11月に開催したセリエAファンのZOOM飲み会で、ファンタジスタの定義はなんぞやという話でみんなしてバカみたいに熱く語っていたのですが、そこで現在のセリエAのファンタジスタは誰かという議題に話が及ぶと、そこはほぼ満場一致でイタリア人ではないパプ・ゴメスの名前が挙がりました。
彼のイマジネーションはそれだけ浸透して評価されている。そして、そのファンタジーをアタランタは享受してきた。それが12月の頭くらいからどこか剣呑な雰囲気が伝わり、パプが退団とかガスペリーニ監督は今季限りだとか、様々なニュースが報じられるようになった。
今回のローマ速報では、ローマ公式で引用されたEco di Bergamoの記者、ピエトロ・セリーナさんのインタビューをご紹介したい。
そもそもパプ・ゴメスとアタランタに何があったのでしょうか?
セリーナ記者「人間関係には始まりがあれば終わりもある。我々アタランタは113年前から存在しており、ゴメスがいなくても生き残ることはできる。事の真相は既に知られているが、まずガスペリーニ監督は彼にいくつかのタスクを与え、ゴメスはそれを実行しなかったということだ。その後、ロッカールームで話し合われた内容は彼らしか知らない。しかし、修復は不可能だと思われるね」
イリチッチは昨シーズンのアタランタのもう1人のキープレイヤーです。彼はいまどのような状態なのでしょう?
セリーナ記者「4-3で勝利したバレンシア戦以降戦列を離れているが、なかなかフォームが回復せず、また個人的な問題を抱えている。直近のゴールは11月25日のリバプールが最後だ。現在イリチッチはインフルエンザにかかっているので、ローマ戦には呼ばれないだろう。ゴメス同様イリチッチの状況も変化しつつある」
ガスペリーニ監督はローマ戦に思い切った起用法で臨む可能性は?
セリーナ記者「ガスペリーニと話す事は不可能だ。アタランタのトレーニングは完全非公開で、外部に情報を漏らす人間はいない(如月注:え、そんなしっかりしたクラブあるの?)環境は常に管理されている。 これはあくまで推測だが、ローマ戦はゴメスの代わりにペッシーナで始めると思う。しかし、ガスペリーニは常に切り札を用意する監督であり、いくつかのサプライズの可能性はある」
現在アタランタで最も重要な選手は誰でしょうか?
セリーナ記者「サパタは今季ゴールから遠ざかってはいるが、チームは多くを彼に依存している。また、クリスティアン・ロメロはとても良く、彼とジェコのマッチアップは見どころだと思う」
カンピオナートでローマの存在は気になりますか?
セリーナ記者「ローマは良いチームで、実際良いサッカーをしてポイントを積んでいる。我々アタランタは来季もヨーロッパ枠に残りたいと考えているが、トップ4(チャンピオンズリーグ)とは行かなくても、トップ7(ヨーロッパリーグ)には入れるだろう」
アタランタファンが最も警戒するローマの選手は誰でしょうか?
セリーナ記者「個人的にはミキタリアンの大ファンなのだが、私はガスペリーニじゃないからね。先程も話したが、ジェコとロメロのデュエルが見どころになると思っている」
今後の展望をお聞かせ下さい。
セリーナ記者「フィオレンティーナ戦の前に年内7ポイント積めたらと考えていたが、年内残り2試合で既に4ポイントを手にした。だから7ポイントは上方修正してもいいと思う。ローマ戦は引き分けで8ポイントを積んで来年へ折り返したい。もちろん倒せるならなお良いね!」
〈了〉
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