スポンサーリンク

【EL準決勝 前日会見】モウリーニョ監督「君たちは素晴らしいシーズンを過ごしたんだよ」

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

今シーズンの冒険もいよいよ最終章へ向かいつつある。カンピオナートという名のマラソンレースでは息切れをしながら、足の止まりかけているローマだが、ノックアウトラウンドを戦うヨーロッパリーグではベスト4に駒を進めた。しかし、状況が好転したわけではない。ディバラ、スモーリングをはじめとした多くの主力を失い、ここにきて頼れる控えの選手も故障リストに名を連ねた。それでも、このシーズンを失敗させなためにローマは今夜の試合に勝利する必要があるのだと、我々はそう考えるが、モウリーニョ監督にとってシーズンの評価はすでにさだまっているようだ。


ルディ・フェラー(レバークーゼンSD、ASローマ OB)は、バイヤー・レバークーゼンが18クラブで組織されているリーグで戦っていることから、ローマよりコンディション面で有利だと話していますが、実際にそのように感じますか?

モウリーニョ監督「言い忘れていたことがある、今週のプリマの試合を観に行ったモウリーニョが、ハーフタイムにロッカールームで演説をしたことで選手たちの士気が高まったという報道についてだ。事実無根の嘘だとここで言っておきたい。その報道はプリマヴェーラの監督に対して敬意を著しく欠いている。私はロッカーに行ったが、チームスタッフは彼らのすべき仕事をしていた。私はただそこで話を聞いていただけで、何もしていないし、試合についても話していない。少なくとも倫理的な観点から私はそのような行為をしないね。この報道には失望したよ。彼らが勝利したのはそれに値したからだ。この話は明日の試合とは関係ないが、プリマヴェーラの監督をリスペクトしているので、この場を借りてはっきりさせたいおきたい。それで質問についてだが、フェラーの発言に私が同意するかは別として、彼は現役時代トッププレイヤーであり、偉大なサッカー人でもある。彼は自身の発言に説得力を持たせるだけの十分な経験を持つ人物だ。だから彼の発言が真実から遠くないとは思う。18試合のブンデスと20試合のセリエAでは確かに何かが変わるだろう」

その違いとは?

モウリーニョ監督「ドイツのリーグは自分たちの所属クラブがヨーロッパリーグを勝ち抜くと信じてリーグ日程を調整したが、イタリアでは誰もイタリアンクラブの可能性を信じなかった。ミランやインテル、ローマが準決勝に進むなんて誰も思っていなかった。イタリアでヨーロッパの大会を勝ち抜いた5つのクラブは、すべて先週のミッドウイークに試合をしている。そのため、バイヤー・レバークーゼンのように金曜日に試合を組むことができなかったんだ。この時期に休息日が1日増えるか減るかは雲泥の差がある。また、彼には豊富なオプションがあるだろう。オドイやパトリック・シックは現在怪我で離脱しているが、ほかにも良い選手がたくさんいるから問題ではないはずだ。一方で選手が負傷するたびにチームが弱体化するローマにとっては簡単な試合ではない。リターンレグで復帰できる選手がいるかもしれないから、まずは明日が重要だ。勝って決勝に進むか、負けるか、そのどちらかしか我々には道はない」

トリゴリアには3つの大会うだけの選手はいない、そう話しているのでしょうか?シーズン中に怪我をするのはごく普通のことです。

モウリーニョ監督「もちろん。だがローマはそれに対応できない。FFPの問題でソルバッケンをヨーロッパリーグに加えることはできなかった。これは誰かを非難しているのではない。しかしだ、例えば先日のインテルはルカクとホアキンを先発させたから、今夜は間違いなくジェコとラウタロを先発させるだろう。私にはそれができないのだ。つまり問題や疲労、怪我があるとどうしても同じレベルを保てない。怪我のないシーズンなんてものは存在しない。だからこそ、故障者がいない状況で、ディバラがゴールを決め、スモーリングが鉄壁の守備をしていたとき、私はベンチメンバーに「この先はどうなるかわからないから、焦らずに準備してくれ」と言い続けた。つまりそういうことなんだ。これは批判ではなく現実だ。もしも12月にELから敗退していたら、私たちはカンピオナートで今頃2位か3位になっいる。逆に仮に私たちが現在8位以下だったら、あらゆるリソースをELに注ぎ込むだろう。そしていま、私たちはトロフィーを獲得できる状況にある。決勝に行けるかもしれないし、行けないかもしれない。もしも私たちがここで敗退したら、誰の目にも今シーズンは失敗に映るはずだ。それでも私は、若者たちにこういうつもりだ。君たちは素晴らしいシーズンを過ごしたんだよ、と」

選手たちはどのようなモチベーションを持っていますか?

モウリーニョ監督「気持ちの面では準備できている。明日の試合で私はもうひとつの問題に直面したよ。ELでは12人しかベンチに入れないのだが、選手たちは自分が呼ばれるかどうか私に訊いてくるんだよ(笑)スモーリングもエルシャーラウィも、カルスドルプまで、全員がベンチに入りたがっているんだ。試合前に特別なトレーニングを必要としないほど彼らは気持ちの上で準備ができてるのさ」

<了>

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました