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ヨーロッパサッカー戦争勃発

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スーパーリーグとUEFAの関係を一言で言うとヨーロッパサッカー戦争。どちらが正しいという議論そのものは建設的なものにはならないのでナンセンスに思える。というか、どちらが良いなんてそんなつまらん話の論客なんてなりたくない。

ユヴェントスのアニェッリ会長はECA(欧州クラブ協会)の会長職とUEFA理事を辞任、先程マンチェスターユナイテッドが同じくECAを退会、エド・ウッドワード副会長がUEFA要職を辞任した。ファウンディングクラブから離脱は増えていくと思うが、こういった動きに対して、英国ジョンソン首相、フランスのマクロン大統領など一国のリーダーがスーパーリーグを非難する声明を発表した。また、ローマでは、我らが敬愛するロゼッラ・センシ元会長も同様の発言をしている。ちなみにパロッタも得意のTwitterでコメントしたがそれはまあいい。

UEFAは金曜日に会議を開き、ここで創設クラブの制裁措置について話し合う予定だ。最も重い措置が現在のチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグからの除外で、例えばアーセナル、ユナイテッドが消えて、ローマがいきなり決勝に進むという可能性がある。だが、例えそうなったとしても無邪気に喜ぶバカにはなれない。それは、誰かから見ればスポーツを汚す戦争の爪痕でしかないからだ。

トッテナムのモウリーニョ監督はクラブを批判して即日解雇された。先程試合を終えたリヴァプールのクロップ監督はBBC放送のマイクに「チャンピオンズリーグは自分が目指したいと思う大会」と言葉を選びながらもクラブの方針に疑問を呈した。そして、この試合で対戦したリーズの選手たちはウォームアップにメッセージの入ったシャツを着た。そこにはこのように記されている。

『フットボールはファンのもの』

 

イタリアでは、昨晩セリエA20クラブの代表が集まり会議が開かれている。ファウンディングクラブであるユヴェントス、ミラン、インテルは来季もセリエAに参加する意向を示した。この会議でトリノのカイロ会長は、インテルのマロッタCEOとユヴェントスのアニェッリ会長を「裏切り者の恥知らず」と名指しで弾劾した。

事態はより深刻さを増すだろう。間違いなくスーパーリーグに登録された選手は次のUEFAの大会には出られない。ケインはスーパーリーグだけ、ソンフンミンはチャンピオンズリーグだけ出場します、こういうケースはどのクラブにも起こり得る。その時被害者は選手なのか、それともティフォージなのか。

スポーツ的観点でないこのような起用法のどこにスポーツの健全な魂が宿るのか、ぼくにはわからない。

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