道重さゆみが「今の私が一番最高。だから今日の私が一番かわいい」と発言していて、なんかそれと全く同じ事を20年前にローリングストーンズが言ってたのを思い出した。道重の中にハート・オブ・ロックンロールを見たような気持ちのぼくです。かつて、レニー・クラビッツはロックンロール・イズ・デッドと歌い、フランチェスコ・トッティは『ローマの王は死なない』と書かれたシャツを着た。そしてぼくはそのトッティのシャツを嬉々として着て、未だにこんな風に考えてる。
「ローマは常に良くなっている。だから、次の試合が一番強い」
疑ったことなどあるはずがない。
ぼくはローマの最新型の最高が観たいだけ。そうやって10年以上やってきた。世界的なロックンロールスターや、アイドルがそうなんだから、ぼくたちの狼さんチームにだって可能だ。インテル戦は金曜日のナイトゲーム。その前日の本日現地時間16時にローマを出発する。さあ、今季最初のクライマックスだ。
選手情報をお伝えしておくと、先日のヴェローナ戦で、34分にザッカーニと接触してピッチを後にしたジャスティン・クライフェルトは、検査の結果、単なる打撲とのこと。ただし、離脱は10日と言われており、インテル戦、SPAL戦をパスするかもしれない。これから数日間の経過観察の後にリカバリープログラムが組まれる予定。
また、内転筋腱剥離で10月20日から離脱しているクリスタンテは、フィンランドからやってきたDr.レンパイネンの検査を受けて、より負荷をかけた新たなトレーニングの許可が下りた。1月の復帰を目指す模様。ジェコは風邪でまだ発熱が下がらぬという話もある。
フォンセカ監督就任当初は、中盤の絶対的な選手と言われていたクリスタンテだったが、彼の離脱により1人の選手が頭角を表した。ヴィオラからやってきたその男の名はジョルダン・ヴェレトゥ。ローマの新しいラ・ラヴァトリーチェだ。
──このタイミングでインテルと戦うのはローマにとってベストタイミングなのでしょうか?
ヴェレトゥ「もちろんそうだ。彼らはリーグ首位で俺たちは3連勝で4位。偉大な試合をするためにミラノへ行くよ」
──対インテルの秘策は?
ヴェレトゥ「彼らは素晴らしいチーム。スピードがあり、前線にはラウタロやルカクといった強い選手がいる。良い結果を出すには俺たちが最高のプレーをしなきゃいけないというのが秘策だ」
──ザニオーロとペッレグリーニの強みとは?
ヴェレトゥ「ニコロには強いフィジカルがある。ペッレグリーニは凄いテクニックの持ち主。二人ともローマの重要な選手だよ」
──しかし、あなたもこのローマで重要な選手の1人となりました。あなたのプレーは言うなればグラディエーターです。
ヴェレトゥ「俺は自分がピッチで何を与えられるのか知っている。あらゆる試合に勝ちたいし、チームメイトの助けになりたいね」
──フォンセカ監督のサッカーについてどう感じますか?
ヴェレトゥ「監督のポゼッションサッカーがとても気に入ってる。彼のチームマネジメントはとても重要で、俺は本気でフォンセカって男が好きなんだ」
──でも短所もあるでしょう?
ヴェレトゥ「そんなのないね!(笑) とても素晴らしい監督だ。彼のおかげで俺たちはとても成長することができたんだから。金曜日は俺たちは素晴らしいパフォーマンスをしたい。みんなの為にもね」
──逆にあなたのパフォーマンスに弱点はあるのでしょうか?
ヴェレトゥ「それならたくさんある(笑) でも日々のトレーニングで改善できるようにコーチたちは手を貸してくれるし、俺も当然もっと良くなろうと頑張ってるんだ」
──狙いはチャンピオンズリーグです。
ヴェレトゥ「その通り。ローマはとても良いリーグ前半を過ごした。そしてこれからもすべての敵に対して攻撃的に戦うべきだ。そうすれば、俺たちは何かを成し遂げることができる」
──インテル戦はどのような結末を迎えると思いますか?
ヴェレトゥ「良い試合になることを願うまでさ。どちらにしても、俺たちにとっては良い結果になるだろうけどね」
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