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リック・カルスドルプ「俺はここに来た時の俺じゃない」

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発言の質は基本かつてのトッティやコラロフとそんなに変わらないのに、なぜか好感度が低い悪いマルフォイでお馴染みのリック・カルスドルプ。フェイエノールト史上最高額でローマに移籍したのに、いきなり膝の怪我で手術をしたからか、それともその手術が終わって初めての公式戦でいきなり靭帯断裂してしまったからなのか、とにかく、これまでほとんどファンら理解を示されなかった。

2019年の夏に古巣フェイエにレンタル移籍をすると、そこでいきなりローマ批判が新聞を賑わした。そういうのに一切興味なさそうなジェコに「いなくなってから文句を言うならいるときに言えよ」とこれまたメディアを通じて怒られたという珍しい男でもある。(そんなキャプテン・ジェコは、同じ年の夏前にインテル移籍がチラつき、ポストプレーだけしてシュートを狙わないというだらけたプレーで、ペッレグリーニにキレられていた。つまりおまゆう=お前がそれ言う?である)

とにかくそのような混とんとしたモンチ期の象徴的な選手、それがカルスドルプだと言えるだろう。本来であれば、かつてのスポーツディレクターの負の遺産は積極的に売却するローマだが、フォンセカ監督はこの夏に待ったを掛けた。カルスドルプに面白みを感じたのである。


カルスドルプ「いまこうしてここにいることが出来て本当に幸せだ。確かに昨年は(余剰戦力)としてフェイエに戻っていたのは誰もが知っているだろうが、俺は今シーズンはローマでチャンスがあると思って残ることを決めた。プレシーズンにはたくさんプレーチャンスをもらえた。その後怪我をしたが、今はこうして戻ってきてる」

右サイドのひとつのポジションに3人の選手がいます。スタメンを狙うのはどのくらい難しいと思いますか?

カルスドルプ「無論簡単じゃないさ。でもローマのようなクラブなら、ひとつのポジションに2,3人選手がいても当たり前だろうね。それに俺はサッカーのそういうところが好きなのさ。自分を評価してもらうために常に己を追い込まなければならない。それにチームにはひとつのポジションに複数選手がいた方がいいって思うしさ」

あなたは昨シーズン前にクラブ批判とも取れるコメントをしています。しかし、現在ローマに残っているのはどのような心変わりなのでしょう?

カルスドルプ「それは俺のコメントを間違って翻訳した何人かのイタリア人のせいだね。フェイエに戻ったとき、当然俺はローマからレンタルで出されたことを良くは思ってなかったさ。だから、恨み節的な文句のひとつも言ったと思う。でも決して多くの話をしたわけじゃない。俺はフェイエで15年過ごしてきた。オランダ人がフェイエでプレーしたり、食事をしたり、まあなんだって簡単だよな。でもその後、俺は一人でイタリアに渡った。これは楽な事じゃない。インタビューで話したのはつまりはそういう事だけさ。今はすべてが変わった。ローマでプレーできてとても嬉しいんだ」

ミラン戦の後にあなたはジェコに何かを話しましたよね。どんな話をしたのでしょうか?

カルスドルプ「はっきりとは覚えてないけど、試合中にまずいパスを出してしまったので、それを謝っただけだと思う」

4バックと3バックどっちが好みですか?

カルスドルプ「どちらでも問題ないね。4バックなら右ウイングがボールを持ってトップスピードで持ち上がることが出来る。3バックなら俺がボールを持って持ち上がる。ただその違いしかないね」

<了>

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