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ローマ、3度目のスクデットから20年

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今から20年前の話。ローマがスクデットを獲得した6月17日が明日やってきます。つまりスクデットイブですね、キャハッ(20年も経ってイブもキャハもなかろうが)。トッティ、モンテッラ、中田英寿、バティストゥータら当時最高峰の攻撃陣を擁したローマ。そこにアウダイール、サムエルという、これまたヨーロッパ最強のセンターバックが揃い、更にヨーロッパのあらゆるスタジアムの右サイドを征服したのがブラジリアンサイドバッカー、カフーでした。ローマを退団した後、ミランで更なるタイトルを獲得した彼も51歳。現在ではFIFAの役員を務めているのだとか。


カフー「6月17日?最初の1秒から最後の1秒まで全部覚えているよ。それは美しい旅の終着駅だった。ローマ対パルマは、2度目のスクデットから18年もの間、ロマニスタが待ち望んでいたものだったのさ。試合が終わり、全ての選手たちがピッチからスタンドを見上げていた。振られる旗、大合唱、私たちがジャッロロッシに魅了されないでいるのは不可能だったね。当時のパルマはとても強く、移動のバスの中は信じられない緊張が張り詰めていた。バティストゥータは誰とも話をせず、トッティとモンテッラはどのようにプレーすべきかを相談していた。モウリーニョの到着はカペッロの頃に似ている。あとは3.4人のハイレベルプレイヤーを連れてくれば夢を見れるだろう。ドナート・カッリージ(小説家、映画監督)が書いているように、未来に備えるには過去に目を向ける必要があるのさ」

〈了〉

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