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【祝・シーズンダブル!パジェッレ】セリエA第28節 ローマ 1-0 アタランタ

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AS Roma Saturday, 5. March 2022 Atalanta
1:0
goals
1 : 0 Tammy Abraham 32. / right-footed shot  (Nicolò Zaniolo)

「19ヵ月勝てないクラブから20分勝っていないクラブに変わった」というモウリーニョ監督らしい名言まで飛び出したベルガモの大勝利に続いて、今節はホームオリンピコで3万人を超える観客の前で素晴らしい勝利を手にしたローマ。その選手採点と戦術レビューをご紹介したい。

18節ファーストレグのマッチレビューはこちらから『モウリーニョ:明日の勝利を確信している』


・Rui Patricio 6.5

緊迫感のある試合でよくぞクリーンシート継続させた。ものすごく大きな見せ場は無かったが。及第点以上はまず間違いない。

・Mancini 6.5

若干怪しい部分はあったが珍しくカードを貰わなかった。敵の左サイドが攻撃に攻め手を欠いたのはあるが守備面で大きな問題もなく、攻撃面でも前半後半夫々で攻撃参加において好機に絡むことが出来たのは好印象。

・Smalling 7.0

試合を通して敵のCFを完封できたのは彼の貢献が大きいが、派手な活躍と言うよりは目に見える仕事量が少なくても済むようにDF陣を上手く統率出来ていた感じがあった。ここ最近フル出場での試合が増えているので、怪我にはとにかく注意して欲しい。

・Kumbulla 7.0

最早安心感すら漂っている。今シーズン戦力外からほぼ唯一監督の信頼を獲得した選手として今シーズン一番成長した選手の一人。Smalingのようなエアバトルも、Ibanezのような高速スライディングも無いが体躯の良さを生かした壁の作り方が上手く、堅実な守り方が出来るようになっている。

・Karsdorp 6.5

スプリントを活かしたボールカットと、縦方向への展開が実によかった。普段から精度の問題を指摘されるが、リスクリターンが共に大きいような難しいプレーを敢えて選択している時も多い気がするので(唯のミスも勿論あります)、今節はそれが得点シーンでも功を奏したように感じた。

・Cristante 6.5

前節とは逆にMkhitaryanがカウンターにおける重要な役割を担っていた為余り目立ちはしなかったが、敵味方問わずボールホルダーの周辺には確実にいるような動きでチームの運動量を下支えした。

・Mkhitaryan 7.0

中盤における守備面から攻撃への流れ、特にボール奪取面でほぼ完璧だった。終盤の疲れもあったのか立て続けにカードを貰ってしまったのは残念ではあるものの、それを加味してもこの点数を上げたい。アルメニア代表を引退との事でお疲れ様でした。今後もチームでの活躍を沢山見たい。

“すぐに彼は唯のレジスタではないことを示した。それはPellegriniへの完璧なアシストのように、チームのバランスとリアクションをがらりと変え、改めて彼がチームにとって根本的な存在であることを示した。最後に敵の攻勢から守り抜くために、自らを技師にしレッドカードを貰った。” (by Il Leggo)

・Zalenwski 7.0

数試合前までは代替案としての左WB感が強かったが、この試合で本人としても新境地を切り開けたように見える。これまでも体を上手く入れ込む守備などはチラホラ見えていただか、ドリブルでの推進力と、足元の技術をてこにしたスルーパスが開花していた。

“良く走り、足と手の両方でHateboerに別れを告げた。このレベルの選手を圧倒することは、そうある事では無い。足元の技術的な面の表現だけでなく、戦術的な理解度や、走りの鋭さも感じられた。こうして彼はストライカーへと成長する。残念ながら負傷退場。” (by Il Messaggero)

・Pellegrini 6.5

この日はゴール前での正確性面で問題があったが、逆を言うと何度も決定機に関わる動きが出来ていた。動きにキレがあった分、いざという時に足下にボールを収められなかったのが悔やまれる。

・Zaniolo 7.0

決勝点のアシストも含め流石の一言。サイドにも中央にも選択肢がある今節のポジションが彼としても自由にプレーでき、敵としても守り難い気がする。

・Abraham 7.5

この調子であればZanioloと二人の連携のみで十分に敵を引き裂くことが出来ると感じさせてくれた。やはりワンタッチなどでのスピード感のあるプレーでこそ良さがでる。

“プレス、熱狂、戦闘!何度も単独で相手DF全員を相手にし、あまりの熱心さにイエローカードも貰ってしまう。しかし今シーズン20得点目で見事にその埋め合わせをした。情熱の風。。” (by Il Romanista)

・Vina 6.0

内容的には及第点も、Zalenwskiの内容が良かった為少し劣って見えてしまうので、負けじとここで気を吐いて欲しい。

・Veretout 6.5

チームに疲れが見え始めた段階でチームの運動量を下支え出来た。投入タイミングの妙もあり、他の付かれた選手より輝いて見えた。

・Afena-Gyan 6.0

5-4-1としてとにかく1点差を守り抜く布陣にした後も、敵陣に押し込んで時間を使う為に頑張ってくれた。

・Sergio Oliveira 6.0

ここ数試合あまり調子が良くない中での出場だったので、欧州戦に向けた調整登板のような形か。

・Ibanez 6.0

でた瞬間カードを貰ったが、コンデション調整の必要さを明らかにしてくれたと考えたい。

・Foti 7.0

監督がベンチにいない方が勝てるのでは?という謎理論を提唱する人が出てきてもおかしくない程、何故か監督不在の試合で勝利が転がり込んでくる。すべては普段の練習の成果とは言え、上手くピッチ内で試合をコントロール出来たのでは?

総評

若干試合自体のバタつきはあったもののAtalanta相手に素晴らしい勝利と言ってよいであろう。
Atalantaは普段通りDe RoonがCBの位置と中盤の底を行き来し、KoopmeinersとFreulerで中盤全般に顔を出しながら組み立てに関与することで、敵陣内でも流動的に人数を割き細かいパスを繋ぎながら、押し込んで試合を支配しようとしていた。

これに対してRomaは、パスに振り回されないようボールを追いかけまわす事はせず、ある程度自由にパス回しを敵に許しつつ、その中でも楔のパスに対してはパスの受け手側を徹底的に狙いパスカットを試みカウンターを狙った。この点においては中盤のMkhitaryanと最終ラインのKumbullaの敵の背後を取る動きが実によく、加えて両WBのKarsdorpとZalenwskiパスカットだけでなくが前線へのボール供給においていくつか決定的な場面を作れたのはどちらかと言うとポジティブなサプライズといったところであった。

逆にAtalantaからして特に想定外であったと思うのは、Pasalicが余りに試合に溶け込めずMiranchukに決定的な場面を作れなかった事と、DFラインと中盤を行き来するDe RoonがPellegriniを捉えきれなかった点であろう。PasalicにかえMurielが入ると敵の攻撃に流れが生まれ始めた。
霧の向こうにCL圏内も見え始めているが、あまり期待のし過ぎは身体に毒なので、まずはECL等一戦一戦を積み上げて貰いたい。その先に結果は待っている筈だ。


採点者:くわしん

小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

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