Juventus | Wednesday, 22. January 2020 | AS Roma |
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3:1
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goals | |
1 : 0 | Cristiano Ronaldo 26. / left-footed shot (Gonzalo Higuaín) |
2 : 0 | Rodrigo Bentancur 38. / right-footed shot (Douglas Costa) |
3 : 0 | Leonardo Bonucci 45. / header (Douglas Costa) |
3 : 1 | Gianluigi Buffon 50. / own goal |
・Pau Lopez 5
彼責任の失点はないけれど、これ以上の採点は不可です。
・Florenzi 5
前半冒頭の動きはよかったが、ロナウドとのマッチアップでの失点以降リスクを恐れていたように見えた。ロナウドと同じポジション、ほぼ同じ位置、同じ角度からシュートを打って、片や当然のように決まって片や外れる。これがチーム力の差である。
・Mancini 4
ロナウドへの寄せの甘さ、ベンタンクールへの非常に軽量なアタックは言い訳できない。
・Smalling 5
高いクオリティを見せる時間は多かったけれど、ほころびも少なくなかった。疲れか?
・Kolarov 5.5
及第点。
・Diawara 6.5
チームで唯一ユーヴェに対峙するクオリティを保っていた。今日の怪我がひと月以上ならローマは終わってしまいます。
・Cristante 4
遅い判断、低いパス精度、マーク外し、申し訳ないが良いところを一ミリも見つけられなかった。
・Pellegrini 5
この展開で躍動するのは難しかった。
・Under 5.5
カットインからのウンデル砲で唯一の得点。ただ前提として、ユーヴェのまったく詰めないお情けディフェンスがあったことも添付しておきたい。周囲とのコンビネーションもいまいち息が合わなかった。ただハートは感じました。
・Kluivert 4.5
動きとポジショニングはかなり良いのに、最終判断が最悪というJKあるあるにより45分で交代。クライファートがいなくなった後半は見事にボールの流れが停滞したから、本当に判断力だけだと思うんだよなあ。
・Kalinic 4.5
押し込むだけのアレを外されるとキツい。理由はあれど、事実として半年0ゴールのFWで厳しい後半戦を戦い抜くのは客観的に非現実的だ。冬メルカートでの動きが再燃か?
・Santon (⇔Kluivert) 5.5
後半のローマは守備に危うさが消えたし、エリア内でのプレイやシュートもあったし、クオリティは低くなかったと思います。
・Veretout (⇔Florenzi)5.5
クリスタンテより機能していた。
・Bruno Peres (⇔Diawara) 5
フロレンツィに代わって左WGで出場。突然のポジションということを差し引いても、何者でもなかった。
・Fonseca 4
直近のユーヴェ戦の記憶がなくなってしまったんだろうか?目に見える対策はゼロで心から失望してしまった。
総評
北川アナの「フロレンツィー!決めろー!!!」があったから救われたようなものの(声出して笑ったから)、まあひどい試合ね。無気力試合するくらいなら普通に不戦敗でいいですよ、と思わざるを得ない試合でした。
現在のローマの立場ならば、無失点に抑えてPK戦での勝利を目指すことが、計算のできる数少ない突破口の一つだったと思います。そのためには絶対に失点は避けたかった。しかし前半早々に失点。そこから立て続けに前半だけで0-3になって、そして45分で試合は終わってしまった。なぜプロヴィンチャになりきれないんだろうか。相対的にはプロヴィンチャなのに。
まず失点を避けることが絶対使命でしたけど、ゲームだから当然失点から始まることもあるでしょう。むしろユーヴェ相手では失点スタートの可能性の方が高いわけで、その場合のプランBは当然用意するべきですね。しかし結局、ユーヴェから適度なハイプレスをかけられ、効果的でないポゼッションの時間が長くなり、全体のラインが上がったところを少ないパスでの速いカウンターをしかけられ続けたわけです。実際にはフォンセカ監督はいろいろな対策を練ったんでしょうが、表に現れたのは無策なチームそのものでした。その結果、先週のユーヴェ戦と同じく、シュート数、ポゼッション、パス成功率など、スタッツを見る限りはほぼ互角だけど、内容と結果は先週とまーーーったく同じ展開。萎えますね。本当に萎える。ねえ、あたしの睡眠時間を返してよ!
失点の形もいちいち気に食わないです。普段は固有名詞を出して批判するのはなるべく避けてるんですけども、今日は書かせてもらいますよ。イタリアで最も危険な男ことロナウドが、最も危険な時期に入っているのに、まったく寄せないマンチーニ。小2のサッカーかよと思わせるほどのワーワーディフェンスでベンタンクールをドフリーにしたクリスタンテと、体を投げ出さず軽く足を出しただけのマンチーニ。前半ロスタイムにボールウォッチャーになったそこら辺にいた全員。君らはあれか?そんなにじっと見つめるほど、あの丸くて黄色い物体が珍しいんか?石器時代から来たんか?と思わざるを得なかった。
前回のジェノア戦のパジェッレにてフォンセカ監督を手放しで褒めたばかりなんですが、ちょっと評価は保留となりますね。なぜなら、格下相手から勝ち点を拾えるようにはなってきているけれど、ビッグクラブ、もしくは自分と同等以上のチームに勝てないストレスが結構溜まってきているから。これはEDF期にもあった現象です。
ちょっと次のローマダービーで結果を残してくれないと、勝ち点的にもチーム運営的にも黄色信号が点きかねない気がしますよ。
文、構成●text by mosh
コメント
「フロレンツィ!決めろ!!!」
最初は面白くて笑ってしまいましたが、この言葉を反芻しているうちに少し切ない気持ちになりました。お前は真のカピターノになるんだろ!という隠れた叫びを、勝手に感じずにはいられなかったんです。
僕は、北川さんはローマが逆転できることはないからせめてこのゴールが決まっても角が立つことはないだろう、ととっさに判断したのだと思いました。
なるほど、おっしゃる通りかもしれませんし、急に寂しくなってきました、、、
今となっては、ユヴェントスには最初から気持ち負けしてますね。フロレンツィのプレーが象徴してると思います。ストロートマンやナインゴランの魂あふれるプレーを何度も見せたらどうなんですかね。。上手い下手はどうでも良い。
いまのローマでそれに当たる選手って誰になるんでしょうね。
僕はインテルに頭を下げてでもナインゴランを戻す必要があると思い始めました。
「君らはあれか?~石器時代からきたんか?」に大笑いしてしまいました。moshさんの表現力に感服です。
なんでなんですかね、あの時が止まったかのようにボールウォッチャーになる瞬間。全員の守備の連係が悪い意味でシンクロする瞬間ですよね。
これからも楽しみにパジェッレ読ませていただきます
笑っていただけたなら光栄ですw
通常の状態ならさすがに起こりえないことなので、そもそものメンタルコンディションが良くないか、勝利への渇望がなくて集中が切れていたかのどちらかだと思うんですが、いまのローマだと両方かもしれないですね。
楽しみにしていただけるという声は本当に励みになります。ありがとうございます!
オーナー代わって何か変化が起こるのか?否か。格上にファイトできないチームに淋しさを覚えた。しかも2試合連発。どこへ向かうのか。とは言えForzaRoma!
siwaoさん
デルビーでは順位を超えたファイトをして欲しいですね。これは悪い意味ではないですが、チームの限界が見えているので、やるべきことは全てやって欲しいと思っています。