貧乳は性欲がすごいといつぞやケーシー高峰が言っていた気がしますので、元お天気お姉さん岡村真美子の2014年に起こした不倫騒動は、これは仕方ないんじゃないかなという気がしています。社会的にちっぱい、違った、失敗したというだけで、基本的には「あら、いいですねぇー」的観点から、再び岡村真美子を推して行きたいと思っています(もう芸能界引退してますが)
それはさておき、エルヴィン・ズカノヴィッチに顔そっくりと如月の中のみでお馴染みのジェンギズ・ウンデルがレスターシティにドナドナされそうです。
このまでいくと、ゼロイヤーどころか、『解体』でしかない夏のメルカートですが、解体は解体として別に議論するとして、これまで買われていくという意味でスーパーマーケット化が続いたローマが、現在は積極的に選手を売却している背景についてご説明しましょう。
これには、まず余剰人員を削り、コストカットを目指すというフリードキンの方針があります。数週間前のビデオチャットで、会長はチームのトータルコストにメスを入れることをフォンセカに告げました。昨シーズン、トップチームには常に28人以上の選手が登録されていました。7日で3試合の過密日程の避けられないローマは、開幕から故障者が多発した緊急事態を、この選手層をうまくやりくりして乗り切ります。ですが、これは不幸中の幸いであり、本来であれば、故障者が出ることを前提に受動的に組織するよりも、故障者を出さないトレーニングメソッド、医療プロトコルの導入がビッグクラブとして求められているはずです。
また、セリエAは12人までベンチ入りが認められていますが、トップチームに28人置くとなると、毎試合5人は召集外となります。23人でシーズンを乗り切るというのは現実的に難しいのですが、さすがに28人は多すぎます。その召集外選手に年間総額数千万ユーロ支払うというロスをフリードキン体制では止めようとしています。
あとはどこまで選手を売却するかという線引きが重要で、例えプレーできなくともロッカールームで経験やロマニズモを伝えられる重要な選手はいるはず。経験や勝者のメンタリティはお金では買えないので、あまりシビアに数字で判断し過ぎないことです。また、こういった選手の入れ替えは金銭的なバランスと引き換えにチームの仕切り直しを強いられます。ローマがユヴェントスなどに対して競争力を持っていた時期というのは、たとえ資金難から誰を売却しても、トッティ、デ・ロッシ、ナインゴラン、ジェコといった戦術の軸でありチームの心臓となる選手は必ず残留していました。この心臓の部分を取り除いてしまうのはゼロイヤーならぬマイナスイヤーとなる危険性がありますね。
ということで、この夏のポイントは以下の通り。
ローマは選手を積極的に売っている
これまでファイナンシャルフェアプレー制度の関係で売却を強いられていたが、今年は、チームの人員整理、経費削減といった改革面が理由である。ただし、スポーツディレクターがいない現状では、競技面のバランスが損なわれる危険性がある。
とはいえ、これだけ主力級を放出しては不安があるのは当然。事象を追って解説していても如月にだって不安はある。一歩間違えば超低迷しそうじゃないですか。そして超低迷したイタリアンクラブは簡単に中長期プランを手放して、目先の勝利に走り始める。そうなったら、またこの状況に持っていくまでに数年必要になるわけです。ただ、文句を言うにはまだ早い。なぜならば、出ていった選手に対しては、ぼくたちは思い入れを持っていますが、これから来る選手や、新しいチームとロマニスタの間にまだ信頼は築かれていないからです。この一点に於いて、ぼくたちはローマの方針に、最低開幕から8試合程度は忍耐を持つ必要がある。非難はそれからでも遅くはない。
以下は夏のメルカート収支表。コラロフのように自ら移籍志願した選手を除いて、放出したのは昨シーズン出場機会がない選手であることが判ります。
2020/9/18 | ||||
獲得 | 移籍金(+) | 移籍金(-) | ||
1 | Kumbulla (d, Verona) | 1350 | 2年ローン後、9+10+11完全移籍の場合 | |
2 | Pedro (a, svinc) | 0 | ||
放出 | ||||
3 | Florenzi (d, Paris Saint-Germain) | |||
4 | Kolarov (d, Inter) | 100 | ||
5 | Riccardi (c, Pescara) | |||
6 | Schick (a, Bayer Leverkusen) | 2650 | ||
7 | Gonalons (c, Granada) | 400 | ||
8 | Defrel (a, Sassuolo) | 900 | ||
9 | Cetin (d, Verona) | 800 | 2年後に完全移籍の場合 | |
10 | Cancellieri(d, Verona) | 425 | 2年後に完全移籍の場合(数字は目安) | |
11 | Diaby(d, Verona) | 425 | 2年後に完全移籍の場合(数字は目安) | |
14 | Under(d Leicester City) | 2400 | ローン費+300 | |
12 | Milik (a, Napoli) | 2500? | 現時点で未確定 | |
13 | Smalling (d, Manchester Utd) | 2000? | 現時点で未確定 | |
収支総額 | 8100 | 5850 |
*表の数字は、数年後の収入も含まれる如月のメモなので財務諸表的な意味合いのデータとして正確なものではありません。
クンブラの獲得は、当初2021年夏にチェティンの差額を支払うという話から、ローマがユースの選手2人を貸し出すことで2年のレンタルに変更。2022年に彼ら3人の差額を差し引いた金額をローマが支払うことになりました。そしてミリクの到着は目前です。
現在現地時間14時15分。ミリクがナポリの本拠地カステル・ヴォルトゥルノを去りました。その40分前にローマ移籍が合意に達しています。
ようこそ!と言う気持ちはあるけれども、これが他の放出に繋がる可能性があるので、まだ心から歓迎しきれないというのが本音です。どうなるか様子を見てみよう! pic.twitter.com/tiCun5hbO9— ASローマ速報⚡ ROMANISMO official (@roma_sokuhou) September 17, 2020
ミリクの到着とジェコの出発が同義ぽいのですが、ぼくはジェコが去るとは思っていません。ファンからすれば、ローマのキャプテンマークはそんなに軽くねえぞって事は、選手にも経営陣にもご理解頂きたい。
そして最後にスモーリングについても触れておきましょう。結局ローマからの1200万ユーロのレンタル案は却下されたみたいで、彼を首都に呼び戻すには、素直にマンチェスターユナイテッドの2000万ユーロを支払う必要があります。ですが、上記の表やフリードキンの方針を鑑みると、現状ローマに提案できるのは、今シーズンのレンタル、来季のバイアウトしかありません。
先週の火曜日、水曜日のトレーニングを欠席したスモーリングですが、今週行われたマンチェスターユナイテッドのテレビプログラム用フォトセッションの参加もパスしています。彼はすでにスールシャール監督と会談を持ち、そこでスタメンの保証がないことを確認しています。先週木曜日以降、ジムで個人トレーニングをして、ローマからの呼び戻しを待っています。
ローマのディフェンダーは、マンチーニ、イバニェス、クンブラの若い3人に加えて、ジェズス、ファシオ、クリスタンテと計6人がスタンバイしています。その中で放出路線のファシオ、ジェズスはスモーリングの動向を窺っている状況です。
コメント
オーナー代わって、期待大ではありますが、何かスッキリしないメルカートですね。コラロフは傭兵感あることでなんとか納得させますが、ジェコは流石に厳しい…
合理的な判断は確かに大切で、今のローマに必要なことですが、譲ってはいけない部分については、守ってほしいと思うばかりです。
trさん
本文にも書きましたが、クラブにメルカートの専門家がいない状況です。今の合理的判断は、収支と競技の均整が保たれなく可能性も感じています。お書きになられている守るべき部分を会社としてどう捉えていくかですね。
tattiさん
今のメルカートに納得いってるファンは少ないですよね。
理由があるのは判りますが、ファン心理としてはそれに代わるものを与えて欲しいと思います。