kisaragi先生のメルカート報告書 7.15

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特にこれといった話もないので、現時点のローマのメルカートをおさらいしておこう。金額は全て公式発表のもので、分割や、その他の特殊な条件については、クラブが公開していない限り記載していない。

Roma 2019-20 summer transfer 
加入
Pau Lopez (Betis) 2350万ユーロ
Diawara (Napoli) 2100万ユーロ
Spinazzola (Juventus) 2900万ユーロ
総額7350万ユーロ
放出
Gerson (Flamengo) 1180万ユーロ(再販+10%)
El Shaarawy (Shanghai Shenhua) 1600万ユーロ
Manolas (Napoli) 3600万ユーロ
Ponce (Spartak Mosca) 800万ユーロ(Newell’s Old Boys €3.2m)
Lu. Pellegrini (Juventus) 2200万ユーロ
総額9060万ユーロ

マノラスとルカで無事FFPをパスしたローマではあるものの、それにしてもルカの2200万ユーロは、まだ何者でもない自国選手の対価としては非常に高額に感じた。代理人がミノ・ライオラであることがどの程度関与しているかはわからないが、ペトラーキ新SDが締め切り直前でユヴェントスと手を組んだウルトラC技交渉であることは関係していたのかもしれない。確かにユヴェントスもFFPを回避する為に売却の必要があったのである。

ジェルソンは結局イタリアで成功しなかった。バロンドールを受賞した際はボーナスが出るという謎の特約は本人も忘れたい黒歴史だろう。EUパスを持っていなかったり、ローマで様々なポジションをテストされたり、適正ポジションが探せなかったのは少し悔やまれる。監督に信頼される為の何かが常に足りなかった。

悔やむといえば、6月中にスポーツディレクターが不在でエルシャーラウィの放出を見送ったのは悔やまれる。いたとしてどの程度抵抗できたかは判らないが・・・。

なぜ、年度末にスポーツディレクターが不在だったのかといえば、トリノがペトラーキの契約終了に首を縦に振らなかったからである。このエピソードはこれまで友好的な関係を保っていた両クラブに大きな遺恨を残した。

結局、ローマはペトラーキをトリゴリアに連れて来るために、プリマヴェーラの2選手を提供した。トリノのカイロ会長は、選手を2人も貰って満足しており、これはリスペクトを欠いてはいけないという教訓でもあると、メディアを通じてペトラーキの新しい冒険に訓戒の言葉を送った。

ここからはローマには一切関係のない話だが、トリノも無事新しいスポーツディレクターに内部昇格の形でバーヴァ氏が就任した。しかし彼は、メルカートの前にひとつ厄介な仕事を与えられたようだ。

というのも、トリノが2009年から蓄積してきたスカウトデータがパソコンから消え去っているのが発覚したのである。その為に、バーヴァ氏は自身のチームにITの専門家を雇い、新たにアーカイヴを作り直すことになった。

ところで2009年といえば、インテルが国内5連覇、ローマが24試合無敗記録を達成、ウディネーゼのディナターレが得点王に輝き、また、ジャンルカ・ペトラーキがトリノのディレクターに就任した年でもある。

この事故とローマとの因果関係は判らないが、せいぜいぼくが言えるのは、パソコンのバックアップはマメに取ろうねということ、そしてスカウトデータに対しては技術者の知的財産権が保障されているということ、そして当分の間トリノとローマのメルカートはなさそうということだ。

コメント

  1. さんふてくす より:

    6月にエルシャラウィを売っておけばもっと儲かったんでしょうか?

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      さんふてくすさん
      ぼくは儲かったかという表現は使いませんが、6月までに契約更改していれば1600万ユーロで買い叩かれることはありませんでしたね。おそらくは中国クラブからのオファーもなかったのかなと思いますよ。

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