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【入団会見】ワイナルドゥム「ローマで完璧なミッドフィルダーになりたい」

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本日、トリゴリアメディアセンターで、ワイナルドゥムの加入記者会見が行われた。リヴァプール、PSGで鳴らした中盤の名手が加入したことで、ローマはさらに強くなるはずだ。惜しむらくは移籍が開幕ギリギリになってしまったことで、まだトップフォームではないということだろう。それでもピッチの内外で彼の経験はローマに多くのものをもたらすはずだ。

この記者会見はいつもと同様、チアゴ・ピントGMの挨拶から始まった。


チアゴ・ピントGM「ワイナルドゥム獲得は長い交渉になったが、私たちとジニ(・ワイナルドゥム)が一緒に働きたいという大きな願望を持っていた。それこそが我々ローマのこの夏のメルカートの共通点だったと総括としてお伝えできる。誰もがローマでプレーしたいという意欲を持ってくれていた。彼のようなレベルの選手の到着は、このプロジェクトが信頼を得ていることを意味している。そう、長い交渉だった。相当に疲労感はあるが、今は獲得できて嬉しい。これからは落ち着いてトレーニングして、モウリーニョ監督の期待に応える選手になって欲しい。ではそろそろジニの質問の時間がやってきたようだ。イタリア式の記者会見は、彼にとってプレーよりもハードなものかもしれないね。では質問をどうぞ」


コンディションについて聞かせてください。PSGではほとんどプレーできませんでしたが、来週の開幕で先発の準備はできていますか?それとも、もう少し調整が必要なのでしょうか?

ワイナルドゥム「確かにフィジカルトレーニングはしていない。昨シーズンは出場機会が限られていたけど、だからといって何もしていなかったわけじゃないんだ。PSGでグループトレーニングも参加したし、別で調整もやってきた。メンタルの準備はできているが、フィジカルがどうかは確認する必要がある。だから先発でプレーできるかは今判断するのは難しいね。まあ、ぼく自身はやれるとおもっちゃいるが、それこそフィジオセラピストと相談しなきゃいけないことさ。そして最終的には監督が決めることでもある」

ジニ、ローマにようこそ。以前クロップ監督はあなたを完璧なミッドフィルダーと言いました。あなた自身、自分が完璧な選手だと感じていますか?

ワイナルドゥム「歓迎してくれてありがとう。まず自分の考えを話すと、完璧なミッドフィルダーを定義することは難しいと思うんだ。リヴァプールではぼくのスタイルと戦術が合っていたのは確かで、そういう意味でリヴァプールに於いてはそうだったのかもしれない。でも他のクラブで同じようにプレーできるかは分からないからね。それでもクロップのような一流の監督がそう評してくれたのは素直に嬉しいよ。ローマでも完璧なミッドフィルダーになることを望んでるし、そのために努力し続けるつもりだ」

なぜローマ移籍を希望したのでしょうか?国外から見ると、セリエAはヨーロッパの2軍リーグのように見えると思いませんか?

ワイナルドゥム「ローマを選んだのは、ぼくを獲得するために本当に多くの努力をしてくれたからだ。それにサラーやストロートマンもローマ入りに太鼓判を捺してくれたし、インテルでプレーしていたハキミもローマのことを高く評価していて、ここでプレーすればぼくが幸せになれるはずだと言ってくれたんだ。リヴァプールの一員としてオリンピコで戦ったこともあるから、ホームスタジアムの雰囲気が最高なのも判っていた。激アツのティフォージがいるクラブに行けるという確信があったんだ。そして、ピントGMやモウリーニョ監督がぼくを連れてくるために、どれだけ努力してくれたか…最後はこれに尽きると思う。自分が必要とされている、評価されている、そう感じた気持ちが決断を後押ししたんだ。ある程度交渉が進展した段階でモウリーニョ監督と話した。だから交渉中に移籍を説得されたり戦術について話したわけじゃない。ただ監督からは「ローマ移籍に興味を持ってくれてありがとう」と言われたんだ。イタリアに来てからだね、サッカーの話を監督としたのは。彼のサッカー界での功績は誰もが知っている。タイトル、所属したクラブ、誰だってモウリーニョ監督と仕事がしたいと思うさ。だから、彼と話した後、ここに来たいと前以上に思うようになった。セリエAのレベルについてはだな…一度もプレーしたことがないリーグなので一概にこうとは言えない。逆に最も競争力のあるリーグはプレミアだと思っている。だから、今セリエAを評価するよりは、まずプレーしてみる必要があるだろう。そうすればそのとき自分の意見を持てるはずだからね」

ローマでは自分のどのような特徴が活かされると思いますか?

ワイナルドゥム「ぼくは良い選手が多く在籍するクラブにやってきた。さっき完璧なミッドフィルダーの話が出たが、チームによると答えたよね?ローマのサッカーを考えると、ぼくの持ち味はモウリーニョ監督のやりたいサッカーに合っていると思うんだ。ローマには攻撃と守備、どちらもできるミッドフィルダーが多い。そこでいうと、ぼくも攻撃と守備どちらもできるから、ローマで使えるヤツになれるかもしれない。ぼくとローマの結婚が幸せなものになることを願っている」

オリンピコでプレーした感想は?またトリゴリアで過ごした数日間はどうでしたか?

ワイナルドゥム「最高だったよ。満員のオリンピコはチャンピオンズリーグで経験していたから、きっとすごいことになるとは予想はしていた。でもこの歓迎ぶりは本当にビックリしたね。ぼくはシャイな方なんだけど、人の温かさも感じたよ。到着した初日ホテルに着いて、そのままレストランに行ったんだけど、そこでぼくに気が付いたティフォージがフレンドリーに話しかけてきてくれたんだ。誰もそこで食事するなんて知らないはずなのにさ。そして、ぼくが移籍してきたことが嬉しいと誰もが伝えてくれた。何度も話すが、選手にとって求められていると感じることがとても重要なんだよ」

<了>

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