本日行われるヨーロッパリーグプレーオフ1回戦をフェイエノールトと戦う。オランダの名門クラブとローマはカンファレンスリーグ決勝で対戦したが、古くは2015年のヨーロッパリーグで、試合後にローマの歴史的建造物が破壊され、23人の逮捕者を出す暴動に発展するなど、常に遺恨を残す相手だ。
ローマにとって間違いなく難敵であるフェイエノールトとの一戦を翌日に控えた、デ・ロッシ監督のインタビューをお届けしたい。
現役時代から9年を経て、監督として再びヨーロッパの大会に戻ってきた気持ちをお聞かせ下さい。
デ・ロッシ監督「少し前までは想像も゙できなかったね。今日(2月14日)は娘の誕生日なんだ。 昨年のこの日は記者会見ではなく、娘のバースデーパーティーに参加して、その数時間後にSPALを解雇された。オリビアと過ごせないのは残念だけど、気分は昨年とは反対にハッピーだから感謝しないとね。過去の厳しい瞬間を辛い時だけ思い出すのではなくて、今自分がどれだけ恵まれているのか感謝する為に思い出したい。この機会を最大限に生かしたいと思う」
明日はあなたにとって特別な試合になります。これまでご自身が体験した特別な試合にはどのようなものがありましたか?
デ・ロッシ監督「知らんね。俺たちは一度もタイトルを手にすることはなかったが、良い試合も悪い試合もあったはずだ。その度、俺たちは力を合わせてきた。7-1で負けてボロボロになったこともあるが、その後だって立ち上がってきた。サッカー選手に限らずスポーツ選手、アスリートならばそういった瞬間に何度も遭遇しているはずだ。たとえ本当にひどい夜を過ごした後でも、チームの雰囲気やメンタリティを取り戻し、ティフォージが戻ってくるなら、そこから多くのものを得る事ができるんだ。ただ、ひとつだけ挙げるならやはり3-0でバルサを破った夜だろうね。相手の強さ、オリンピコの狂騒、あれはクレイジーな夜だったよな」
ペッレグリーニの調子はいかがですか?あなたが来てから彼は生まれ変わったようです。
デ・ロッシ監督「ペッレグリーニについては俺が来てからのことしか評価できない。それがフェアな判断ってやつだろう。それで言うと人として、選手として、カピターノとしてのペッレグリーニに俺はとても満足しているね。常に周囲の規範となり、俺が選手に求めていることをやっている。俺が求めているものを彼は知っているし、彼が望むものも俺は知っているさ。他の選手たちも同様だよ。日々の努力と試合で見せるパフォーマンスには満足しているんだ」
〈了〉
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我々もあなたがいてくれてハッピーだよ