUdineseはよりハイプレスかつより中盤でのプレス強度を上げてきた。この敵の圧に押されRomaの3CBの位置が下がり、前半機能していたビルドアップが行えなくなったところで、まさにUdineseが狙っていたであろう形でのショートカウンターから同点に追いつかれてしまう。Roma側としてみれば確かに冷静を欠いたプレーではあったものの、リスクテイクし強引にボールを奪いに来た敵の度胸を褒めたい。

同点にされてしまった以上ホームOlimpicoで負ける訳に行かないRomaは事前に準備していた攻撃のカードを切ることになるが、今節もこの交代は大正解だったと言えよう。El Shaarawyの投入により左右のバランスが崩れ、N’Dicka が左SB的にふるまうことで時として4-4-2とも取れるような陣形となり、縦の関係が明確になった。2点目は正に縦縦の関係性での得点で最近のRomaだと珍しい形だった。3点目含め両方に絡んだBoveとAzmounの途中出場組は素晴らしい活躍。

AzmounとEl Shaarawyは共にST的な適正があり、ピッチにLukakuがいる以上使おうとするスペースが似通っていて時折ポジショニングか被り層になるが、その多少攻撃の駒が局在化することが結果的に打開に繋がっているように見える。Lukakuという明確なターゲットマンがいる時に、その真後ろのスペースを使いたがる選手が以外と今のRomaに少ないのは多少不思議であるが、この2入りは数少ないそのタイプな気がする。

最後はKristensen も投入し3-3-2-2の様な形にして適度にポゼッションしながら5Backにも移行するような陣形でGame Closeと終盤15分だけ異様な余裕を感じる試合でした。出来ればもっと早めに追加点を奪いたかったけれど贅沢は禁物。勝利の美酒を味わえるだけ有難いと思おう。

あと、関係ないけどUdineseのG.Cioffi監督はイケメンだなと思って観ていました。セーターの着こなしがイケメンのそれでズルい。てか、指笛ってした後ズボンで拭いていたりするのかな…?なんかそれはダサくない…? Deulofeu早く帰って来ると良いね。


採点者:くわしん
小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

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