AS Roma | Sunday, 6. October 2019 14:00 Clock |
Cagliari Calcio |
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1:1
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goals | |
0 : 1 | João Pedro 26. / penalty |
1 : 1 | Luca Ceppitelli 31. / own goal |
・Pau Lopez 6.5
PK以外は完全にセーブ。リスタートの速い判断も良かった。
・Spinazzola 6
攻守にわたって献身性の高さが見えた。加入前に耳にした「スピナは攻撃専だから守備はザル」とはなんだったのか。めちゃめちゃ安定してると思います。
・Mancini 6.5
パーフェクトな出来ばえ。特に最終ラインから果敢に飛び出して、徹底的に相手中盤を潰していたのがめちゃめちゃ利いていた。それだけにPKを与えた女の子ハンドだけが本当にもったいなかった。これで-0.5しました。
・Smalling 7.5
今までの出場で素晴らしくない時が一回もない。ASAP言い値で買い取ってもいいレベルです。
・Kolarov 6
少しの休暇でリフレッシュしていた姿はブラック企業の先輩社員のよう。苦労で増えたからか白髪染めしてましたね(ちょっと気にしてたのか…)。深い位置からのクロスは違う選択肢もあったかなとは思いました。
・Diawara 6.5
まずディアワラはPKは与えていないです。全体的には、シンプルに前を向きシンプルにパスを出してリズムを生み出していた。事実、怪我で交代してから4〜50分間ローマは舵が取れた船のようにさまよい続けた。ケガも軽くなさそうだし、いろんな意味で本当に痛い。
・Cristante 6.5
鋭い縦パスを何本か決めていたし、行動範囲も広い。以前のように守勢時に寄せが甘いことも少なくなっている。ただ今日はトップ下で見てみたかった。
・Veretout 5.5
労働型のMFがトップ下に来ると、ロマニスタの修正としてペロッタとして見てしまうけれど、そんな物事はシンプルではないですね。ハードワークはしていたけれど、果実は少なかったように思います。
・Kluivert 6
テクニカルなドリブラーではないからかなりの確率でチャレンジは引っかかるけど、その直進性を活かしたディフェンス意識の高さとボール奪取能力はすばらしい。サイドバック適正あったりしませんかね?
・Zaniolo 6.5
今日も左WGとしてスタート。序盤から60分ほどはあまり出番がなかったが、右や中央に流れ込んできた際には惜しいシュートを連発した。守備意識の高さは良いのだけれどそろそろ得点が欲しいところだし、やっぱり右か真ん中に移しませんか?
・Dzeko 6
去年までのジェコだったら、判定へのフラストレーションからピッチでふて寝を始めてたかも知れない。けれど今日は奇っ怪な判定にも異議を唱えず、頬骨が割れてもアピールもせず、最後まで戦い抜いた正式なカピターノだった。ほんと感動したよ。
・Antonucci(⇔Diawara) 5.5
今シーズンリーグ初出場。何度かエリア近くでフレッシュな風が吹いたけれど、線の細さと経験の少なさは否めなかった。今日が出番というのはかわいそうな気もするけれど、中位クラブ相手には通用しないと正直厳しい。途中出場、途中交代は致し方ないと思いました。負けずにがんばれ。
・Kalinic(⇔Antonucci) 5.5
これまでの3試合でいうと、カリニッチが最も生きるのはジェコとの2トップ。マークが分散するからか、ジェコへのマークが甘くなるという副産物を生むのも大きい。最後のゴールは無効になったけど、僕の心の中ではヒーロー扱いのままだよ。バックアッパーとして腐らずよくやってると思います。
・Fonseca 6
納得いかない判定しかないが、ローマが勝てなかったのは事実でその責任はある。戦術はいいけれど、ポジション配置に疑問は残る。
番外編
・Olsen 7
可能性のある枠内シュートをすべて弾き、ローマの決勝点も”痛がり”で見事に無効化。オルセンが悪くないのは頭では理解してるけれど、ちょっとまだ嫌みの一つも言いたくはなりますよ。
・Lu. Pellegrini 5.5
攻撃参加した裏を狙われるのはローマ時代から変わらず。攻守のバランスが悪いのかな。ナインゴランと真逆でロマニスタから強烈なブーイングを浴びながら、飄然としてプレイを続ける姿は頼もしさすら感じますね。これ、あんまり褒めてません。
・Naingollan 5.5
怪我明けの影響からか良いコンディションには見えなかったが、スッと前を向いて的確な判断で正確な大きな展開は、まさに今のローマが欲しいものだな……とノスタルジーに浸ってしまいました。途中交代でオリンピコ全体でフェアウェルの拍手が降り注いだのは非常に美しい光景だったし、マラン監督やるじゃん!と思いました。
総評
サッカーを見ていてここまで審判に怒りを覚えたのはちょっと記憶にないですね……。もう思い出すのも嫌なので例の判定には触れずに行きますが、決して強いチームではなかったカリアリ相手に攻めあぐねたことが最大の敗因でしょう(一晩経ってここう思える程度には冷静になれました)。
ヴェレトゥのトップ下は連動が生まれず、左に置かれたザニオーロはカットインできず、物理的な意味で中央に入ることができなかった。特にボールを効果的に散らしていたディアワラがケガで交代してからのローマは、完全に凝り固まってしまった。カリニッチがアントヌッチと替わって出場しジェコへのマークが分散した以降の、放り込み中心のパワープレイがもっとも効いているように見えました。ローマというクラブでその選択は難しいだろうけど、結果論としては後半45分をパワープレイに費やしても良かったのかなと思いました。本当に結果論ですが。
ただ2トップは2回中2回機能してるので、2列目もいよいよ人員不足になってるし(なんでだよ)、2トップスタートも盤面に挙げて考えていい気もします。
一方でディフェンスのツーセンターのコンビは非常に非常に素晴らしかった。特に高めのポジションで積極的に狩りに行くマンチーニと、そこからあぶれた地上戦・空中戦の両方を対人勝率100%でブロックするスモーリングの、縦関係のツーセンターは高度なエンタメでした。センターが硬いからか、今日はサイドバックの両方が積極的に上がることができた。この守備の堅さが続くならば、きっとこれからの戦術はより広がりを見せてくれると思います。
ザッパコスタ、フロレンツィ、ペッレグリーニ、ムヒタリアン、ペロッティ、ウンデル、そしてディアワラにジェコ(+親知らずを抜いたチェティン)。幸か不幸かこれからとても退屈なインターナショナルマッチウィークに入るので、この中の数人は戻ってきてくれたらと思います。もちろん、しっかり治してからね。
文、構成●text by mosh
コメント
おっしゃる通り、2トップか3バックかなど、現状の怪我人によるMF駒不足をフォーメーション、監督の手腕で乗り切って貰いたいですね。
これまでの試合を見て、フォンセカ監督は奇策におぼれないちょうど良い戦術変更をしてくれるタイプじゃないかなと思ってます。
アントヌッチは一向に向上しないフィジカルが。。まぁこれはある程度仕方ないにしても、途中出場途中交代って寝られないレベルで悔しいと思うのに、シコシコインスタアップしてるの見て、彼にかけるForzaはもう無いと思ってしまいました。
おっぱいのおっきな彼女とのチュー写真じゃなかったので僕はセーフとしますw