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【ELプレーオフ突破】ローマ 2-0 ザルツブルグ ※試合後のコメント有

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初戦を落としたローマはこのリターンレグを通過するために得点が必要だ。ザルツブルグは攻撃志向のチームだが、それでも90分鼻息荒く攻撃を続けるとは考えにくい。つまり、ローマには早い時間の先制点が必要なのだ。


序盤からローマは攻め続ける。多くのチャンスを作るも相手の守備に阻まれてなかなかゴールを割ることはできない。前半20分を過ぎたあたりでようやくディバラがボールに関与すると球際で違いが生まれ始めた。

待望の先制は33分。
左サイドのスピナッツォーラがスプリントでマークを外して、エンドライン際から上げた低いクロスに、ゴール前のベロッティが頭で合わせネットを揺らす。一度相手ディフェンダーに当たってバウンドしたボールをうまくインパクトした。

そして40分には逆転の追加点。
左サイドでペッレグリーニのリターンを受けたスピナッツォーラがドリブルで一気に駆け上がる。相手は数的にそろっていたが、ゴール・ファーサイドで手を上げるディバラを見つけるや、スプリントで相手を剥がしてクロスを入れる。これをディバラが宝石の輝きを放つ左足ダイレクトで突き刺した。気が付けば、相手の監督は上質そうなライトベージュのコートそ脱いでいた。

後半に入り、リスクを冒さない戦い方にシフトしたローマはポゼッションを相手に渡して、カウンターに絞り始める。前半60%の保持率もいつしか逆転していた。守備戦に転じたローマは巧みに時間を削り続ける。こういうメリハリが効かせられるのも、選手たちがチームプレーに徹しているからで、群れの強みである。

そして後半アディショナルタイムを難なくやり過ごしてタイムアップ。ローマはヨーロッパリーグプレーオフを制して、決勝トーナメントに駒を進めた。チームにはWOWOWに加入した多くのロマニスタたちに報いて欲しいと願うばかり笑


もちろん今夜のMVPはベロッティで間違いないだろう。ようやくあのトリノの英雄が戻ってきたのだ。最後に試合後のアンドレア・ベロッティのインタビューをお届けしよう。

ローマに移籍してから最高の試合になりましたか?

ベロッティ「ああ、その通りさ。重要な試合であることは最初から分かってたんだ。メンタルも戦術面でも良い準備ができたと思うよ。昨年の夏はトレーニングもキャンプもやらなかったので、最初は体力的に厳しさを感じていたんだ。そこから回復する過程で怪我もしてしまった。それでも俺はやり続けたよ。いまはようやくフォームが戻ってきたって感触だ。ピッチですべてを出し切ろうと思ってる。俺は勝利したいし、戦いの準備ならできてる」

デル・ピエロと対戦するのとベルゴミにマークされるのではどちらが難しいでしょうか?

ベロッティ「ベルゴミさ(笑)でもデル・ピエロだったらいつでも喜んでプレーするよ!」

オリンピコで拍手喝采を浴びてピッチを後にする…そんな夜をどれだけ夢見ていたのでしょうか?

ベロッティ「正直そんなこと俺は期待していなかった。でもロマニスタたちが俺の名前を呼んでくれるのは本当に嬉しかったね。ピッチの上で俺はすべてを出し切り、勝利のためにすべてを捧げようと思っている。みんなそれを判ってくれたからこその歓声だと思っている。だから自分の名前を耳にするのは本当に嬉しいんだ」

体が震えていますね。

ベロッティ「アドレナリンが限界を超えたんだ。今夜はもう…本当に勝利が必要だったし、マジでやり遂げた。それに疲れもあるだろうし…」

今のローマはどのようなチームなのでしょうか?

ベロッティ「シーズン開幕から大きく成長を続けて、様々な面で成熟しつつある。監督やスタッフの手腕のみならず、チームの団結力も素晴らしいものがあると思う」

<了>

なおトーナメントの抽選会は今夜行われる。

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