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今週のセリエさん~スリリングな順位変動の予感、そしてフォンセカ監督前日会見

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土曜日の試合で上位陣に変化の兆しあり!

ナポリがストップ・ザ・ユーヴェをキメたことで、当該戦績でローマを凌いで4位浮上するも、これが今夜行われるウディネーゼ戦の試合次第で再び3位奪回への布石となり――

SSC Napoli Saturday, 13. February 2021 Juventus
1:0
goals
1 : 0 Lorenzo Insigne 31. / penalty

スペツィアがミランに勝利したことでインテルが首位になる可能性も出てきた。

Spezia Calcio Saturday, 13. February 2021
19:45 Clock
AC Milan
2:0
goals
1 : 0 Giulio Maggiore 56. / left-footed shot
2 : 0 Simone Bastoni 67. / left-footed shot  (Nahuel Estévez)

スペツィアはコッパでローマを破り、19節ではこちらが辛くも勝利はしたものの、16位という順位があてにはならない強さ。前半から攻め続け、なによりほとんどプレーにミスがない。ローマ戦でループの美しい虹を描いたサポナーラの渋いファンタジーアが随所に光り、両サイドでプレーできる絶対的な主軸のエマヌエル・ギャシは、テオを封じ込めるという防御タスクは、前半に1度体をぶつけたファウル程度。むしろ後半そのテオから奪ったカウンターによる先制に繋がるビルドアップはお見事。先制のアグデロ同様完全に攻撃をデザインしていた。2点目のアシストとなったエステヴェスのFKもずっとセンタリング上げるで~という体の向きで全員を欺いて、短いトスからのバストーニの巻いたシュート。痺れました。
自分たちの話をするならば、ミランはイブラヒモヴィッチにマンジュキッチを投入して、シンプルに前線に火力を足すという判断ができるのに、なぜローマは頑なにそれをしないのだろうかという気持ちになりました。戦術的ではないからでしょうか・・・

といったところで、昨晩のフォンセカ監督前日会見の模様をお伝えしたいと思います。


明日のゴールは誰が守りますか?ローマはここまで32失点という記録を持っています。この守備の脆さを改善するためにセンターバックにはクリスタンテが起用されるのでしょうか?

フォンセカ監督「パウがゴールを守る。昨日マラシュ・クンブラがトレーニングで打撲したために、現在メディカルスタッフと確認を続けているがマラシュが出れなければクリスタンテが解決策となる。失点はセンターバックだけの問題ではなく、チーム全体の改善点でもある」

ジェコorマジョラル、どちらがプレーしますか?

フォンセカ監督「ジェコもマジョラルもどちらも良いトレーニングが出来ている。どちらがプレーするかは明日判る」

ペドロとエルシャーラウィの状態は?特にエルシャーラウィのポジションをどこが適任とお考えでしょうか?ストライカーの背後に置くのか?それとも別の仕事があるのか?

フォンセカ監督「エルシャーラウィは長い間プレーしておらずまだやるべきことがある。過去2週間チームセッションに加わっていたとしても、フィジカル面ではまだトップフォームではないんだ。私たちは彼がすぐにプレーできるように最善を尽くすが、それは明日試合に関与するという意味ではない。エルシャーラウィのポジションだが、私は彼をウインガーだと思っている。ローマは3人の攻撃的ミッドフィルダーを並べない。現在チームを学んでいる最中だ。非常に聡明な選手であり、多くを吸収して、問題なく私たちのモジュールに加わることができるだろう」

ペドロはどうでしょう?

フォンセカ監督「準備できている」

木曜日のヨーロッパリーグを想定してターンオーバーしますか?

フォンセカ監督「ウディネーゼとの試合についてしか考えない。それだけさ。明後日からブラガについて考え始める」

選手たちはあなたにジェコをキャプテンに戻すように頼みましたか?

フォンセカ監督「そういった質問があるのは理解している。しかし、このトピックについてはこれ以上話したくない。今後も記者会見で同内容の質問を試すことは可能だろうが、私の答えは変わらない」

ルカ・ゴッティ監督はあなたを最高の監督のひとりだと話しています。

フォンセカ監督「そういってもらえるのは嬉しいが、私はローマでも同様にリスペクトされていると感じている」

あなたは残り25分でさえ、二人のストライカーを同時起用できないと言いました。しかし、昨シーズンはジェコとカリニッチを並べています。なぜ今のチームでそれができないのでしょう?

フォンセカ監督「私はここで指揮を執る人間で、ここで毎日仕事をして、チームのプレーのやり方を理解している。仮に2トップが必要だと信じるならばそうする。しかし、このような圧力に屈してシステムを見直したりはしない。何時、どうやって二人のストライカーを使うかは私が決める」

ユヴェントス戦では、ピルロ監督が深みを与えずにファイナルサードで決定機を作れませんでした。ウディネーゼ戦もゴッティ監督が同様に守備を敷くと考えますか?

フォンセカ監督「ウディネーゼはリーグ5位の守備力で、非常に強力な防御力だと思う。自陣でしっかり引いてくる相手を突破すのはサッカーの最も難しいテーマでもある。それがユーヴェのようなトップクラスならばなおさらだ。今週私たちはこの点を考慮してしっかりと仕事に取り組んだ。彼らは直近3試合でクリーンシートを持ち、今年に入って7試合で得点をしている。強豪相手に結果を出しているチームだ。非常に組織的で、良い監督がいる。深く守り、カウンターに強く、チームで戦ってくるだろう。簡単な試合にはならない。しかし、自分たちが準備が整っていて、勝利したいという気持ちを覚えておくことが重要だ」

<了>

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