スポンサーリンク

【ECL前日会見】モウリーニョ監督「ザニオーロには何も期待していない」

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ジェノア戦の劇的な勝利に続きたいカンファレンスリーグ、ゾリャ戦。11月24日、チームは午前中にトレーニングを行い、昼に全員でランチを食べた。そして14時過ぎから、モウリーニョ監督とヴェレトゥがトリゴリアメディアセンターに登壇して会見を行っている。本日はその監督の発言部分についてお伝えしたい。

予想以上に難しいグループとなりました。明日の試合はローマにとってどのような位置づけなのでしょうか?

モウリーニョ監督「勝てば突破、負ければ敗退という至ってシンプルな試合になる。引き分けなら?すべてがオープンになり、運命はまだ私たちに委ねられる。最終節で勝利しなければならないがね。つまり、明日はどちらのチームにとっても決勝戦となるだろう。カンピオナートもカンファレンスリーグも並行して戦い続けるのはとても難しい。しかし、それは私たちがこれからもずっと悩んでいたい問題でもある。明日は重要な試合になる。だからこそ全力で勝利を目指したい」

ジェノア戦後に監督は、ザニオーロがトリノ戦でプレーするか、もしくはカンファレンスと両方に出場すると話しました。明日のザニオーロに期待するものはなんでしょうか?

モウリーニョ監督「ザニオーロには何も期待しない。チーム全体に期待をしている。チームとしてジェノアに勝ち、明日もチームとしてプレーして、勝利のためにあらゆることをしなければならない。ジェノア戦の(フェリックスの得点後に見せた)ザニオーロの喜び方を観れば、彼もまた90分戦った選手のようだった。つまりザニオーロにはチームプレイヤーであることを望んでいる。しかし、個人的な観点からは何も望んでいないというわけだ」

通常カップ戦などでは、控えの選手がプレーしますが、明日はフザトではなくルイ・パトリシオが出場するのでしょうか?

モウリーニョ監督「その通り。今シーズン、彼がリーグで最も優れたキーパーだからというだけではない。チームがヴェローナ、ヴェネツィアで大量失点したことで、私たちはより強固な守備戦術を見つけることができたんだ。ダニエル・フザトはハードワークを続けていて、本来ならばカップどころかセリエAでプレーしても問題はない。彼がプレーするからといって不安で眠れないなんてことはない。ただ、明日はルイがプレーする」

ここまでのエイブラハムのプレーには満足していますか?

モウリーニョ監督「満足している。多くのチャンスを作り、攻撃的なチームのセンターフォワードであれば、彼はもっと得点していただろう。しかし、タミーは周囲に手を貸し、ビルドアップでも貢献している。だから、私にとっては問題はない。彼はチームの力学という面に於いては、攻守に渡りボールを持たないときに適切なムーヴィングをする選手だ。こういったチームプレーは、これまでタミーが持っていなかった新たな側面と言える。遅かれ早かれタミーからゴールは生まれる。つまりだ、そうなればタミーはチームプレーとゴールどちらも手に入れるだろう。だから何も心配していない。開幕当初はとても好調で、全員に良い印象を与えていたが、代表で故障してからフォームを落としてしまった。そんなものはまあよくある話さ。さあ、ここまでザニオーロ、ルイ、タミーの話はした。残るのはあと8人というわけだな」

再び3バックでプレーをしますか?

モウリーニョ監督「まず3バックと5バックは別物だと言っておこう(注:一般的に3バックは5バックに可変する守備的な側面を持っている)。私は5バックが嫌いだ。ただ、左サイドバックを全員失ったので、本職ではないエルシャーラウィを一列下げて使った。逆に言えばこれは絶対に5バックにはしないというメッセージだ。そもそも現在のローマは、3バックのために作られたチームではない。3人で守るならば、チームにセンターバックが4人では足りないし、今ほど攻撃的ミッドフィルダーも必要ない。このシステムは特定の選手のみに向いていると言えるだろう。しかしそれでも私たちはうまくやり遂げた。これはオプションとしてポケットにしまっておくべきだ。ローマの目的は、時間をかけて本来やるべきシステムを構築することだが、現在選択肢として3バックを開発したことはとても良いと思っている。それにエルシャーラウィは中盤4人のプレーよりも、3枚並べた左ウイングの方がより簡単だろう。しかし、私たちはいづれ正しいバランスを見つける。明日の構成は教えられないが、もう一人だけ名前を挙げるならばヴェレトゥになる」

ヴィニャとカラフィオーリは召集されますか?

モウリーニョ監督「今日のミーティングでスタッフと一緒に決めるつもりだ。二人ともチームトレーニングに戻っていて準備は出来ている。プレーする可能性はあるね」

ローマにやってきて学んだことはありますか?

モウリーニョ監督「自分の選手たちをもっと深く理解できている。例を挙げれば、エルシャーラウィのウイングバックだ。彼にはそのポジションは務まらないと考えていた。昨シーズン好不調の波があった。これはフィットネスの問題や、試合の強度に適応できなかったからだ。昔からエルシャーラウィを良い選手だと思っていたが、ある試合ではスターターのベストな選択肢となり、またある試合ではベンチに置く良いオプションという認識だった。しかし、今では90分プレーすることが可能だ。しかも、ジェノア戦で相手の唯一のシュートをブロックした。それは今まで私の知らなかったエルシャーラウィだった。これは私が現在選手たちについて学んでいるほんの一例に過ぎない。どんなに時間がたっても、選手の側面を学ぶことはできる」

明日はゾリャというあまり知らないチームと対戦します。

モウリーニョ監督「知らない?ゾリャはあまり知らないチームではない。対戦が決まるまでは未知のチームだったが、リーグ戦、カンファレンスと彼らの試合をたくさん観てきた。だから他の対戦相手同様にゾリャを研究、分析している。私たちは常に対戦相手に大きな敬意を払う。だからこそ、試合に勝つために万全の準備をする必要があるんだ」

<了>

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました