スポンサーリンク

【パジェッレ&レビュー】レッチェ 1-1 ローマ

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

US Lecce Saturday, 11. February 2023 AS Roma
1:1
goals
1 : 0 Ibañez 7. / own goal
1 : 1 Paulo Dybala 17. / penalty

・Rui Patricio 6.0

1失点がO.G.であることを考えると彼に瑕疵はないといえる。及第点以上でも以下でもないか。

・Mancini 6.0

欲を言えばもう少し攻撃面での活躍が欲しいが、DFとしてやるべきことはやってるという感じで及第点は上げざるを得ない感じ。君たち及第点で満足してて良いの?みたいなところは勿論ある。

・Smalling 6.0

与えられた責務は全うしているが、彼が中心になってCB陣で横パスを回し続けるのは大分きつい。彼の責任ではないのだが…。

・Ibanez 5.5

O.G.になる前から形的に競り負けていたのであまり弁明の余地は無いか。失点後も元気のないプレーが多く、相当メンタル側に来てそうな感じがあった。次頑張ろう!

・Zalewski 6.0

特に後半Dybalaがポジショニングを変えたことでリズムを取り戻したように見える。守備力面で問題を掲げる新聞もあったが、そもそも彼の良さはそこではない。喧嘩っ早いところもRomaの子供って感じがしていいじゃないです?

・Matic 6.0

端的にチーム内で一番鳥籠が巧い選手な気がする。左右にボールを振り分ける球も実に受け手に優しい軌道で、中盤の潤滑油として十分機能した。彼のあとに1~2アクション綺麗に繋がると得点に繋がりそうなのだが…。

・Cristante 5.5

普段通りと言えば普段通りなのだが、今節はもう少し中盤でタメを作って欲しいように感じた。特に中盤から丁寧に崩さないと、敵の速攻の試行回数を稼がせてしまうような試合であった為、今節は厳しめの採点としてみた。

・El Shaarawy 6.5

TammyやPellegriniとの連携から敵ゴールに迫る動きがあまりに美しかったので、少し甘めの採点。WBとしてではなくもう少し敵ゴール付近、アタッキングサードのHS辺りでのプレーを増やせれば、全体としてもう少しゴールが生まれるような気はする。

“TammyがLecceのGKの前に奇跡的なパスで彼を送り出し、そのプレーがきっかけとなり同点弾のPKは生まれた。前半はテクニックを披露したが、後半は疲労感から精度が落ちたようだ。” (by Il Romanista)

・Pellegrini 5.5

どこか足下がおぼつかない印象で、やはり復帰後のコンデイションがあまり戻っていないのではと感じる。ただ所謂Box2Boxの動きで何とかチームに貢献しようという意思が見えるのがCapitanoたる所以か。無理はしないで欲しい。

・Dybala 6.5

左右上下に動きスペースを作り活用する姿は流石。PKの完璧に決め切った。危ないファールで止めるしかないのが彼の現状ではあるものの、マジで勘弁して欲しい…。

・Abraham 6.5

敵陣ゴールエリア付近での動き自体は実に良かった上に、周りとの連携もこの上ないと感じた。1回でも決めてくれれば…。

“何度もゴールチャンスを逃したのだろうか…?おそらく…?彼は3回はゴールに迫ったが、余りにFalconeが彼のゴールを阻止する能力に長けていたに過ぎない。Umtitiにマークされてはいたものの、何度も適切なスペースを見つけてはフリーとなっていた。時に混沌とするが本質的だ。” (by Il Messaggero)

・Wijnaldum 6.0

復帰おめでとう!なんだかんだ安心感を持ってプレーが見られる。 シーズン後半チームを下支え下さい…!!

・Solbakken 6.0

正直ポジショニング等を見てもまだチームに馴染めてなさそうではあるが、その内Fitしてくれると楽観視しております。我々程彼の底力を知るものもおらんでしょ。

・Belotti 6.0

何も言わず、ただ待とうと思います。焦るな。

・Mourinho 5.5

交代が遅く感じるのはいつもの事なのだが、「あのタイミングで投入されてもし勝ったらヒーロー、そのまま引き分けでも止む無し」くらいの方が荷が軽くて良いのでは?な3人の投入だったので、これも親心なのかなと感じた。でも勝てなかったので及第点は上げません。

総評

勿論勝って欲しかったし、正直勝てた試合だとは思った。
試合後のMourinhoの言葉でも”(ピッチ上で)やるべきことはすべてやった、特定の選手が悪かったという事もない”といった旨の内容があったが、実にその通りであると感じ、勝利に向けてはもう少しの幸運と、そもそもの試合運びの想定のようなものがバシッとハマる必要があるかなと言う気がした。

運不運の部分で言うと、失点以上になかなかいい形で敵ゴール前まで運べた場面でもゴールに繋がらなかった得点力不足の部分、ここはやはり現状の我々の課題として大きいなと感じた。後半は3-4-2-1からより3-4-1-2に近い形でのフォーメーション変更でDybalaをよりゴール近くでプレーさせることで得点力を増強しようという意図は感じたが、それ以前の問題として後方からの組立て力不足が今節も響いていた上に、Pellegriniのコンディション不足もあり攻撃の設計がうまく行っていない印象は受けた。
Napoli戦もそうだが、3CBが保持非保持関係なく敵の3Topにマンツーマンの状態になってしまうのがそもそも厳しく、見ようによっては2CBの間にボランチが下りてくるのと何が違うのかという話にもなるのだが、中央が展開力に優れたMFで行う最後尾での横方向のボール回しと、中央がSmallingなのではやはり大きな違いがある。具体的には勇気を出してMancini を1列上げ、2-4-4のような形から最終ラインでの組み立てを始め3Topにコースを切らせ切らないようにするか、Manciniがピンポイントでロングフィードを狙う以外に、現状メンバーを前提とするとあまり解決策はないような気はする…。
要は今後も失点せずにセットプレーだけで得点して勝つのが良さそう。

ELプレーオフ、ここから先に楽な敵などいないが、本格的にリーグ戦との両立が問題となって来る。
来年のCL圏確保のためにも、上手くローテーションが組めると良いのだが…。


採点者:くわしん

小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました