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【祝バルダンツィ先発】セリエA25節 フロジノーネ 0-3 ローマ

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Frosinone Calcio Sunday, 18. February 2024 AS Roma
0:3
goals
0 : 1 Dean Huijsen 38.  (Gianluca Mancini)
0 : 2 Sardar Azmoun 71.
0 : 3 Leandro Paredes 81. / penalty

 

80 Stefano Turati
5 Caleb Okoli
20 Pol Lirola 67′
30 Ilario Monterisi
32 Emanuele Valeri
4 Marco Brescianini 67′
12 Reinier 75′
14 Francesco Gelli
36 Luca Mazzitelli
9 Kaio Jorge 68′
18 Matías Soulé 88′
Substitutes
21 Abdou Harroui 67′
45 Enzo Barrenechea 75′
8 Demba Seck 88′
10 Giuseppe Caso 67′
70 Walid Cheddira 68′
1 Pierluigi Frattali
31 Michele Cerofolini
13 Matjaž Kamenšek Pahič
27 Arijon Ibrahimović
7 Jaime Báez
17 Giorgi Kvernadze
99 Mile Svilar
3 Dean Huijsen yellow 39′ 46′
23 Gianluca Mancini yellow 66′
43 Rasmus Kristensen 67′
69 Angeliño 82′
4 Bryan Cristante
16 Leandro Paredes
35 Tommaso Baldanzi 82′
17 Sardar Azmoun yellow 76′
90 Romelu Lukaku 46′
92 Stephan El Shaarawy
Substitutes
6 Chris Smalling 82′
14 Llorente 46′
19 Zeki Çelik 67′
7 Lorenzo Pellegrini 46′
22 Houssem Aouar 82′
1 Rui Patrício
63 Pietro Boer
2 Rick Karsdorp
37 Leonardo Spinazzola
20 Renato Sanches
52 Edoardo Bove
59 Nicola Zalewski
21 Paulo Dybala

セリエA25節は、バルサを破り、クラブ史上初のチャンピオンズリーグベスト4進出(※名称変更後)を成し遂げた、あの『オリンピコの奇跡』の功労者であるエウゼビオ・ディフランチェスコ監督率いるフロジノーネと対戦する。このチームに3バックの概念を定着させた人物だ。


primo tempo
試合は、ホームの洗礼と言わんばかりのブーイングで幕を開けた。さらにはローマのビルドアップに対してハイプレスで徹底的に蓋をしてくる。正直、組織的というよりも奇策に近い闇雲なプレスにも思えたが、それを選手に愚直に実行させるのがEDFでもある。これがハマり、木曜日にELプレーオフを戦い、オランダ遠征の疲労が残っているローマはリズムをつかめず翻弄されて、パスミスを連発してしまう。

そんな中、ファーストシュートは14分ルカク。初先発のバルダンツィのスルーパスに裏抜けして強烈な一発を見舞う。シャッター音が響く中、しかしこれはキーパーにキャッチされてしまった。その後、修正のできないまま、30分過ぎにはゴール前で波状攻撃に遭い、シュート数はフロジノーネ12本に対してローマ2本と明らかな劣勢となっていく。

しかし、この完全アウェイの流れを断ち切ったのが18歳のCBディーン・ハイセンだ。前半40分、ハーフウェーからドリブルを開始すると、そのままペナルティアークの手前で右足を振り抜きネットを揺らした。

この時点でシュート数はすでにフロジノーネ22本(枠内16本)に対してローマ3本(枠内3本)と、かなり危険な状況ではあったが、ハーフタイムにデ・ロッシ監督は、ルカクに代えてペッレグリーニ、ハイセンに代えてジョレンテを投入する。ペッレグリーニ、ディバラ、ジョレンテ、ルイ・パトリシオなど、主力を温存したまま、先行して迎えるハーフタイムは、おそらくはデ・ロッシ監督のプラン通りに違いない。

secondo tempo
後半に入り、バルダンツィを中心に高い位置でプレスを掛けさせて、徐々にチームは支配率とリズムを取り戻していく。試合前、デ・ロッシ監督はバルダンツィについてこのようなコメントを残している。

「あまり彼について大騒ぎしてはいけない。彼は将来ローマで主力になるためにやってきた選手だし、俺の考えではアッズーリのスタメンになることだってできる。でもね、エンポリのような小さな都市からローマにやってきたんだよ。スタジアムの雰囲気も、求められるものも必要とされることも違う。ローマのやり方で、彼は存在感を示さなければならないんだ」

この1.5列目からのプレスはまさしくローマのスタイルを踏襲したものだ。こうして徐々にペースを掴むと、待望の追加点は71分にやってきた。前からプレスを掛け続けていたことで相手のDFが押し下げられて、空いた中盤でクリスタンテがミドルシュートを放つ。それをキーパーが弾いたところに詰めてきたアズムンが押し込んで0-2と点差を引き離した。

更には、スタジアム内に発煙筒が焚かれる中で、バルダンツィのシュートがDFオコリの腕に当たったとしてリゴーレの判定。これをパレデスが落ち着いて決めると、アンヘリーニョ、バルダンツィに代わってアワール、そして昨年の9月の3節ミラン戦以来、5か月ぶりの復帰となるクリス・スモーリングがピッチに立った。その後得点は動かずに、ローマは敵地で貴重な勝点3を手に入れた。

感想としては、これまで大会に関係なく選手を固定していたモウリーニョ監督に対して、上手く選手を入れ替えつつ、試合巧者な勝ち方をした新監督の手腕は、たとえ相手が強豪でなかったとしても評価されるべきだ。選手を信頼して起用している、またはベンチに置いているのが伝わるのも良かった。

最後にバルダンツィの試合後のコメントをお届けして終わりたい。


この3ポイントはどのくらい重要なのでしょうか?

バルダンツィ「目標に向かって戦うためにとても重要な勝点だと思う。フロジノーネはスタートから良い入りをして、ぼくたちは押されてしまったけど、どうにか3ポイントを持ち帰ることができたね」

監督からはハーフタイムにどのように言われましたか?

バルダンツィ「もっとできると、ぼくたちならもっとできると言って励ましてくれた。良い刺激を与えてくれたんだ。ぼくは常に改善するために全力を尽くしている。チームを助けられるように願ってるし、目標を達成できるように頑張りたい」

今夜の勝利はチームにとってどのくらい自信につながると思いますか?

バルダンツィ「勝利を重ねることで自信に繋がる。ぼくたちは常に勝利を目指してピッチに立つ。最後まで今夜のようにプレーする必要があるんだ」

<了>

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